ブリーダーインタビュー
川原祥孝ブリーダー(千葉県)
子犬の見分け方(健康な子犬の選び方)
Q.ミニチュアダックスフンドの子犬を選ぶとき、どんなところをチェックすると健康な子犬が選べるでしょうか
ダックスの子犬を選ぶ上でまず抑えて欲しいのが『歩き方』ですね。
関節のよし悪しは成長してからでないと分かりづらいのですが、子犬の頃からぎこちない歩き方をしていたら、股関節系の病気を患っている可能性があります。
まずは歩かせてみて、しっかり歩けるかどうかチェックしておくとよいですよ。
Q.他にも健康な子犬を見分けるチェックポイントはありますか
大泉門(だいせんもん)が極端に開いていないか撫でて確認してみて欲しいですかね。
頭頂部あたりを触って見たとき、小さな穴であれば健康上問題ないのですが、極端に開いていると先天性の疾患を患っている場合があるので注意が必要です。
あとは歯の嚙み合わせも見るとよいですよ。
成長するにつれて変わることもあるのですが、上の歯が下の歯より若干かぶさっているかどうか状態を確認することも大切です。
子犬の見分け方(自分に合った子犬の選び方)
Q.ミニチュアダックスフンドの子犬を選ぶとき、自分に合った子犬を見極めるにはどうしたら良いでしょうか
犬の場合、環境の変化で性格が変わることもあるので、正直答えづらいところではあるのですが、兄弟たちがいる中であまり動かない子は大人しいことが多いですよ。
また兄弟がいて色んな子にちょっかい出している子は、意外と寂しがり屋だったりします(笑)
なので大勢のワンちゃんたちがいる中で、どういった動きをしているか見てもらうと自分と合う子が見つかりやすいかと思います。
見学にかかる時間について
Q.犬舎見学は大体みなさん、どのくらいの時間かけられていますか。具体的にどんなことに何分ぐらい使うものなのでしょうか
早い方だと20分くらいですね。
そういった方は「お迎えする子は、100%この子!」と決めている方が多いです。
初めてワンちゃんをお迎えされる方の場合だと、1時間半くらいでしょうか。
皆さん聞きたいことが山のようにあるので、それを一つひとつ伺って答えていくと、大体1時間半くらいになりますね。
ブリーダーさんに聞く!1問1答
- 犬舎見学で絶対してほしくないNG行為は?
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他の動物をずっと見ていらっしゃって見学にならない方。
当犬舎はブリーディング以外にも事業を行っていて、その中で動物の飼育員を育てる学校を運営しています。
そのため常に動物が200種類以上いることから、どうしてもお客さまの中には物珍しくて他の動物を見学されてしまうんですね。
そうすると時間がどんどん過ぎてしまいますし、次の見学希望者の方がいらしてしまいますので、ワンちゃんを見に来たのであれば、受付まで真っ直ぐ来ていただきたいですね。
- それ以外に止めて欲しいNG行為は?
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先住犬を必要以上に子犬に近づけないで欲しい。
時々先住犬を連れて見学にいらっしゃる方がいるのですが、できれば必要以上に近づけないでいただきたいです。
もちろん相性もあるので、先住犬と対面させたい気持ちも分かります。
ただ子犬はまだまだ体が未熟ですし、すぐに体調不良になってしまうこともあるため、できればご遠慮いただきたいです。
- どんな人に犬舎見学に来て欲しい?
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犬舎見学時にスタッフの指示に従ってくれる人。
ワンちゃんが大好きで、生涯家族として迎えてくれる人はもちろんですが、犬舎見学時にスタッフの指示に従ってくれる人ですかね。
当犬舎には200種類以上の動物がいます。勝手な行動をされて、お客さまや動物たちがケガをしたり病気になったりしたら大変です。
お互いが気持ちよくやり取りをするためにも、まずは「郷に入れば郷に従え」ということわざがあるように、当犬舎のルールに従って行動をしていただけるとありがたいですね。