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紀州犬の特徴

紀州犬は筋肉質な体型に立ち耳が特徴の日本原産の犬種。落ち着きがあり飼い主に忠実な性格です。成犬時の大きさはオスの体高が52cm、メスは49cmが標準とされています。

※性格や大きさには個体差があります。

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紀州犬の性格や特徴は?初心者に向けた飼い方も

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紀州犬の性格

紀州犬の性格を一言で表すなら『真面目』です。好奇心旺盛ではあるものの落ち着きがあり忍耐強く、飼い主をはじめ心を許した相手には強い忠誠心を持ちます。

反面、現在も狩猟犬として活動することからも分かるように気が強く、どんなことに対しても物怖じしない性格です。日本犬らしく、知らない人や犬に対しては警戒心が強く、攻撃性をあらわにすることもあるので、幼いうちから社交性を身に着けるようしつけるようにしつけましょう。

紀州犬の大きさや体重

猟犬らしく力強い四肢を持ち、体高より体長がやや長くバランスの良い頭部に立ち耳とつり気味の凛々しい目をしています。

しっぽは巻き尾または差し尾で、大きめの中型犬ですが、近年はやや小柄な個体も増えてきました。
体高 オス:52cm
メス:49cm
体重 13~27kg

紀州犬の歴史と原産国

紀州犬は日本犬の1種で、紀州半島を中心に飼われてきた猟犬です。紀伊半島の和歌山、三重、奈良にまたがる山岳地帯で、イノシシ猟のための猟犬として飼われていたのが現在の紀州犬です。そのルーツは紀元前にまでさかのぼり、紀州半島を中心に存在していた犬種とオオカミの交配種が祖先といわれています。

那智犬、太地犬、熊野犬、奥吉野と、地域ごとに異なる呼ばれ方をしていましたが、日本犬保存会に登録されたことを期に紀州犬として統一されました。 そして、1934年に秋田犬や甲斐犬に次いで天然記念物に指定されました。

紀州犬の毛色の種類

紀州犬の毛色は、白、赤、胡麻の3種類がスタンダードとして認められていますが、白毛が全体の95%とほとんどの割合を占めています。これは毛色が白になるように人の手が加えられたことによるもので、「猟で獲物と区別しやすくする」「白い色が好まれた」など諸説あるようです。

また、昔は斑毛の紀州犬も見られたようですが、1945年を境にその姿を消してしまったといわれています。

食事量や回数

どのくらいのフードが必要になるのか、避妊・去勢をした20kgの紀州犬の場合で見積もってみましょう。

・1日に必要なカロリー:約1000Kcal ・1日に必要なフード量:約280g ・1ヶ月に必要なフード量:約8.4kg ただし、この数値はあくまでも目安です。適正なフードの量は商品によって異なるため、必ずパッケージに記載された内容をご確認のうえ与えるようにしてください。

食事の回数は、子犬と高齢犬の場合は1日3~4回に分けて与えるのが一般的です。成犬では1日2~3回に分けて食べさせるようにしましょう。

散歩時間や運動量

紀州犬は、現在でも猟師とともに猟をする猟犬で、非常に体力のある犬種です。 そのため体の大きさの割には必要な運動量が多く、運動好きなので毎日の散歩は欠かせません。散歩は毎日朝夕2回、1回30分ずつトータルで1時間を目安にしましょう。

紀州犬の旺盛な運動欲を満たしてあげるために、時間があるときは毎日の散歩にプラスして、体を動かす遊びも取り入れてあげられればベストです。

十分な運動ができないと、ストレスから脱走したり物を噛んだりといった問題行動を起こすことがあるので、運動不足には気を付けてあげましょう。

お手入れについて

紀州犬はアンダーコートとオーバーコートの二重構造であるダブルコートの被毛を持つ犬種です。ダブルコートの被毛は、寒さに強い反面暑さに弱く、抜け毛が多いのでブラッシングが欠かせません。

また年2回、季節の変化に対応するために毛が生え変わる換毛期があり、その時期は驚くほど大量の毛が抜け落ちるので、1日1回のブラッシングでは追いつかないほど。紀州犬を飼うのであれば、ブラッシングは欠かせません。

また、定期的なシャンプーもしてあげてください。 ただし過度なシャンプーは逆に皮膚や被毛を傷めることになってしますので、月1回程度を目安にしておきましょう。

しつけについて

紀州犬は利口で我慢強いため、しつけやすい犬種といえます。 ただし警戒心が強いので、いきなりしつけをしようとすると逆効果になる可能性も。まずは確固たる信頼関係を構築したうえで、しつけを行うようにしましょう。 関係さえ構築できれば、猟犬らしい洞察力と理解力を活かしてみるみるしつけを覚えてくれます。

また紀州犬は家族への愛情が深いものの、家族以外への警戒心は強いので、特に社会化のしつけは丁寧に時間をかけて教えるようにしてください。

まとめ

紀州犬は、古くから保たれた血統が評価され、国の天然記念物として指定された日本原産の犬種です。立ち耳や凛々しい顔つきなど、日本人がイメージする犬らしい犬といえるでしょう。飼い主に対しては従順なものの、警戒心が強く他人には懐かないという点も、イメージ通りの犬といえます。

被毛のお手入れが大変なだけでなく、関係を築くまでは時間がかかるかもしれませんが、一度信頼されることができれば最高のパートナーになってくれるでしょう。

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