犬に好かれる人の特徴５つ

どんなに犬が好きでも、初対面の犬に急に近寄ってはいけません。

犬は初対面の人に対し緊張感を持って接します。いきなり走って近付いてきたり、むやみに触ったりしようとすると、犬はビックリして、吠えたり噛みついたりしてしまいます。

犬に好かれる人の多くは自ら近付こうとはせず、犬から近付いてくるのを待ちます。また近付いてきてもむやみに触ろうとせず、犬のしたいようにさせるのです。

犬がクンクンとにおいを確かめている時も、むやみに声を掛けず落ち着くまで待ちます。そして犬が安心した様子を見せたら、優しく声をかけてあげるとよいでしょう。

犬の聴覚は人の4倍とも言われ、遠くの物音が聞こえるだけではなく、音程の変化も聞き取れることができます。

そのため犬はキンキン声や大きな音などがとても苦手で、ゆったりと優しい穏やかな声で話す人を好みます。

さらに声のトーンで人の感情を汲み取ることができるとも言われており、大きな声や強い口調で話されると恐怖を感じてしまいます。

犬に話しかける時は、優しく穏やかな声で話しかけてあげてくださいね。

犬に好かれる人は、落ち着いた態度で接することができる人です。

急に動いたり、激しい動きをしたりすると犬は興奮しやすく、警戒心をあおってしまいます。

また犬は、私たち人間の心の揺れを敏感に察知することができる動物です。「恐い」「吠えられたら嫌だな」という不安や緊張を瞬時に感じ取り、犬自身も緊張や不安を感じ、落ち着きがなくなってしまうのです。

犬と会う時は、落ち着いた態度で優しく接するようにしましょう。

犬にとって人間はとても大きな存在です。自然界では体が大きくて存在感のあるものは、脅威の対象と見なされます。

そのため上から見下ろすようにしてしまうと、犬は恐怖を抱いてしまいます。特に小型犬なら「この人恐い…」と、なおさら恐怖心を抱き、吠えてしまうことでしょう。

犬に警戒されないためにも、まずはしゃがんで姿勢を低くし、同じ目線の高さになってあげましょう。

ただし、いきなりジッと目を見つめてしまうと犬は敵意があるんだと見なしてしまい、戦闘モードに入ってしまいます。そうならないためにも、優しく声を掛けながら真正面より横から接触し、首や肩などから触るようにしましょうね。

犬はとてもにおいに敏感です。それは、『嗅球（きゅうきゅう）』と呼ばれる脳の部位が発達しているため。犬の嗅覚は私たち人間の数千から1億倍優れていると言われているのです。

さらに犬の場合、においを感じる嗅覚細胞の数が1億2000万～3億個といわれ、その表面積は人間の約40倍とも言われています。

これらのことから犬はとてもにおいに敏感なので、香水やシャンプーなどの人工的に作られたきついにおいを始め、タバコやアルコールのにおいも苦手です。

もし犬がにおいを嗅いだ時にくしゃみをしたら、それは犬にとって刺激の強すぎるにおいだということになります。

犬とふれあう時はきついにおいがしないよう気を付けましょう。

犬に好かれる人の5つの特徴についてご紹介しました。あなたはいくつ当てはまりましたか？

犬に好かれる人は犬のことをよく理解し、気持ちに寄り添える人です。そのため人に対しても優しく、思いやりの心がある人と言えるでしょう。

「もっと犬と仲良くしたい！」「犬に好かれたい！」と思っている人は、犬は何をすると嫌がるのかを知り、犬にとって安心できる存在になってくださいね。