ミックス犬のポメチワはどんな犬?性格や寿命、鳴き声までをご紹介
ミックス犬ってどんな犬?
ミックス犬とは、違う犬種の親犬から生まれた犬のことです。ミックス犬はハーフ犬と呼ばれることもあり、両親ともに純血種であることが原則です。
ミックス犬と雑種の違いについて疑問を抱く方も多いと思いますが、ミックス犬とは意図的に異なる犬種を交配した犬を指すのに対して、雑種とは野良犬や外飼いの犬が自然に交配した犬を指します。
つまり、ペットショップやブリーダーの元で販売されているミックス犬は、雑種ではなく正式なミックス犬だと考えていいでしょう。
ポメチワはどの犬種を組み合わせたの?
ポメチワとは、ポメラニアンとチワワを両親にもつミックス犬です。
マルプーは、マルチーズとトイプードルを両親に持つミックス犬です。ポメチワという呼び名以外に「チワラニアン」や「チワポメ」と呼ばれることもあります。
ポメチワが生まれる組み合わせは以下の2通りです。
- ポメラニアン(父親)×チワワ(母親)
- チワワ(父親)×ポメラニアン(母親)
ポメチワの歴史
ポメラニアンの起源は、ドイツとポーランドの国境にまたがるポメラニア地方に土着していた、ジャーマン・スピッツやサモエドだとされています。当時はまだ中型犬以上の大きなサイズで、現在のような茶色の毛色は一般的ではなく、ほとんどが白色の毛色だったそうです。
その後、18世紀になってイギリスに持ち込まれたポメラニアンは、ヨーロッパの貴族に愛されるようになりました。当時のポメラニアンは体重10kg程度とも伝えられており、現在の2~3kg程度のポメラニアンに比べると5倍ほど大きかったようです。
チワワの起源は、古代メキシコに存在したとされる「テチチ」という犬だと考えられています。テチチは9世紀以降に出現したとされていますが、紀元前15世紀頃にはすでにテチチに似たような犬が見つかっていたともいわれています。
その後、ロングコートチワワを作出する際にポメラニアンと掛け合わされたため、チワワは元々ポメラニアンに似ています。
チワポメは近年人気が急上昇しているミックス犬ブームによって作出され、潤んだ瞳がたまらなく可愛いと人気を集めています。ポメラニアンもチワワも古くから愛玩犬として愛されてきた歴史があるので、両親の性格や外見を受け継ぐポメチワも今後愛され続けていくことでしょう。
ポメチワの特徴は?
ポメラニアンとチワワといえば、どちらも愛らしい瞳がチャームポイント!そんな両親をもつポメチワは、どのような愛らしい特徴をしているのでしょうか?
そこで、ポメチワの見た目や鳴き声、寿命について詳しく解説します。果たして、ポメチワは美しい毛並みをもつポメラニアンに似ているのでしょうか?それとも、潤んだ瞳をもつチワワに似ているの?
外見の特徴や鳴き声、寿命について
外見的特徴
ポメチワの特徴は、なんといっても大きな丸い瞳でしょう。目鼻立ちがはっきりしており、チワワのもつ大きな耳が受け継がれることが多いようです。ちょこんと付いた尻尾は、さまざまな形があってバリエーション豊かです。
一般的にポメチワはポメラニアンに似た外見をしていることが多く、ミックス犬とは気付かれないこともあるようです。元々ロングコートチワワを作出する際はチワワとポメラニアンを掛け合わせていたため、なおさらポメラニアンに似るのでしょう。
被毛
ポメラニアンもチワワも美しい毛並みをもつ犬種なので、ポメチワもその毛並みを受け継ぎゴージャスな被毛になることが多いようです。毛質はチワワの特徴よりも、ポメラニアンの特徴を色濃く受け継ぐ傾向にあります。そのため個体によっても差が生じるものの、ボリュームのあるストレートの毛並みを持つ子犬が多く生まれます。
ポメチワの被毛はダブルコートなので、抜け毛が多い犬種です。とくに換毛期にはかなり多くの抜け毛が出るため、日常的にこまめなブラッシングをしてあげましょう。もし毎日のブラッシングやこまめなトリミングが億劫に感じる場合は、他の犬種を飼育することを検討した方がいいかもしれません。
毛色
ポメチワはカラーバリエーションが豊富なため、飼い主さんの好みの色を探せるのが人気の秘訣です。ポメチワの毛色には、
- ブラック
- ブラウン
- チョコレート
- クリーム
- ホワイト
- グレー
- レッド
- オレンジ
- セーブル
- ブルー
- パーティ・カラー
- ブラック・タン
大きさ
ポメチワは体高24cm、体重3kg程度の超小型犬~小型犬に分類されます。チワワよりも少々大きくなることがほとんどで、ポメラニアンとほぼ同じくらいの大きさに成長します。
鳴き声
ポメチワの鳴き声は「キャンキャン」と高い声で鳴くポメラニアンに似ていることが多いようです。ポメラニアンもチワワも警戒心が強い犬種なので、家族以外の人や他の犬に対して吠えることも…。
無駄吠えなど吠え癖がつかないように、子犬の頃から一通りのしつけはしておきたいですね。
寿命
チワポメの平均寿命は、約10~15歳です。チワワの平均寿命の10~18歳、ポメラニアンの平均寿命の12歳~16歳に比べると少し短いようです。
一般的にミックス犬は体が強いといわれていますが、ポメラニアンもチワワも関節が弱いので、激しい運動は控えた方がいいでしょう。膝のお皿が何度も外れてしまう「膝蓋骨脱臼」は先天性の場合もあるので、必ずペットショップやブリーダーさんに両親の健康状態を聞いておいてください。
そのほかポメチワは肥満になりやすい犬種といわれているので、運動不足に注意が必要です。長時間の散歩や階段の上り下りは控えた方がいいものの、超小型犬だからといって散歩が不必要というわけではありません。毎日の散歩に加えて、雨の日は飼い主さんと一緒におもちゃの引っ張り合いをするなど、適度な運動を心掛けましょう。
ポメチワの性格は?
ポメラニアンの美しい被毛とチワワの潤んだ瞳をもつポメチワは、小さくぬいぐるみのような外見をしています。そんな両親のいいところ取りをしたポメチワの性格は?外見と同様、ポメラニアンに似ているのでしょうか?
性格には個体差があるため説明するのは難しいですが、一般的な傾向を見てみましょう。
やや警戒心が強い?
ポメチワは人懐っこくて馴染みやすい犬種だといわれています。小さな体で元気いっぱい遊ぶ姿は、飼い主さんのハートを見事に射止めるでしょう。
しかし、両親ともに臆病で警戒心の強い性格をしているため、ポメチワもやや警戒心が強い傾向にあります。時には番犬としての過去をもつポメラニアンの気質が表に出て、見知らぬ人やほかの犬に吠えかかることも…。
元気で明るいポメチワの魅力を引き出すには、子犬の頃から一定のしつけをしておく必要があります。
参考までに:ポメラニアンの一般的な性格の傾向
ポメラニアンといえば、コロコロと常に動き回っているほど活動的!スキンシップも大好きで、飼い主さんにくっついて離れない、甘えん坊な子も多いですね。
好奇心旺盛なポメラニアンは、ほかの犬や子どもにも興味津々なので多頭飼いにも向いている犬種です。社交性や協調性は、牧羊犬としてのルーツが関係しているのでしょう。
また、ポメラニアンは賢く聡明なところも特徴です。しかし、賢いがゆえに警戒心が強く、愛玩犬でありながら番犬の気質もあるといわれるほど勇敢で気が強い性格の持ち主です。警戒心の強さから吠えたり、威嚇したりすることもあるでしょう。そのため、十分なしつけが必要な犬種として有名です。
参考までに:チワワの一般的な性格の傾向
チワワといえば、飼い主への愛情に溢れた献身的な性格が特徴です。誰にでも愛嬌を振りまくわけではなく、自分だけに愛情を向けるという点に惹かれる飼い主さんも多いようです。
世界最小ともいわれる小さなチワワは、軽快さとパワフルさを兼ね備えた大の遊び好き!飼い主さんと一緒に遊ぶことも大好きで、甘えるのも得意なチワワは人の気を引く能力に長けています。小さな体の割に頭が大きいのは、脳がよく発達しているからだといわれることもあります。
チワワの性格で注意したいのは、臆病で警戒心が強い点です。小さく震えているイメージが強いチワワですが、そんなイメージとは裏腹に実際はとても勇敢です。大型犬にも憶することなく吠えかかることもあるほど…。しかし一方で、大きな物音や見知らぬ人や犬には怯える一面もあります。チワワが怯えているときは、抱っこをして安心させてあげましょう。
また、チワワの甘え上手なところに振り回されて甘やかし過ぎると、自己中心的で攻撃的な性格になることもあります。要求吠えや噛み癖がついてしまわないように、子犬の頃からきちんとしつけを行いましょう。
まとめ
ポメチワの見た目の特徴や性格についてご紹介しました。
美しい毛並みのポメラニアンとチワワを両親にもつポメチワは、ボリューミーでゴージャスな見た目をしています。その分、抜け毛が多いため日々のお手入れが必要になるので、ブラッシングやトリミングを面倒だと感じる方には不向きな犬種といえるでしょう。
ポメチワを飼育するときに注意したいのは、両親の警戒心の強さを受け継いでいる可能性がある点です。無駄吠えを防ぐためにも、子犬の頃から一定のしつけとコミュニケーションを怠らないようにしましょう。
美しい毛並みと潤んだ丸い瞳をもつポメチワをブリーダーからお迎えしたいと考えている方は、下記のリンクからもぜひご検討してみてください。
今回まさかのきょうだいでのお迎えでビックリ&大歓喜でした
きょうだいなのでケンカしたり遊んだりして上手に成長してくれると思います
(寝るとき寄り添ってるのは癒しですね)
また不安な事やちょっとした疑問等ありましたら遠慮なくご連絡ください
ココちゃん&りゅうくんとご家族皆様が元気で過ごせますよう願っております