愛犬に長生きしてもらいたい!飼い主がすべき6つのこと

ワンちゃんの飼い主であれば、愛犬に長生きしてもらいたいと思うのは当然です。では普段どんなことに気を付け心がけていれば、愛犬に長生きしてもらうことができるのでしょうか。今回はポイントを6つに絞って紹介いたします。

1.食事

食事は生きていくための基本です。愛犬には消化吸収の良い栄養バランスの取れた食事を、毎日規則正しく食べさせてあげるようにしましょう。

そのうえで、ライフステージに合わせて量や栄養のバランスなどを調整してあげてください。

幼犬期

成犬になる1歳頃までは成長が著しいので、栄養価が高い子犬用フードを与えましょう。

成犬期

成犬になり成長が落ち着いても子犬用のフードを与え続けるのは、肥満のもとです。成犬用のドッグフードに切り替えてください。

良質なタンパク質を多く含んだ、脂質と炭水化物が控えめなフードがおすすめです。

老犬期

犬も高齢になると内臓の機能が落ち、あごの筋力の衰えなどで、それまでと同じ食事はしづらくなります。消化・吸収しやすく、必要な栄養素がしっかり摂れるシニア用のドッグフードに切り替えましょう。

2.運動


ワンちゃんの健康長寿のためには、食事管理とともに運動の管理も大切です。健康を維持するには肥満の予防が大切ですが、そのためには食事と運動のバランスを取らなくてはなりません。

年齢によって1日に必要な運動量は変化していきますが、愛犬の体のサイズや犬種に合わせて、必要な運動量を確保してあげましょう。

しかし、いくら運動が大切といっても過度な運動は体を壊す原因になりかねません。特に高齢にもなれば筋力や体力が低下するので、運動の負担は大きくなってしまいます。

無理のない程度の運動で、健康を維持してください。

3.去勢・避妊手術


去勢・避妊手術をしている犬は、手術をしていない犬よりも長寿というデータがあります。
その理由は、手術によって防げる病気があるからです。

去勢手術では、前立腺肥大や肛門周囲腺腫、睾丸腫瘍、会陰ヘルニアなどの病気を、避妊手術では、乳腺腫瘍や子宮蓄膿症などの病気が予防できます。

去勢・避妊手術をしたからといって、必ずしも長生きになるとは限りませんが、決して軽くはない病気を予防できるのは大きなメリットといえるでしょう。

4.定期健診

犬が患う病気の中には、予防がしづらく完治が難しい病気も少なくありません。そのため、病気を早期発見し、初期段階で治療することが重要になってきます。

年に1回は健康診断を受けて、健康面に問題がないか、何か病気はないか確認しましょう。
病気が見つかっても、早期に発見できれば治療の選択肢も多いので、愛犬にかける負担も少なくすみます。

逆に、発見が遅れて重症化した状態では、治療の選択肢も少なく治療費も高額になり、最悪生命に関わることにもなってしまうでしょう。

5.生活環境


愛犬に長生きしてもらうためには、病気やケガの原因となる可能性があるものを極力排除して、安全に安心して暮らせる生活環境を整えてあげる必要があります。

生活圏内の床が滑りやすければ転倒防止用に絨毯やカーペットを敷いたり、小型犬や胴長短足な体型の犬種のためにスロープを置いて段差をなくすなどの工夫をしましょう。

また、快適にすごせるよう1年を通して室温は一定に保ち、夏は熱中症、冬は寒さ対策を万全にしてください。

6.コミュニケーション、スキンシップ


犬は群れで生活する動物なので、留守番などで長時間ひとりになるとストレスを感じてしまいます。愛犬と一緒にいる時間を極力確保して、たくさん話しかけて寂しい思いをさせないようにしましょう。

また、ブラッシングや耳掃除といったお手入れも、飼い主と愛犬とのスキンシップの一種なので、定期的に行ってください。

まとめ


愛犬に長生きしてもらいたいと願うのは、飼い主の当然の想いです。

犬全体の平均寿命が年々延びているとはいえ、1日でも長く一緒にいるためには、飼い主さんの努力が欠かせません。

今回の記事の内容を参考に、愛犬の健康を維持して長生きしてもらってください。