【アンケート結果発表】夏の気温から守る!犬の暑さ対策4選

犬には汗腺が少ないため、体に溜まった熱を放散する機能が人間よりも劣ります。そのため人間以上に暑がりで、夏場になると熱中症や脱水症のリスクがとても高くなってしまいます。ブリーダーナビ公式Twitterでは、愛犬のために使っている涼感グッズについてのアンケートを実施しました。飼い主さんたちはどのようなグッズで愛犬を暑さから守っているのでしょうか?!

愛犬のために使ってる涼感グッズは?


(ブリーダーナビ公式Twitterでのアンケート 2021年7月19日実施)

『涼感マットやベッド』がダントツ1位という結果に!暑さを感じると床や玄関のひんやりしたところを探して寝そべるワンちゃんのお話しをよく耳にします。そういった様子を見て、それならフワフワで寝心地の良いマットやベッドをひんやりさせてあげようという飼い主さんの愛ある行動の結果ですね♪

この記事では涼感グッズ以外で工夫できる、愛犬を暑さから守るための対策を4つご紹介します!

1.気温

夏の暑さ対策で基本となるのは、やはり室温の管理です。

夏場でも時間によって気温の高さは変わりますが、エアコンをつけずに閉め切った部屋では、室温は上がり続けます。

犬は人間以上に暑さに弱いので、飼い主が少し肌寒く感じるくらいで丁度良いでしょう。在宅中はもちろん、留守にしている間もエアコンはつけっぱなしにして、常に涼しく保つようにしてください。

理想の室温は27℃以下。さらに様子を見て冷却グッズを併用すれば無理なく過ごすことができるでしょう。日本の夏は気温だけでなく湿度も高いので、除湿も意識して室温を調整できればベストです。

2.風通しと日陰


愛犬に室内で快適に過ごしてもらうには、空調に加えて風通しの良さや窓からの日差しを避けることも考える必要があります。

例えば、窓やドアを開けて空気の通り道を作ったり、サーキュレーターを利用したりして、室内に空気がこもらないようにすれば、部屋全体を涼しくできます。

また室内の気温が低くても窓から差し込む日光に直接当たると、それだけでかなりの暑さを感じてしまうため、日差しはカーテンやブラインドで遮ってください。

ケージやクレートを置く場所も窓のそばを避けて、1日を通して直射日光が当たらないように配慮しましょう。

また、散歩時はできるだけ日陰を歩くようにして、少しでも涼しいルートを選ぶようにしてください。

3.散歩時間


夏場は、散歩に出かける時間にも気を使いましょう。

日が高い時間は当然気温も高くなります。そのため、散歩はまだ太陽が出ていない早朝や、日が沈んだ夜に出かけるようにしてください、

ただしここで注意したいのが、気温は下がっても地面の温度までは下がっていない場合があることです。夏のアスファルトは朝7時くらいから温度が上がりはじめ、11~15時には50~60℃という熱さになります。

犬は人よりも頭の位置が低いため照り返しの影響を受けやすく、その分熱中症のリスクも高くなります。また、犬はその上を剥き出しの素足で歩くことになるので、肉球の火傷も心配です。出発前に手の平でアスファルトに触れて確認してみましょう。しばらく手を当てたままにしていられたら大丈夫です。

日が出ていない時間は当然暗いので、事故対策としてライトを付けるなどの準備もして出かけましょう。

4.水分補給


人間と同じように、犬も体内の水分が減ると、脱水症状から熱中症になりやすくなってしまいます。室内にいるときだけでなく、散歩などの外出中にも水が飲めるように、愛犬用の飲水を用意しておきましょう。

ここで注意したいのが、犬用の飲水には必ず水道水を用意するということ。ミネラルウォーターにはカルシウムやマグネシウムといったミネラル成分が含まれており、犬に飲ませると尿路結石の原因となってしまいます。

すべてのミネラルウォーターがダメというわけではありませんが、飲水として用意するのであれば、水道水が無難でしょう。

また、スポーツドリンクにも注意が必要です。

人間用のスポーツドリンクには、犬にとって有毒なキシリトールをはじめ、過剰に糖分が含まれていたりします。そのため、スポーツドリンクを与えるのであれば、必ずペット用の物を与えるようにしてください。

まとめ


暑さに弱いワンちゃんは多いので、夏の生活にはさまざまな面で注意が必要です。

特に夏場の散歩は熱中症のリスクがとても高いので、暑い時間を避けたりコースを考えたりなど、安全のための工夫が必要になります。

基本的には人間と同じ対処で問題ありませんが、今回紹介したポイントを理解したうえでしっかりと対策してあげてください。