バーニーズマウンテンドッグの性格や特徴は?初心者に向けた飼い方も
バーニーズマウンテンドッグの性格
バーニーズマウンテンドッグは、『気はやさしくて力持ち』と評される犬種。温和な性格の超大型犬で、甘えん坊で人懐っこく、家族へ愛情深く従順なワンちゃんです。
また指示がなくても自分の判断で行動できる賢さを持っており、優れた観察力を活かして、飼い主の気持ちを察して動くことも。これは飼い主に依存しない独立心の強さやマイペースさにつながっていますが、自分勝手と受け取られることもあります。
バーニーズマウンテンドッグの大きさや体重
バーニーズマウンテンドッグは、大きな体を豊かな被毛に包み、頑丈な足と長くフサフサとしたしっぽ、やさしい印象を与える黒く垂れ下がった耳を持つ犬種です。全体的に骨太で頑健、マズルはガッシリと太く、中には山岳大型犬の特徴である狼爪を後ろ足に持つ個体も存在します。
体高 オス:64~70cm(理想サイズ66~68cm) メス:58~66cm(理想サイズ60~63cm)
体重 36~45kg
バーニーズマウンテンドッグの歴史と原産国
バーニーズマウンテンドッグの歴史は大変古く、およそ2000年前にマスティフ系の犬とスイス山岳部の土着犬の交雑により生まれた犬が祖先といわれています。荷物を引いたり牛や羊を追ったり、そのほかにもさまざまな仕事をこなす使役犬として、特に現在のスイス・ベルン州にあたる地域で重宝されました。この地域の名前から、当時デュールベッヘラーと呼ばれていました。
そして山の農家から街へと活躍の場を広げ、自動車の普及によりその役割から追われたバーニーズは第一次世界大戦の頃に絶滅寸前まで数を減らします。 しかし、スイスの山岳地帯でわずかに残っていた純血種を探し出した愛好家らの尽力により、1892年には保存のため改めて繁殖されることになったのです。
1902年頃にはその姿がドッグショーで見られるようになり1907年頃【スイス・デュールバッハ・クラブ】を設立し、本格的な繁殖と保存活動が始まりました。
1910年のショーでは100頭を越える個体が出陳され、スイスの山の犬という意味の【ベルナーゼネンフント】と紹介されましたが、これを英語読みした名前が現在の【バーニーズマウンテンドッグ】なのです。
バーニーズマウンテンドッグの毛色の種類
バーニーズマウンテンドッグは、ジェットブラック(漆黒)をベースにタンとホワイトのマーキングが入った毛色の犬種です。頬や目の上、4本の足全てと胸にリッチタンマーキングがあり、喉や胸には幅広く途切れないホワイトのマーキングが入っています。
食事量や回数
フードの基本的な量は、パッケージに記載された目安量やカロリー表示を参考に、1日に必要な量を与えれば問題ありません。ライフステージによってフードを切り替える必要があるので、その都度量を確認するようにしましょう。食事量の目安として成犬のバーニーズマウンテンドッグ、体重40kgの個体の例をあげておきます。 1日に必要なカロリーは約1800kcal程度。フードの量は商品によって違いますが、平均すると約440グラム程となり、1ヶ月に必要なフード量は13kgくらいになります。
まだ内臓ができあがっていない幼い頃は、消化器系に負担をかけないよう1日4回以上に細かく分けて与えてください。
成犬になってからは、朝晩2回にわけて与えるようにすると良いでしょう。
老犬になると内臓の機能や筋力が落ちて、それまでのように食事をすることが難しくなるので、加齢に伴い1回に与える量を少しずつ減らしていくようにしてください。
そのうえで、愛犬の体調や食欲に合わせて調整することをおすすめします。
散歩時間や運動量
大型犬であるバーニーズマウンテンドッグは、体の大きさに比例して必要な運動量も多いです。それに応じて1日に必要な散歩時間も長くなり、毎日1~2時間以上のお散歩が必要となります。 この時間を1日2回朝夕に分けて、1回30~60分のお散歩に連れて行ってあげましょう。もとが使役犬ということもあり運動欲も旺盛なので、平坦な道をただ歩くよりも起伏がある道を選んだり駆け足を交えたりと、散歩のルートや方法にもひと工夫加えてみることをおすすめします。
◆夏場の散歩には注意!
バーニーズマウンテンドッグはもともと寒い地域の犬種なので、寒さに強い反面暑さには弱く、高温多湿な日本の夏は気を付けないと熱中症になってしまう恐れがあります。 そのため、夏の散歩はできるだけ涼しい時間――日が昇っていない早朝か、日が落ちた夜間に出かけると良いでしょう。お手入れについて
バーニーズマウンテンドッグは、被毛のケアの他に、耳や口周りなどを気にしてあげる必要があります。 小型・中型犬と比べ、お手入れに時間がかかることは間違いありません。以下で紹介するのはケアの一例です。ブラッシングで抜け毛ケア
バーニーズマウンテンドッグは体が大きいので、ブラッシング1つとっても大きな手間がかかります。寒い地域原産の犬種でダブルコートの被毛を持っているので、抜け毛がとても多く、毎日のブラッシングは欠かせません。特に年2回、春と秋に訪れる換毛期には大量の毛が抜け落ちるのでブラッシングの回数を増やし、加えて室内の掃除なども普段以上にこまめに行う必要が出てきます。
定期的なシャンプーも忘れずに
また普段のお手入れもブラッシングだけでなく、皮膚や被毛の汚れを落とすために月に1~2回程のシャンプーも定期的に行いましょう。とはいえ大型犬のシャンプーは1人でやるにはかなりの重労働。しかもシャンプーを苦手とする子も多いので、どうしても難しいようなら、プロにお願いするのも良いでしょう。蒸れやすい垂れ耳は耳掃除も必要
バーニーズマウンテンドッグの特徴の1つである耳の掃除も大切です。バーニーズの耳はたれ耳なので蒸れやすく、放っておくと細菌やカビが繁殖し外耳炎になりやすくなるので、週1回くらいの頻度で掃除をしてあげてください。よだれが多いので口周りケアも!
よだれが多い犬種でもあるので、臭いや炎症予防のためにも口回りをこまめに吹いてあげましょう。しつけについて
成犬になったバーニーズマウンテンドッグは体が大きく力が強いため、まだ制御しやすい子犬のうちからいろいろな刺激に慣らし、しっかりとしつけていきましょう。例えば子犬であればかわいいだけですむ甘噛みも、成犬になり噛む力が強くなると大きな事故に発展しかねません。 愛犬の思わぬ行動で大きなトラブルを起こさないように、しっかりとしたしつけが必要になるのです。
バーニーズマウンテンドッグは、甘えん坊で寂しがり屋なところがあるので、ひとりにさせる時間が長くなると無駄吠えをしたり部屋を荒すようになってしまう恐れがあります。 こうした問題行動を起こさせないために、可能な限り一緒にいる時間を作りコミュニケーションやスキンシップをとるようにしましょう。
おさえておきたいしつけ
・オスワリ・フセなどコントロールできるしつけ ・留守番トレーニング ・噛み癖防止トレーニングまとめ
バーニーズマウンテンドッグは大型犬ということもあり、日本では飼育の条件をクリアするのが難しい犬種といえるでしょう。 お手入れやしつけの面でもある程度手間がかかることもあり、飼育には気を使わなければならない点も少なくありません。それでもそうした苦労を補って余りある魅力にあふれた犬種でもあるので、もしバーニーズを飼うことに興味を持たれたら、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。
遠路はるばるお越し頂きまして、大変感謝しております。
暫くは色々と大変かと思いますが、どうぞ宜しくお願い致します。
我が家では、販売してからがお客様とのお付き合いのスタートだと考えておりますので、どうぞお気軽にご連絡頂けたらと思います。
末永く、宜しくお願い致します。
この度は本当にありがとうございました。