目が見えないなんて信じられない!元気いっぱいの13歳
もし目が見えなかったら、暮らし慣れた部屋の中であっても動くのが怖くなってしまうのではないでしょうか。
しかし、柴犬のウィッシュくんは違います!
慣れた部屋の中はもちろん、何があるか分からない外であっても平気!目が見えないのにそんなこと気付かせないくらい元気良く動くんです。
これが両目のない13歳の柴犬よっ! pic.twitter.com/BEtOQZZL3R
— 柴犬ウィッシュ (@shibainu_wish) October 3, 2021
2017年に緑内障のため眼球摘出をし、全盲となったウィッシュくん。飼い主さんにお話しを伺いました。
―ウィッシュくん、目が見えていないとは思えないほど自由に動いてますね!
「両目を失ってから1、2週間ほどで散歩を怖がらなくなり、1ヶ月も経つと家の中にある家具の配置や散歩ルートも記憶できたようで、以前と変わらないほどしっかりとした足取りで歩くようになりました」
ツイートでは家具や壁にぶつかることなく楽しそうに遊んでいるウィッシュくん。配置を記憶しているから大丈夫なんですね!
続いてのツイートは散歩中の様子です。
ほんの少しも歩みを止めることなくスタスタ歩く姿を見ていると、とても目が見えていないとは思えません。
台風が来るって言われてた日に撮影したウィッシュくん
せっかく胴回りピチピチのレインコート着せたのに全然雨降らなかったんだよね😂立ち耳だからかすぐに帽子脱げる🤣 pic.twitter.com/kZ1js1lfXM
— 柴犬ウィッシュ (@shibainu_wish) September 19, 2021
―ウィッシュくん、とても13歳とは思えない元気さですね♪
「体調のチェックにはとても気を付けています。瞳がないので、まとっている雰囲気や普段との顔つきの違いで体調の変化を見るんです。『いつもより表情が暗い』『元気がない』と感じたら、すぐに病院に連れて行くんですよ」
お散歩でスタスタ歩ける元気なシニアでいられるのは、飼い主さんが日頃から注意深く気を付けているからなんですね。
目の見えないウィッシュくんを驚かさないために、触る前に声をかけるなどの配慮もされているそうです。とはいえウィッシュくんは元々穏和な性格のため、驚いたとしても噛むことはないそうですよ。
最後に飼い主さんにとってウィッシュくんはどんな存在なのか教えてもらいました。
「ウィッシュは私たち家族の中心です。いつでもどんなときでもウィッシュが一番、ウィッシュのことを最優先に考えて行動しています。目がなくてもそれを感じさせないくらい明るく元気なウィッシュの姿を見ていると自然と笑顔になり、嫌なことがあっても全部吹き飛んでしまいます。そのくらい私たち家族にとって、ウィッシュは大きな存在です」。
ウィッシュくんがのびのびと暮らしているのも、やはり飼い主さんをはじめ家族の気遣いやフォローがあってのことだと思います。
ツイートを見ている側に不自由さや辛さを感じさせず、それどころか元気をくれるウィッシュくんには、その名の通りご家族の願いを感じずにはいられません。これからも末永く、元気な姿を私たちに見せてくださいね。
ウィッシュ/13歳(2008年9月9日)/男の子/柴犬
性格:明るく大胆かつ自由気まま
名前の由来:「家族みんなが明るくなるように」という願い(wish)を込めて
Twitter: @shibainu_wish
著者/ブリーダーナビ編集部