バセットハウンドの飼い方を解説!しつけやお手入れはどうすればいい?
バセットハウンドは飼いやすい犬種?
マイペースでのんびりした性格のバセットハウンドは、小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭でも飼いやすい犬種です。そんなバセットハウンドを迎える際、どのような飼い方が最適で、しつけはどうすればいいのでしょうか?
今回はバセットハウンドのしつけ方をはじめ、お入れの方法など、飼育する上で気を付けたいことを解説していきたいと思います。
知っておきたいバセットハウンドの飼い方
理想は室内飼い!
暑さが苦手なバセットハウンドにとって、高温多湿な日本の夏はとても厳しい環境です。そのため、迎える場合は屋外ではなく室内で飼ってあげましょう。
バセットハウンドは知的で穏やかな性質なので、仮に室内で飼ったとしても無闇に暴れて家具などを傷つけることありません。
狩猟犬ではあるものの、元々活発ではないため室内ではマイペースにのんびりとゴロゴロして過ごすことが多いでしょう。そのため、あまり広くないおうちでも問題なく飼育することが可能です。
しかし、こうしたのんびりした性格は、飼い主にとってありがたい面もある一方で、運動不足になりやすいという心配があります。散歩はしっかり行ってあげましょう。(散歩については後程、詳しく解説します!)
また、室内飼いする上で注意しておきたいのが床の素材です。
バセットハウンドは胴長短足なので、背骨に負担がかかりやすく「椎間板ヘルニア」にならないよう注意しなければなりません。飼育スペースの床が滑りやすいフローリングの場合、体に負担をかけることになってしまいます。
そのため予防のために、カーペットやコルクマットなどを敷いて、バセットハウンドが足を滑らさないように対策を取るといいでしょう。
このほか、肥満も椎間板ヘルニアのリスクを上げることになるので、適度な運動を心掛け体重管理には十分気をつけてください。
散歩の頻度はどれくらい?
バセットハウンドは室内飼い向きの犬種と説明しましたが、それでも毎日の散歩は欠かせません。
元々バセットハウンドは、1日中狩りをしていた犬種ということから、スタミナがあります。そのため、そこまで激しい運動は必要ないものの、少なくとも1日1時間程度の長いお散歩が必要です。見た目の通り活動的な性格はではないので、ゆっくり散歩するといいでしょう。
バセットハウンドの散歩で注意したいのは「鼻」と「耳」です。
バセットハウンドは、他の犬種以上に嗅覚が鋭いので匂いに気を惹かれやすく、夕飯時などに散歩すると匂いの元にフラフラと近寄っていきます。そのため、勝手に動かないようにリードでしっかりと誘導してください。また、気になる匂いのするものが落ちていたりすると、思わず口に咥えてしまうこともあるので、拾い食いには注意しましょう。
もう1点注意したいのが、見た目の特徴でもある垂れた長い耳。
匂いを嗅ぎながら歩いたりすると、すぐに耳を地面に引きずってしまうので、それを防止するために散歩する時は「スヌード(耳カバー)」を被せてあげるといいでしょう。アスファルトで舗装された道で耳を引きずってしまうと、耳が削られてケガをしてしまうので、スヌードを嫌がらないようにしつけることをおすすめします。
賢いけど頑固!しつけには根気が必要
吠え癖をつけないように
バセットハウンドは賢いので物覚えは悪くありませんが、頑固なところもあるので、しつけにはそれなりの我慢が必要になるでしょう。だからといって、厳しいしつけは信頼を損なうだけで逆効果になりかねません。頑固な性格を許容して、賢さを活かすようにしつけてください。
特にしておきたいしつけは、無駄吠えです。
バセットハウンドは穏やかで大人しい性格ですが、声が大きい犬種なので頻度は多くないものの、無駄吠えのしつけはしっかりとしておきたいところです。
バセットハウンドの賢さは、メリットになるだけでなく場合によってはデメリットになることもあります。例えば、「以前と指示が違う」など、一貫性のないしつけをしてしまうと、飼い主を信頼しなくなり、自己判断で行動してしまうことも。
信頼してもらい指示に従ってもらうためにも、物事の良し悪しや指示はブレないよう一貫させてください。曖昧な指示は厳禁です。
ワンちゃんのしつけの際に用いるご褒美は「おやつ」と「遊び」が定番ですが、この犬種は活動的な性格ではないので、ご褒美としての遊びは効果が期待できないかもしれません。そのため、バセットハウンドをしつけるには、ご褒美としておやつを利用するといいでしょう。前述したように、バセットハウンドは特に嗅覚に優れた犬種なので、美味しそうなおやつは効果が期待できます。
ブラッシングとシャンプーの頻度は?
抜け毛が多いのでブラッシングは毎日したい
毛は長い方が抜けやすいと思っている方もいらっしゃるようですが、それは間違いです。バセットハウンドのように、短毛でも抜け毛が多い犬種は意外かもしれませんが珍しくありません。
短毛の場合、抜けても目立たず掃除しにくいのが実情です。そうした意味では、同じ抜け毛の量であれば、長毛に比べ短毛の方が大変といえるでしょう。
だからこそ、バセットハウンドの抜け毛対策は欠かせません。日頃からブラッシングすることで、掃除しにくい場所に落ちたり、辺りに散らばったりする抜け毛を極力減らせるので、おすすめです。
理想は毎日のブラッシングですが、基本的には週2~3回のブラッシングを欠かさず行えばいいでしょう。ただし、抜け毛の量が一気に増える換毛期には、毎日行うようにしてください。
シャンプーは月に1回が目安
ブラッシング同様、定期的なシャンプーも必要です。
バセットハウンドの特徴であるたるんだ皮膚は、汚れをためやすく臭いの原因にもなってしまいます。そのため、ほかの犬種以上に清潔に保つよう意識した方がいいでしょう。
しかし、頻度が多いと、清潔に保つどころか皮膚に悪い影響が出る可能性があるので、過度なシャンプーは厳禁です。
理想のシャンプーの頻度は、月1回程度。欠かさず定期的に行えば、問題なく清潔さを保つことができるでしょう。それでも汚れが気になるというのであれば、蒸しタオルで拭いてあげてください。
たるんだ皮膚は汚れが溜まりやすい
外見が特徴的なバセットハウンドは、お手入れに手間をかける必要があります。たるんだ皮膚には汚れがたまりやすく、垂れた耳には湿気がこもりやすいです。汚れを放置したままだと悪臭や皮膚病の原因になるので、しっかりケアしてください。
愛犬とのスキンシップにもなるので、無理のない範囲でお手入れの時間を確保してあげるといいでしょう。
耳は内も外も要チェック
バセットハウンド最大の特徴である長くて垂れた耳は、外も中も特に注意が必要な箇所です。
頭を下げると地面につくほど長い耳は、地面に擦れて汚れてしまいがちなので、柔らかい布やコットンで汚れを拭き取ってあげてください。
また、バセットハウンドに限らず、垂れ耳は通気性が悪く空気がこもるため、汚れやニオイ、雑菌が耳の中に溜まりやすいので、週に1回程度は耳を掃除をしてあげましょう。放っておくと炎症を起こし、外耳炎など耳の病気になってしまうかもしれません。
眼病予防のために
たるんだ皮膚を持つバセットハウンドは、目の周りもたるんで瞼が下がっているため、ゴミが目に入りやすくなっています。ゴミが目に入ると、目ヤニ・涙が出やすくなるので、気付いたら顔を濡れタオルで拭いて上げましょう。特に、外出して散歩すると汚れが付きやすいので、帰ってきたらタオルで顔を拭いて汚れを落としてください。
放っておくと、眼瞼外反症という瞼が外側にめくれてしまう病気になってしまうかもしれません。しっかりとケアをして清潔に保ってあげましょう。
あごや首回りの汚れはニオイの素
しわが多くニオイが気になりやすいバセットハウンドは、お手入れを怠るとすぐに臭くなってしまいます。特にあごから首周りにかけては、ニオイの元といわれる箇所です。あご周りは、垂れ下がった皮膚が重なった部分なので、しっかりとめくって皮膚の裏側まで丁寧にお手入れしてあげてください。
また、下唇の縁の部分は見分けが付きづらい箇所ですが、忘れないようにここもしっかりと拭いてあげましょう。
見逃しがちな脇の下やお腹周りも
足が短いバセットハウンドのお腹周りは、地面に付きやすくオスの場合おしっこの跳ね返りもあり汚れやすい箇所です。散歩から帰ってきたら、汚れをキレイにケアしてあげましょう。
また、脇の下(前足の付け根部分)も、汚れが溜まりやすくなっているので、念入りなお手入れが必要な場所です。蒸れて湿ったままだと皮膚病になりやすいので、意識して拭いてください。
爪切りも忘れずに
ほかの犬種同様、爪が伸びすぎないように定期的に爪切りをすることも必要です。
歩いた際に床や地面と爪が当たった音がするようなら、伸びすぎているので短くカットしてあげてください。散歩していれば摩擦である程度は自然と削れていきますが、バセットハウンドは爪が伸びやすいので爪切りの必要はあるでしょう。
タイミングとしては月1回程度で、血管や神経を傷つけないよう注意してください。「爪切りが怖い、苦手」という人は、動物病院やトリミングサロンで爪を切ってもらうといいかもしれません。
歯周病予防に歯を磨こう
ワンちゃんの唾液はアルカリ性なので、人間と比較して虫歯にはなりにくいものの、歯磨きを怠ると歯石がたまってしまい、歯周病になってしまうかもしれません。
歯磨きは、虫歯や歯周病予防以外にも、口のニオイを防ぐ効果があります。
しかし、ワンちゃんに歯磨きを覚えさせるのは、簡単ではありません。歯磨きが難しい場合は、濡れタオルで歯と歯茎を拭ってあげるだけでも効果が期待できます。少しずつ歯磨きに慣らしていって、可能であれば週に2~3回は歯を磨けるようになりましょう。
まとめ
バセットハウンドは、賢い一方頑固な面があるため、しつけに根気がいる犬種です。
たるんだ皮膚や長くたれた耳など、犬種としての特徴がそのままケアの対象となるなど、飼育にはいくつか心掛けておかなければならないポイントがあります。
病気から遠ざけ、心身ともに健やかに暮らしてもらうために、バセットハウンドという犬種について理解を深めてください。
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また、高評価もありがとうございます(^^)
姉妹でお腹を出して寝ている姿がたまらなく可愛くてホッコリしますね♡
言い争いのような喧嘩をすることもありますが、これからも姉妹仲良く元気に成長してくれる事を願っています!
今後も宜しくお願い致します!