アメリカンブリーの性格や特徴は?初心者に向けた飼い方も
アメリカンブリーの性格
アメリカンブリーは、闘犬のピットブルを改良した家庭犬として作出されました。
基本はピットブルですが、そこから闘犬としての獰猛な性質を抑えていき、少しずつ家庭犬らしく穏やかな性格へと変えていき、現在の性格になったのです。
具体的には、アメリカンブリーは総じて愛情深く優しい、陽気で明るい性格です。
外見はピットブルそのものなので闘犬の厳つさは残るものの、性格とのギャップが1つの魅力といえるでしょう。
アメリカンブリーの大きさや体重
平均体高 | 33~51㎝ |
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平均体重 | 31~54㎏ |
アメリカンブリーは、闘犬であるアメリカンピットブルテリアを家庭犬として改良した犬種なので外見はアメリカンピットブルテリアとほぼ同じです。
現在、JKCやAKCでは認められてない犬種で、唯一英国UKCでのみ認められています。そのUKCの基準では、体高40~51cmと定められており、体重については規定がありません。
アメリカンブリーを扱う団体の元祖である【アメリカンブリーケネルクラブ】では、サイズごとに『ポケット、クラシック、スタンダード、エクストララージ』の4つに分けられています。
アメリカンブリーの歴史と原産国
アメリカンブリーという品種は、闘犬だったアメリカンピットブルテリアを家犬とするために改良された犬種です。
その名の通り原産国はアメリカですが歴史はまだまだ浅く、作出されたのは1980年代後半。その背景には、元となったピットブルの犯罪への利用がありました。
ピットブルの悪用を憂いた愛好家たちによって、アメリカンピットブルテリアの攻撃性を低くした家庭犬として改良され、そうして生まれたのがアメリカンブリーです。
アメリカンブリーは歴史が浅いこともあるため、2013年7月15日に【UKC(ユナイテッドケンネルクラブ)】に登録されてはいるものの、2022年3月現在、JKCやAKCには正式に認定されていません。
このように、国によってはアメリカンピットブルテリアの一種として扱う畜犬団体があることを理解する必要があるでしょう。
アメリカンブリーの毛色の種類
アメリカンブリーの毛色は、マールを除いた任意の色、色のパターン、色の組み合わせすべてが許容されています。
食事量や回数
- 1日に必要なカロリー数
1,472~2,230kcal - 1日に必要なフード量
387~587g - 1ヵ月に必要なフード量(1日のフード量×30)
11,610~17,610g
アメリカンブリ―の体重である31~54㎏の給与量の目安となります。
ただし、適正なフードの量は商品によって異なるため、この数値はあくまでも参考にして、与える前に必ずパッケージの記載内容をご確認ください。
また、食事の回数はライフステージごとに調整が必要です。
内臓が出来上がっていない子犬と消化器系が衰えた高齢犬は、1日3~4回に分けて与えるのが一般的です。対して、成犬は1日2~3回に分けて食べさせるようにしましょう。
散歩時間や運動量
上述したように、アメリカンブリ―はアメリカンピットブルテリアと身体的には同じ犬種です。そのため、必要な散歩時間や運動量は同程度となります。
散歩は朝夕2回、30分~1時間を目安に行いましょう。
運動不足になるとストレスを溜め込んでしまうので、可能であれば毎日散歩に連れて行ってあげてください。
また、闘犬にルーツを持つため、中型犬とはいえ力強いので、散歩のときは引っ張られないように注意する必要がありますね。
お手入れについて
短毛種なので普段の抜け毛は気になりませんが、それでもブラッシングで定期的なお手入れはしてあげましょう。頻度は1週間に1度くらいでよいでしょう。
散歩からの帰宅時に、足の汚れと一緒に濡れタオルで全身を拭いてあげることで、体に残った抜け毛を取り除けるので、手間もかからずおすすめです。
しつけについて
穏やかな性格ではあるものの、もととなったのが闘犬のアメリカンピットブルテリアなので、成犬になると成人男性でも力負けすることもあるほど強靭な犬種です。
そのため、まだ力が弱く制御ができる子犬のうちからしっかりしつけて、万が一の事態にならいようにしっかりしつけましょう。
まとめ
アメリカンブリーは、アメリカンピットブルテリアを家庭犬用に改良した犬種です。
アメリカンブリーは誕生から歴史が浅く、日本やアメリカではまだ独立した犬種として認められていませんが、見た目の厳つさと穏やかで優しい性格のギャップが魅力。一度家族として迎えると、そんなギャップにやられてファンになる方も多いようです。
これから認知度が上がり、JKCに公認されることもそう遠い未来ではないでしょう。
先住犬達とも、すぐに慣れてくれたようで安心しました
今後とも宜しくお願いします