ブリーダーインタビュー
川原祥孝ブリーダー(千葉県)
犬種のブリーディングでこだわっているところ
Q.ゴールデンレトリーバーのブリーディングでこだわっていることがあれば教えてください
初めてお産を経験するゴールデンレトリーバーは神経質になることが多いため、なるべく他の犬種を産箱に置かないように気を付けています。
またゴールデンレトリーバーは、一度にたくさんの子どもを産みます。
たくさんエネルギーを使いますし、出産後は子育てに追われるわけですから、しっかり栄養をつけさせていますね。
ブリーダーとしてこだわっているところ
Q.ブリーダーとしてこだわっていることについて教えてください
ブリーダーとしてのこだわりは2つあります。
まず1つ目は『犬たちが健康であること』です。
とにかく健康で元気な子をお客さまにお譲りできるように、遺伝子検査はもちろんのこと、ワンちゃんたちの体調管理には細心の注意を払っていますね。
2つ目は子犬たちが幸せな家庭にいけるように『お譲りする方の人となりをよく観察すること』です。
人の第一印象は、3秒で決まるといわれています。
最初に目に入ってくる身だしなみや表情、姿勢、声のトーンや話し方から、この人ならうちの子をお譲りできるかな?と観察しています。
また長年この業界にいると「このご家庭はみんなワンちゃんが好きなんだな」とか「お母さんは好きだけど、お父さんはあまり得意じゃないのかな?」など、会話や表情から分かることがあるんですね。
そういった細かなところから、お客さまと子犬が生活している姿を想像した上で「この人にならかわいがってもらえるな」「愛されるな」と判断したとき、お譲りしています。
これから飼う人へのメッセージ
Q.ゴールデンレトリーバーをこれから飼おうと思っている方に、プロの視点からメッセージをお願いします
また一歩外に出れば自由に好きなことができて、楽しいこともたくさんあると思います。
しかし犬たちは好きな時に友だちに会ったり、遊びに行ったりすることはできませんし、頼れる存在は飼い主さましかいません。
犬にとって飼い主さまとの暮らしが全てであり、飼い主さんと過ごすことが喜びでもあります。
だからこそ、家にいる時はたくさんかわいがってあげて欲しいですし、たくさん構ってあげていただきたいです。
ときには家から遠出してみたり、広い場所で遊んであげたりして思い出を作ってあげてください。
私どもにいる子犬たちは、皆さまに会えるのを楽しみにしています。そして愛する家族ができるのを首を長くして待っています。ぜひ一度、会いにきてください。
ブリーダーさんに聞く!1問1答
- どんな人に子犬を飼ってもらいたい?
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ちょっとしたことでもすぐ動物病院に連れて行ってくれる人。
子犬の頃ってまだ免疫力が弱いこともあってか、ちょっとのことで熱を出してしまったり、体調を崩してしまうことがあります。
「これくらい大丈夫」「少し休ませておけば問題ないよ」と、知識もないのに自己判断してしまう方はちょっと心配といいますか、今後ワンちゃんと生活する上で不安になりますね。
- 「こんな人には絶対お譲りしたくない!」というお客さま像は?
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「何回も犬を飼っているから大丈夫です」「それは知っているんで」など、固定観念に縛られている人。
どの子も同じ性格ではないですし、それぞれ個性があります。
好きなもの、嫌いなもの、そして得意なこと、苦手なことは一頭一頭違うわけですから、過去の経験だけで何事も判断してしまう方にはお譲りするのをためらってしまいますね。