ウエストハイランドホワイトテリア(ウエスティ)の性格や特徴は?初心者に向けた飼い方も
ウエストハイランドホワイトテリア(ウエスティ)の性格
ウエスティの性格は陽気で社交的な甘えん坊です。その一方、独立心が強くマイペースで、周りに媚びない頑固な一面があり、自分の意志を曲げないこともしばしば。
また警戒心が強いので、散歩中に初対面の人やワンちゃんに遭遇すると威嚇することもあるかもしれません。
ウエストハイランドホワイトテリア(ウエスティ)の大きさや体重
平均体高 | 約28cm |
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平均体重 | 5~8kg |
真っ白なふわふわな被毛を持ち、窪んだアーモンド形の目と小さな尖った立ち耳、ニンジンのように先細りでまっすぐなしっぽが特徴の、まるでぬいぐるみのような可愛らしい犬種です。
そんな愛らしい見た目とは裏腹に、元猟犬らしく小さいながらも筋肉質で力強く、スタミナが豊富で運動能力にも優れています。
ウエストハイランドホワイトテリア(ウエスティ)の歴史と原産国
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア(ウエスティ)は、スコットランドのポルタッチ原産のテリア種です。
犬種として登録されたのは20世紀になってからと比較的新しく、スコティッシュテリアやケアーンテリアの白色の個体を選別し、固定したものが起源と考えられています。
最初は【ポルタロッチテリア】と呼ばれていましたが、その後アメリカに渡り1908年に【ローズニーズテリア】という名前で『AKC(アメリカンケネルクラブ)』に登録。その翌年、1909年に現在の【ウエストハイランドホワイトテリア】の名前に改名されました。
1917年までケアーンテリアとの交雑が認められていましたが、AKCが禁止したことで、現在は別々の犬種として扱われています。
ウエストハイランドホワイトテリア(ウエスティ)の毛色の種類
『ホワイトテリア』という名前の通り、毛色は頭の天辺からしっぽの先まで白一色で、それ以外の毛色はありません。
食事量や回数
- 1日に必要なカロリー数
374~533kcal - 1日に必要なフード量
98~140g - 1ヵ月に必要なフード量(1日のフード量×30)
2,940~4,200g
上記が、ウエスティの食事量・回数になります。
ただしこの数値はあくまでも目安であり、すべてのウエスティにかならずしも当てはまるとは限りません。同じ犬種でも個体差があるため、あくまでも参考と考えましょう。
また、ドッグフードは種類によって適切な量が異なるため、愛犬にフードを与える前に必ずパッケージに記載された内容をご確認ください。
散歩時間や運動量
ウエスティは体力がある犬種なので、多少長めの距離を歩いても疲れる心配はいりませんが、そこまで長い散歩が必要ではありません。歩くペースはゆっくりでも問題なく、1日1時間を目安に1回30分程度の散歩を朝夕2回連れて行ってあげましょう。
また、甘えん坊な性格なので外で一緒に遊んであげる時間を作ってあげると喜んでくれます。
お手入れについて
ウエスティはダブルコートの被毛を持つ犬種なので、通常時でも抜け毛が多く、換毛期になると大量の毛が抜け落ちます。抜け毛を放置すると見た目が悪くなるだけでなく、毛玉ができることで蒸れて皮膚病を患ってしまうでしょう。
そのため、ブラッシングの重要度は高く、マッサージも兼ねて2日に1度はブラッシングしてあげてください。特に換毛期は1日に数回ブラッシングをする必要があるでしょう。
また、ウエスティは皮脂が多いため、月に2回ほどのシャンプーも必要です。
そのほか、ウエスティの白い毛は涙焼けができやすいので、こまめなお手入れをしてあげてください。
しつけについて
ウエスティは警戒心が強いため、吠え癖がつきやすい犬種といえるでしょう。また、好奇心が強いのでいたずらをすることが多いかもしれません。
こうした問題行動をさせないようにするためにも、子犬の頃からしつけることは重要です。
生後3ヶ月頃までのいわゆる社会化期に、外の世界や家族以外に慣れさせるようにしましょう。
また、頑固な面があるウエスティをしつける際は感情的に叱ると反発することがあるので、冷静に対処するようにしましょう。
まとめ
ウエストハイランドホワイトテリアは頑固なところがあるので、しつけが難しく初心者が飼うには難しい犬種とえるかもしれません。
しかし陽気で甘えん坊なので、「愛犬と一緒にいたい」と考えている方にとっては良いパートナーとなるでしょう。
また、お手入れやしつけも決して楽とはいえないので、一緒に住むためにはどんなことが必要か、迎える前にしっかり調べておくことをおすすめします。
ありがとうございます