【アンケート結果発表】犬の気持ちが弱っているときのサイン4選

愛犬が楽しそうにしていれば、飼い主も楽しく嬉しくなってしまいますよね。しかし、逆に落ち込んでいたら、少しでも早く立ち直ってもらいたいと思うのではないでしょうか。今回はそのために知っておきたい、気持ちが弱っているときのサインを4つ紹介します。ブリーダーナビの公式インスタグラムで実施したアンケート結果と合わせてごらんください!

愛犬の気持ちが弱っていると感じたことはある?


(ブリーダーナビ公式Instagramでのアンケート 2021年7月19日実施 回答数105)

半数以上の飼い主さんが、『愛犬の気持ちが弱っている』と感じたことがあるという結果になりました。ワンちゃんだって人と同じで、いつもニコニコ元気いっぱい!というわけにはいきません。怖いことがあったり、悲しい気持ちになったり、不安になることも。愛犬が弱っているときに少しでも早く察してあげられるよう、ご紹介するサインをぜひチェックしてみてください。

1.飼い主から離れようとしない

犬は気持ちが弱っていると、少しでもメンタルを安定させるために飼い主のそばに居ようとします。これは、特別甘えん坊な子でなくても、どのワンちゃんにも見られる気持ちが弱っている時の行動の1つです。

普段はおとなしくお留守番をしてくれるのに、今日に限って落ち着きがなく、わざといたずらをして気を引こうとしているようなら、気持ちが沈んでいる可能性が高いと思われます。

常にこの状態というなら問題ですが、普段はそうでもないのにたまにこういう行動を取るようなら、おかしいことではありません。

飼い主としては、慕われていることを嬉しいと思う反面、何かあったのか心配になると思います。可能であれば落ち着くまで一緒にいてあげましょう。

2.目だけ動かす


基本的に、犬の目というのは見えている部分が黒目だけで、白目はほとんど見えません。しかし、たまに体を動かさず目だけ動かして周囲を見渡すことがあります。

単純に体を動かすのが面倒なときなどによくする仕草ですが、緊張により顔の筋肉が硬直して目しか動かせないときにも見られることがあります。
横目で周りの様子をうかがっているとき、よく見てみると口元がこわばり耳が後ろを向いて、緊張していることが分かります。

人見知りする子が初対面の人に抱きしめられるとこのような緊張した仕草や行動を見せます。緊張も長く続くと大きなストレスになるので、気づいたら落ち着ける環境でリラックスさせてあげましょう。

3.執拗に前足を舐める

犬は緊張したり気持ちが落ち込んでいたりすると、執拗に前足を舐めたりしっぽを甘噛みし続けたり、お腹を舐め回したりと同じ行動を繰り返します。

これは【常同行動】といい、犬だけでなく人間にも見られる、ストレスを紛らわせようとする行動です。

犬が前足を舐めるのはこの常同行動の一種で、ひたすら繰り返すようなら、メンタルが弱っていたり過度なストレスを感じていたりすると考えられます。

こうした常同行動の問題は、続けることで毛の色が変わったり皮膚を傷めてしまったりする自傷行為となってしまう恐れがあることです。

ただし前足を舐め続けているからといって、必ずしも常同行動とは限りません。舐めている箇所が皮膚炎を発症していないかなど、ケガや病気の確認もしてください。

4.ずっと同じ場所にいる

普段は元気いっぱいでいつも楽しそうに遊んでいる子が、ある日突然同じ場所でジッと動かなくなった場合、精神的に弱っているのかもしれません。

子犬から成犬になる成長過程や、年齢を重ねて落ち着いてきただけという可能性もありますが、あまりにも長時間同じ場所から動かないようであれば、メンタル面を心配してください。

メンタルが弱ると無気力になり、いわゆる鬱状態になってしまうのは、人間も犬も一緒です。

まとめ


人間と同様、犬にも自我や感情があるため過度なストレスを感じるなど、精神的な負荷により気持ちが弱ってしまうことがあります。

しかし人間と違って言葉で気持ちを表現することができないため、そうした変化は飼い主が気付いてあげることでしか分かってあげることはできないのです。

メンタルが弱ってしまう理由やその際の正しい接し方は、原因によって異なります。

弱っている子は、大好きな飼い主さんと一緒にいたり我慢したりすることで、何とか心身のバランスを保とうとするでしょう。愛犬の変化に気付いたら、一度専門家に相談してみることをおすすめします。