犬が飼い主の靴を持ってくる心理4つ

犬はどうして飼い主さんの靴が好きなのでしょうか。ここでは、犬が飼い主の靴を持ってくる心理について解説します。

1.大好きな飼い主さんのにおいがするから

犬は自分の大切な家族である飼い主さんが大好き!

飼い主さんのにおいが染みついているものなら、なんでも大好きです。そのためちょっと臭う靴であっても、犬にとっては特別なものの1つ。においを嗅ぐだけで安心するのです。

2.寂しさやストレスを紛らわすため

犬が飼い主さんの靴を持ってくるときは、寂しい気持ちになっている場合があります。

最近仕事が忙しく、愛犬との時間が少なくなっていませんか?犬は寂しい気持ちを少しでも和らげようと、飼い主さんのにおいがする靴に想いをぶつけているのです。

靴をボロボロにしてしまうのなら、飼い主さんに寂しさを伝えているのかもしれません。

なるべくお留守番の時間を減らしたり、コミュニケーションを取る時間を増やしたりしてくださいね。

3.「噛み応えが最高!!」と思っているから

たまたま飼い主さんの靴を噛んでみたら「なんて噛み心地の良いものなんだろう!」と犬は感動し、ついついハマってしまうなんてことがあります。愛犬にとって靴の噛み応えは、バツグンに好みだったのかもしれません。

犬は「おもちゃは噛んでいいけど、靴は噛んではいけない」という区別をつけることができません。いつまでも靴を噛み続けていたり、咥えていたりする場合は、その噛み応えを楽しんでいるのかもしれません。

4.野生本能がうずくから

犬が靴などを持っていくのは、野生本能が影響しているといわれています。

元々犬は狩りをする動物です。そのため獲物である靴を「自分のそばに置いておきたい!」「あとでゆっくり楽しみたい」などの気持ちから、自分の場所に置いておこうとする習性があるようです。

「お気に入りの靴がぁ…」とならないための5つの対策

お気に入りの靴をボロボロにされたら困りますよね。大事な靴を噛まれたり、どこかに持って行かれたりしないようにするためには、以下の5つの対策をしてみてください。

(1)取られない場所に隠す

犬が開けられないシューズボックス(げた箱)に入れておけば、取られる心配はありません。玄関に出しっぱなしにはせず、その都度シューズボックスに片付けるように気を付けましょう。

(2)噛んだり、持って行ったりしたらその都度叱る

犬がお気に入りの靴を咥えていたら「ダメ!」と叱りましょう。犬のしつけとしては、その都度その場で叱ることが大切です。

(3)犬が嫌うニオイをつける

ペットショップなどに行くと、犬が嫌うニオイスプレーというものが販売されています。一時的な対策にはなりますが、嫌なニオイが付いていることでむやみに持っていくのを防ぐことができますよ。

(4)いらなくなった靴をあげる

最も効果的な方法として「いらなくなった靴をあげる」があります。履かなくなった靴を、それならいくらでも噛んだり持って行ってもいいよと犬に渡してあげましょう。

また靴の形をした犬用のおもちゃも販売されていますので、ペットショップやホームセンターなどで探してみるのもおすすめです。

(5)愛犬とたくさんふれあい遊ぶ

愛犬が靴を離さないのは、飼い主さんが大好きだから。できることなら、常にそばで甘えたい気持ちがあります。

そのため飼い主さんが仕事などでなかなか構ってくれないと不満が募り、色々な物を噛んだり、持っていったりするのです。

これらの行動を防ぐためには、飼い主さんが愛犬のためにきちんと時間を取り、たくさん遊んであげることが大切です。コミュニケーションを取ることによって、犬の欲求を満たしてあげることができます。

もちろん飼い主さん自身のストレスも軽減されますので、お互いにとってWIN-WINな状態になりますよ。

おわりに

犬が飼い主さんの靴を持ってくる4つの心理についてご紹介しました。

犬が靴を噛んだり、隠したりするのは構ってもらいたい証拠。なるべく多くのスキンシップを取ってあげてくださいね。