その1.リラックスしている
ワンちゃんの口元が緩んで口角が上がって見えるとき、穏やかな気持ちでリラックスしていると考えられます。
大好きな飼い主と一緒に過ごせて安心しているんですね♪
口元だけではなく、目を細める、何度も瞬きをする、目をそらすなどの様子も見られることがありますが、これは心を許している相手に見せる友好のサイン。
犬は「アイコンタクト」をコミュニケーションとして使わない生き物なので、基本的には目が合うことを避ける傾向があります。逆に恐怖や不安を感じているときには、じっと凝視し目をそらそうとしません。
飼い主の前で目をそらしたり細めたりするのは、信頼を寄せている証拠。「私は落ち着いているよ」のサインということです。
目を細め口元を緩めている表情は、まるで人間の笑顔のようでとても可愛いですよね！
その2.飼い主の真似をしている
ワンちゃんが見せるその笑顔、実は飼い主が楽しいときや嬉しいときにする表情を真似しているのかもしれません。
ワンちゃんは、飼い主のことをよく観察しています。犬はもともと群れで行動をする生き物なので、周りにいる仲間の表情をよく観察することが得意なのです。
相手が大好きな飼い主であればなおさら良く知ろうと観察しているはずで、どんなときにどんな表情をするのかまで、ワンちゃんはよく見て理解していると考えられています。
飼い主が嬉しい！楽しい！といった明るい感情のときにする表情を見て、ワンちゃんも同じ感情のときに真似をしているというのは、なんとも健気で愛らしいですよね♪
その3.敵意がないことのサイン
ワンちゃんは、相手に敵意がないということを示すときに、まるで笑っているように表情を緩ませます。
飼い主だけではなく、来客や散歩中にすれ違う他の人やワンちゃんに対しても笑顔を見せることがありますが、そのときは相手に敵意がないことを表していると思われます。
「ケンカするつもりはないよ」というサインを送り、ケンカやトラブルに発展することをワンちゃんなりに避けようとしている、ということです。
これも、飼い主を想っての行動かもしれません♪
「お利口さんしてるよ！」と飼い主のほうをチラチラ見てくるときには、たくさん褒めてあげてくださいね。
「笑顔」はポジティブなサイン♪
ワンちゃんが笑顔を見せるときに考えられる心理を3つご紹介しました。
実際にワンちゃんも人間のように笑っているのかというと、そこはまだ明らかになっていません。しかし、「笑顔」のように見えるとき、そこには「落ち着いているよ！」「ボクも楽しいよ！」「敵意はないよ！」というポジティブな感情が込められているようですね。
飼い主に向かって笑顔を見せるのは、深い信頼関係が築けている証拠です。これからもワンちゃんがリラックスして穏やかに過ごせるような環境をつくり、一緒に楽しい生活を送ってくださいね！
著者／ブリーダーナビ編集部