【柴犬の飼い方】お迎え前に知っておきたい7つのポイント!飼い主に向いている人は?初心者でも飼える?
海外でも人気が高い、日本犬の代表ともいえる柴犬。ここでは、柴犬を飼いたいと考えている人からこれから迎える人、飼い始めたばかりの人と、それぞれの段階の人を対象に、お悩みや疑問にお答えします。
目次
柴犬はどんな性格?飼い主に向いてる人は?
日本人がイメージする「犬らしい犬」の代表ともいえる柴犬ですが、どんな性格でどんな人が飼い主に向いているのでしょうか?
いざ迎えてから「何か違う…」とならないためにも、事前にどんなワンちゃんなのか知っておきましょう。
柴犬はこんな性格
最古の日本犬といわれる柴犬は、見た目だけでなくその性格も、多くの方がイメージする日本犬そのもの。一言でいえば「誠実」な、飼い主に忠実で忠誠心が強く、賢く自立心溢れるワンちゃんです。
詳細については、下記ページで詳しく解説しています。
柴犬の性格や特徴は?飼いやすい犬種?
柴犬の飼い主に向いているのはどんな人?
①リーダーシップを発揮できる人
柴犬の飼い主に向いているのは、明確なリーダーシップを発揮できる人です。
そのため柴犬を飼うのなら、ただ甘やかすのではなく、飼い主と飼い犬という上下関係をしっかり築いた上で、信頼される群のリーダーになるように努めましょう。
リーダーと認められれば、生来の忠誠心の高さから、忠実に言うことを聞くようになり、深い愛情を見せてくれるようになります。正常な関係性が築ければ、頭の良さを活かしてしつけや訓練を身に付けてくれるでしょう。
逆に、主従関係が構築できていないと、柴犬は自分がリーダーであると認識するようになり、飼い主の言うことを聞かなくなるので注意が必要です。
②柴犬の距離感を理解してあげられる人
柴犬は独立心が強い犬種なので、人から過剰に触られることを嫌がります。そのため、愛犬と常にベッタリ接していたいという人には不向きの犬種といえるかもしれません。
柴犬の飼い主になるのなら、独特な距離感を理解して、触れ合う時間はそこそこに、飼い主は飼い主、ワンちゃんはワンちゃんと、独立して行動するといいでしょう。
③しっかり運動させてあげられる人
元は猟犬として活躍していたこともあり、柴犬は1日に必要とする運動量が多い犬種です。そのため、毎日の散歩は欠かせません。
散歩の距離や時間が少ないと、ストレスを溜めやすくなったり肥満の原因になるので、健康を維持するためにも、柴犬が満足できるよう散歩の時間を確保するようにしてください。
個体差はあるものの、毎日朝夕30分ずつ。1日1時間程度の散歩時間を確保できるといいでしょう。
柴犬の毛色や大きさ、寿命について
柴犬を飼ってみようと思ったら、今の姿だけで判断するのではなく、将来の姿もイメージしてから飼うかどうか決めましょう。子犬の頃は小さいので、知らずに迎えたら「こんなに大きくなるの?」と驚くかもしれません。
柴犬の毛色は全部で何色?
「JKC(ジャパンケネルクラブ)」では、柴犬の毛色を下記の5種類と定めています。
- 赤
- 黒褐色
- 胡麻
- 黒胡麻
- 赤胡麻
これらは全て「裏が白でなければならない」とされています。(あごやお腹、脚の内側が白)
この5種類の毛色の中で最も多いのが赤で、柴犬と聞いて多くの人がイメージする色が、この赤色の被毛でしょう。
JKCでは公認されていませんが、白色の柴犬もいます。白色は希少性が高く、柴犬全体のおよそ10%の確率で産まれるといわれています。成長するに従い、薄い茶色や赤色の毛が耳の周辺やしっぽの付近など、体の一部に生えてくることもあります。
小型の柴犬「豆柴」
豆柴は、柴犬の中でも特に小さい個体を、現代の住宅事情や室内犬としての需要に応じて改良繁殖した犬種です。
ただし、日本国内の多くの団体では、独立した犬種とは認められておらず、豆柴はあくまでも小さな柴犬という扱い。つまり、犬種として豆柴は登録することができない場合がほとんどなのです。
唯一、日本社会福祉愛犬協会(KCJ)という団体は、豆柴を独立した犬種として認めており、豆柴として認められれば血統書を発行してもらうことができます。
成犬になったらどのくらいの大きさ?
ワンちゃんを迎えるに当たり、知っておきたい情報の1つに、「どれだけ大きくなるのか」があるでしょう。
成犬にまで成長した柴犬の平均的な大きさは、オスとメスで異なっており、それぞれ以下のようになっています。
・体高
オス:39.5cm
メス:36.5cm
・体重
オス:9~11kg
メス:7~9kg
柴犬は、小型犬としては重い部類に入るものの、中型犬としては比較的軽く、小型犬と中型犬の丁度中間くらいの大きさといえるでしょう。
柴犬の寿命は?
柴犬の寿命は12~15歳くらいと言われており、あらゆる犬種の中でも長寿の部類に入ります。
事実、ギネスに認定されている長寿犬は柴犬のミックス犬で、26歳8ヶ月まで生きたというから驚きです。しかも、ただ長生きというだけでなく、亡くなる直前まで食事も散歩も自力でできていたそうです。
柴犬の寿命に関して詳しくは、下記ページで紹介しています。興味がある方はぜひご覧ください。
柴犬を飼うための初期費用と年間費用はどのくらい?
柴犬を迎える際、どうしても無視できないのがワンちゃんの価格です。
柴犬の一般的な価格相場を知っているという人はほとんどいないでしょう。だからこそ、販売価格は気になりますよね。「高すぎたら手が出ないけど、逆に安いのは何か問題があるかもしれない…」と、価格設定の理由が分からないと、決めるのに躊躇してしまうかもしれません。
初期費用と年間費用
ワンちゃんを飼う上で、費用面に不安を抱えている人は少なくありません。だからこそ、「ワンちゃんを飼う上でどれくらいの出費が必要か」知っておく必要があります。
下記に、柴犬を迎えるために必要な「初期費用」と、迎えてから飼育に必要な「飼育費用」をまとめました。
・初期費用
グッズ代:3万~4万円
健康診断:1万〜2万円
ワクチン代:1年目は2~3回の接種が必要となり、約1万〜1万5000円
狂犬病予防注射:約3,500円
避妊去勢手術:1万〜3万円
登録料:約3,000円
初期費用の合計金額:約6万6,500~11万1,500円
・飼育費用/年間
フード:約5万4,000円
おやつ:約1万8,000円
光熱費:約+6万円
ペットシーツ:6,000~3万円
タオル:1,000~3,000円
服:1,000~2,000円
飼育費用/年間の合計金額:約14万~16万7,000円
柴犬をお迎えする上で発生する初期費用や年間費用などは下記のページで詳しく解説しています。
柴犬を飼うなら室内?屋外?一人暮らしでも飼える?
その昔、日本では家の敷地内に犬小屋を設置して、その中でワンちゃんを飼うのが当たり前でした。しかし近年は、室内で飼うことが一般化しています。
柴犬に限らず、ワンちゃんは室内で飼育するのがベターです。家族の一員として、みんなが一緒にいる空間で飼ってあげるようにしましょう。
一人暮らしでもOK?マンションなど集合住宅で飼うのは?
柴犬は、独立心が強い反面、寂しがりやな面もある犬種です。
「マンションだから」「一人暮らしだから」柴犬の飼い主には向いていないということはありません。
留守番をさせている間も、ストレスを感じさせないような環境を整えてあげることができれば、マンションでも一人暮らしでも、問題なく柴犬を飼うことはできるでしょう。
留守番させたあとは、たくさん散歩に連れて行ってあげるなど、できるだけ柴犬の要求に応えてあげてください。詳しくは、下記ページに掲載している記事をご覧ください。
番犬として柴犬を飼いたい!外で飼う際の注意点は?
屋外でワンちゃんを飼う人の多くが、愛犬に「番犬」としての役割を期待していることでしょう。
柴犬は警戒心が強い犬種なので、もしも見知らぬ人が敷地内に入ってきたら、吠えて知らせてくれます。そのため、屋外で飼った場合、番犬として期待できる犬種といえます。
どうしても屋外でワンちゃんを飼わなければいけないという場合、いくつか注意しなければなりません。
ワンちゃんの安全の確保と通行人への配慮や、トイレスペースも決めておく必要があります。
気候や天候への対策も欠かせません。犬小屋を用意して、ワンちゃん用の暖房やクーラーを設置するといいでしょう。台風などの悪天候で外に出しておくと危険な場合は、家の中に避難させることも考慮してください。
下記のページでは「柴犬の外飼い」について詳しく解説しています。
柴犬を飼うための事前準備
柴犬を家族に迎えることになったら、お家に住まわせる準備が必要です。家の外で飼うにしても、ただリードでつなげておけばOKとはいきません。人間と同様に、寝る場所もトイレも必要です。
では、どのような準備をしておけばいいのでしょうか。
準備しておくべきグッズ
柴犬を迎えることになったら、まずは以下のアイテムを事前に用意しておきましょう。
- ケージやキャリー
- 食器類・フード
- トイレトレー・シート
- ベッド
- おやつやおもちゃ
ブラシなどお手入れ関係のグッズやお散歩時のグッズは、後々必要になったタイミングで揃えても問題ありません。
特に、柴犬の場合気を付けたいのは、シャンプーやブラシなど、被毛と皮膚に関わるお手入れグッズです。
柴犬は抜け毛が多く、比較的皮膚が弱い犬種なので、この点は良く選んで買い揃えることをおすすめします。
寝床(ベッド)は必要?
1日の多くの時間を睡眠に充てるワンちゃんにとって、寝床の問題は人間以上に重要といえるでしょう。
室内で飼う場合、ケージやクレートを用意して、愛犬だけのプライベートスペースを用意してあげましょう。その中に犬用ベッドも設置してください。自分だけの空間と認識させることで、落ち着いて快適な睡眠を取れるようになります。
屋外で飼う場合も同様に、犬小屋やサークルを用意することで空間を仕切り、スペースを作ってあげてください。
寝床を作る場合、室内屋外関わらずトイレとは距離を離した場所に設置することがポイントです。
一緒に暮らし始めたら行いたい柴犬のしつけ
柴犬を迎え、新しい家族と新しい生活がスタートしたら、それで大丈夫とはなりません。
迎えた後のしつけが、その後10年以上続く愛犬との生活に大きな影響を与えます。
どんなしつけをすればいい?
<噛み癖のしつけ>
柴犬の問題行動の中でも、早急に対応が必要なものの1つが「噛み癖」です。
一般的な愛玩犬と違い基本的に自然繁殖により続いてきた種なので、祖先である狼の攻撃性を色濃く残しています。そのため、しつけができていないと、その攻撃性が噛み癖として表に出てしまうかもしれません。
<興奮させないしつけ>
柴犬は、防衛本能から慣れない刺激には過剰に反応してしまい、それが異常な興奮を引き起こす場合もあります。一度興奮しだすと、飼い主の指示が届かないどころか、ワンちゃん自身も抑えることができなくな場合があるので注意が必要です。
引き金となるのは、主に不慣れな強い刺激です。こうした状態にさせないためには、子犬の頃から様々な刺激に慣らしておくといいでしょう。
<穴掘りのしつけ>
最近でこそワンちゃんの室内飼いは当たり前になりましたが、一昔前は外で飼うのが一般的でした。その頃の名残もあり、柴犬は本能的に穴を掘ろうとします。土の地面であれば多少は問題ありませんが、家の中となるとそうはいきません。
穴掘りはワンちゃんにとって自然な行動なので、ただ禁止するのではなく、掘ってもいい場所を与えてあげることが最善でしょう。
<無駄吠えのしつけ>
ワンちゃんが吠えるのは、人間にとって声を発するのと同じことです。つまり、吠えることを完全に禁止するのは、「一言も喋るな」という意味になります。それでなくても、犬は頻繁に吠える動物です。しつけることで、吠えるワンちゃんをある程度コントロールできるようにするといいでしょう。
柴犬のしつけについては下記のページで詳しく解説しています。
トイレのしつけはいつから?
数あるワンちゃんのしつけの中でも、トイレのしつけは基本中の基本といわれており、家に迎えてまず覚えさせなければならないしつけの1つです。トイレは食事と同様、毎日欠かさず行う必要があるので、人間社会で暮らす以上避けては通れません。
一度癖になったら後々矯正するのは難しいので、最初からしっかりとしつけるようにしましょう。
トレイのしつけに関する詳しい解説は、下記ページで解説しているので、トイレトレーニングを始める前に一度ご覧ください。
食事・散歩・お手入れについて
ワンちゃんと健やかに暮らせるよう、生活環境の管理など飼い主としてやらなければならいことは沢山あります。
毎日の食事、理想の体重は?
ワンちゃんに与える食事は、量が多すぎても少なすぎてもよくありません。少なすぎては必要な栄養を十分摂取することができず、多すぎると肥満の原因になってしまいます。
そこで多くの飼い主が疑問として上げるのが、適切な食事量です。与えても大丈夫な食事量の1つの目安として、月齢ごとの平均体重があります。下記体重程度であれば、適切な量の食事を与えているといえるでしょう。
では、成長期における柴犬の平均体重の変化を、月齢ごとに見ていきましょう。
柴犬の月齢 | 体重の推移 |
---|---|
3ヶ月 | 2.4kg |
4ヶ月 | 3.5kg |
5ヶ月 | 4.5kg |
6ヶ月 | 5.4kg |
7ヶ月 | 5.5kg |
8ヶ月 | 5.9kg |
9ヶ月 | 6.2kg |
10ヶ月 | 6.8kg |
11ヶ月 | 7.3kg |
12ヶ月 | 7.6kg |
成長期である生後3ヶ月~6ヶ月の間は、1月に1kg程度のペースで体重が増えていきます。
もちろん多少の個体差はあるものの、体重が増えないもしくは減っているようなら、体調不良の可能性を考え、一度動物病院で診察してもらうといいでしょう。
生後7ヶ月を過ぎたあたりから体重の増加は緩やかになり、1歳の成犬になる頃には、オスメスそれぞれの平均体重になっていきます。
多くの場合生後12ヶ月で成犬の体格に落ち着きますが、個体によっては1歳をすぎても体重が増加することも珍しくありません。また、豆柴など小さな骨格の場合、上記の平均体重に当てはまらない場合もあるので、あくまでも目安として考えておくといいでしょう。
柴犬の食事事情に関しては、下記ページにも掲載しております。食事だけでなく、接種させたい栄養素に関しても解説しているので、一度読んでみてはいかがでしょうか。
散歩は毎日?必要な運動量はどのくらい?
柴犬は、元々が狩猟犬ということもあり、日本犬の中では最も小さな体格の割に運動量が豊富な犬種です。そのため、1回30分の散歩を、1日2回行うといいでしょう。
下記ページでは、散歩についてより詳しく解説しています。
暑さ・寒さへの対策は?
上毛と下毛の2層からなるダブルコートという被毛を持つ柴犬は、寒さに強い反面、暑さに弱いという特徴があります。
室内飼いか屋外飼いかでも対応は変わってきますが、住んでる地域の気候や季節によって暑さや寒さへの対策は講じておくといいでしょう。
特に高温多湿な日本の夏は、暑さに弱い柴犬にとってとても過酷な環境になります。
夏場は気温が上がる前の早朝にお散歩に行くようにするなど、愛犬の健康を守るためにも考えた行動が求められます。
シャンプーはどう選ぶ?頻度は?
柴犬は、比較的病気に強く基本的に丈夫な犬種ですが、それでも皮膚疾患には注意しなければなりません。皮膚を労わることのできる犬用のシャンプーを使用し、月1回ほどのペースでシャンプーを行うようにしましょう。
柴犬の皮膚疾患について、下記ページで詳しく解説しておりますので、飼っている柴犬の症状が気になるようならご覧ください。
ブラッシングなど、お手入れの方法
換毛期だけでなく、1年を通して抜け毛が多い柴犬には、毎日のブラッシングが欠かせません。人によっては、短毛だからと軽く考えるかもしれませんが、抜け毛が多いかどうかは毛の長さではなく、シングルコートかダブルコートか、毛の構造に左右されます。
柴犬は、抜け毛が多いダブルコートの被毛を持つ犬種なので、構造上毛の生え変わりが激しく、知らない人は抜け毛の多さに驚くくらいです。
通常は1週間に1~2回程度、抜け毛が多い換毛期などには毎日ブラッシングをするようにしましょう。
放っておくと室内が抜け毛だらけになり、掃除に手間をかけることになるので、定期的なブラッシングで愛犬の健康を守りながら手間も減らしましょう。
柴犬の抜け毛に関しては下記ページで詳しく解説しています。
爪のお手入れに関しては下記ページで詳しく解説しています。
柴犬に関するQ&A
- 柴犬のしつけは難しいの?
- 柴犬は「飼い主への忠誠心が高い」という気質を持っているため、自分が認めた相手ではないとなかなか思う通りの行動を取ってくれない傾向にあります。
そういったことから「しつけが難しい」という印象を持たれることが多いようです。
ただし、柴犬に限らずしつけは短期間でうまくいくものではありません。
まずは信頼関係を築くことから始めて、根気よくしつけていくことが大切です。 - 黒柴の性格って違う?寿命は?
- 黒柴だからといって明確に他の毛色と性格が異なるわけではありません。
性格の差に関しては、育っていく環境や個体差による影響がほとんどだといわれています。
また価格面でも他の毛色と大きな違いはありません。 - 室内飼いと外飼いがどっちがいい?
- 適応力が高い柴犬は室内、屋外どちらでも飼うことはできます。
留意点としては自立心が高いので、室内であっても自分だけのテリトリーとなるような場所を用意してあげましょう。
それぞれ詳しく解説している記事もありますので、こちらも合わせて参考にしてみてください。
室内飼いについて
外飼いについて - 柴犬はいつから留守番できますか?
- 留守番のトレーニングは、生後3ヶ月以降の授乳期を過ぎた頃から始めることができます。
独立心が強い柴犬は、慣れてくれば留守番をさせること自体は難しくないでしょう。
ただし、いきなり長時間の留守番をさせることは避けましょう。
まずは短時間の留守番から慣れてもらい、少しずつ長い時間でも留守番できるように根気強くトレーニングしていきましょう。
なるべくストレスをかけずに、安心して過ごせる環境を作ることも大切です。
飼い主が語る柴犬の魅力!
多くのワンちゃんの中でも、柴犬は高い人気を誇る犬種です。日本犬ということで、日本という土地との親和性も高く、日本人にとって最も馴染みのるワンちゃんの1種ともいえるでしょう。
では、飼い主さんは柴犬にどんな魅力を感じているのでしょうか?
柴犬の魅力は外見だけじゃない!
柴犬の飼い主さんが、柴犬を飼って良かったと思うポイントは実に様々。「日本犬だから」と答える人もいれば、「媚びないところがいい!」という人もおり、感じる魅力は千差万別です。つまり、柴犬にはそれだけ多くの魅力があるということ。その人気は日本国内に留まらず、海外にも多くのファンがいるほどです。
「日本で飼うならやっぱり柴犬」愛媛県在住 Eさま(40代女性)
柴犬歴20年の女性。今買っている柴犬は、2代目です。柴犬の魅力は、やはりそのシンプルさ。顔形、どこをとっても無駄なところがありません。シンプルイズベスト、ですよね。
また日本固有種ということもあって、日本の風土によく合っていると思います。1代目の柴犬を飼い始めたばかりの頃、フィラリアの薬の処方の為、動物病院に行った時も獣医さんも「日本で飼うなら、やはり柴犬が一番適していますよ」と言っていました。
洋犬と比べて、高温多湿の日本の夏に適応しやすいのではないでしょうか。夏になると、暑さに耐えられなくなって毛刈りをしている犬を時々見かけますが、その多くは洋犬のような気がします。暑さで柴犬が毛刈りをしているのはまだ見たことがありませんね。
「飼い主に忠実で他人に媚びたりしないのが柴犬」三重県在住 Kさま(50代男性)
柴犬を飼って良かったことは、飼い主に忠実というところです。もちろん他の人に対しても、我が家の柴犬は噛んだり吠えたりせず友好的に接しています。
ですが、小型の愛玩犬とは違い、「ね、ワタシ、カワイイでしょ?」という風な媚びがなく、凛とした佇まいが、私には魅力的です。
最近、海外でも柴犬は人気があるそうですね。この武士のような凛としたところが、海外でも人気の原因ではないでしょうか。柴犬はしつけが難しいと聞きますが、それは独立的な性格も関係しているのかもしれません。上下関係をしっかりしておけば、しつけもそんなに大変ではないと思います。甘える時は甘えるけれど、ビシッと決める時は決めるところも柴犬の魅力ですね。
「人間の気分を察してくれる能力がある」千葉県在住 Tさま(30代女性)
30代の主婦です。柴犬を2頭飼っています。うちには子供がいないので、夫婦の会話の話題は柴犬のことが多いですね。柴犬も夫が仕事から帰ってくると、それはもう大喜び。人間には聞こえない足音が聞こえるのか、テレパシーが使えるのか、夫が家のドアを開ける前から、そわそわし始めます。
また、私たちの気分を察する能力があるようです。私が落ち込んでいる時は心配そうに顔を覗き込んだり。夫婦喧嘩(といっても口喧嘩ですが)をした時は、すまなそうに部屋の隅っこで座っていたり…。それを見ていると、「あ、仲直りした方がいいかな」なんて反省してしまいます。柴犬は、そういうところが可愛いですね。もう掛け替えのない、家族の一員です。
「良い番犬になっていると思います」宮崎県在住 Dさま(40代男性)
オスの柴犬を飼い始めて、今年で2年目です。番犬として、どの犬種を飼おうかと色々考えた末、柴犬を選びました。基本的に外飼いをしていますが、柴犬は外飼いでも大丈夫と聞きました。今まで全く問題がありません。
我が家の柴犬は、昼寝をしていても、ちょとした物音に反応して目を覚まします。郵便配達のバイクや宅配便のお兄さんが来た時も必ず吠えます(注意をすると直ぐに吠えるのを止めるので、配達の人達はさほど迷惑には思っていないはず…)。新居は周囲にあまり家がなく、若干閑散としている場所に建っているので、不審者が来た時に直ぐに知らせてくれる柴犬がいるのはとても心強いです。「これからも不審者が来たらよろしく」と、柴犬に話しかけています。
そう言っていただけてスタッフ一同本当に嬉しく有難く思います。
今後ともよろしくお願いいたします。