ブリーダーインタビュー
川原祥孝ブリーダー(千葉県)
トイプードルの魅力は?
Q.トイプードルの魅力について教えてください
トイプードルの魅力は『カットの種類が多彩なところ』です。
個体差はありますが、1頭のトイプードルがまるで数十種類の犬のように変身する姿はとてもきれいだと思います。
またトイプードルは頭がよく、多様な技を覚えることができるのも魅力の1つですね。
トイプードルを飼う際のコツや気を付けることは?
Q.初めてトイプードルを飼う人が知っておくべき、飼い方のコツを教えてください
定期的にブラッシングなどをして毛玉にならないようにすることです。
よくトイプードルは「毛が抜けない犬種」として紹介されますが、決して抜け毛がないわけではないんです。あくまでも抜けにくいだけなので、お手入れを疎かにしてはいけません。
また関節や皮膚に異常がないかも、定期的なグルーミングを通してチェックすることが大切です。
Q.トイプードルを飼う上で気を付けるべき点は?
気を付けるポイントとしては「甘やかし注意」です。
過度に甘やかして育ててしまい、吠え癖・噛み癖のついてしまった子をよく見かけます。嫌な時に噛みつく子にならないよう、必要以上の甘やかしには注意してくださいね。
トイプードルの遺伝性疾患や、かかりやすい病気と対策
Q.トイプードルがかかりやすいといわれている病気や、遺伝子疾患などはありますか
当犬舎では、遺伝性疾患を抱えている子は繁殖を行っていませんが、一般的にトイプードルに発症しやすい病気には下記のようなものがあります。
外耳炎、緑内障、白内障、膝蓋骨脱臼(パテラ)、水頭症、免疫介在性多発性関節炎(関節リウマチ)、気管虚脱、停留精巣(陰睾)、てんかん、副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
Q.川原ブリーダーの犬舎で日頃から気を付けているトイプードルの病気や対策は?
トイプードルは皮膚トラブルを患いやすい傾向にあるのと、耳内に毛が生えているので、定期的な毛のケアと耳掃除が欠かせません。
日頃から当犬舎のスタッフが一頭一頭丁寧にブラッシングを行い、毎日のふれあいの中で皮膚の状態をチェックしています。
Q.トイプードルをお迎えした飼い主さんができる、病気への予防対策があれば教えてください
ワンちゃんをお譲りした後は、お客さまご自身によるワンちゃんのメンテナンスが大事になってきます。
日頃から病気やケガを予防するためにも、小まめなお手入れはもちろんのこと、定期的に動物病院で健康診断を受けていただくことをおすすめします。
見学から引渡しまで
Q.見学から引渡しまでの平均的な日数はどれくらいですか?
当犬舎では、子犬が目を開き始めた生後2~3週間頃、サイト上に写真をアップします。
そこからお問い合わせがあり、見学からお迎えまでだと約1ヶ月くらいですね。
Q.過去の引き渡しの最短日数は?
最短記録は、引渡し可能日齢を過ぎてすぐですね。
サイトのお写真を見て「この子をお迎えしたい!」と即決されて、法律で定められている生後56日を待ってお迎えに来られました。
Q.逆にお迎えを決めてから引渡しまでの最長記録は?
2~3ヶ月お待ちしたことがありました。ご家庭の事情で「予定していた時期にお迎えができない」とご相談されたためです。
遅れても100%お迎えするとのことでしたので、別途2回目のワクチン代と引き渡しまでにかかる食事代をお支払いしていただくことをご了承いただいた上でお預かりしました。
もしもご家庭の事情で「この日は難しい」などありましたら、気兼ねなくご相談いただければと思います。
ブリーダーさんに聞く!1問1答
- トイプードルを飼うのに向いている人は?
-
ペットにお金をかけられる人。
トイプードルの被毛はカットしないと伸び続けてしまうので、毎月のお手入れが欠かせません。カットのバリエーションが楽しめるのがトイプードルの魅力でもあるので、トリミングを楽しんでいただきたいですね。
- トイプードルを飼うのに向いていない人は?
-
『抜け毛が少ないから』という理由だけでトイプードルを飼おうと考える人。
抜け毛が少なくてもお手入れをしなくていいわけではありません。定期的なカットと毎日のブラッシングをしないと毛玉だらけになってしまうことも。
- トイプードルを飼うのに向いている環境は?
-
定期的にトリミングに連れていける地域であること。
トイプードルを飼いたいなと思ったら、まずは自宅近辺にトリミングサロンはあるのか、または通える範囲内にあるのか確認してみることをおすすめします。
- トイプードルを飼うのに向いていない環境は?
-
騒音に厳しい集合住宅。
トイプードルは構ってほしくて吠えたり、物音に過剰に反応することがあります。集合住宅などではご近所迷惑になってしまうことも。