犬は何で飼い主を判別してるの？みんなの「見分け方法」調査結果も発表★ブリナビ調査隊★

犬は嗅覚と聴覚がとても優れているというのは有名な話ですが、同時に視力が低いというのもよく耳にしますよね。

でも飼い主さんと他人の区別は明らかについていることを考えると、飼い主さんのことは、においで判別しているのでしょうか？

愛犬が飼い主さんのことを他人と見分けている方法について考えていきたいと思います。

まずは愛犬家のみなさんに聞いた「愛犬はどうやって見分けてる？」のアンケート結果をご覧ください！

（ブリーダーナビ公式YouTubeでのアンケート 2021年11月4日実施回答数68）

最も多かったのが「見た目」で43％、僅差で「におい」の38％となりました。

「声」で聞き分けているワンちゃんは16％で、「見分けていない」子は3％という結果に。

筆者の愛犬は、家族を駅まで迎えにいくと「誰を迎えに来ているか」は把握しているようなのですが、背格好の似た他人の元へ駆け寄っていこうとします。

ボブヘアの家族を迎えに行ったらボブヘアの女性全員に興奮しているのを見て、犬って意外と鼻じゃなくて目を使ってるんだな…と思ったものですが、43％の飼い主さんも同じように感じられているのかもしれないですね。

実は犬が「顔」で飼い主を判別している、という研究結果があるんです。

これはイタリアのパドヴァ大学による2010年の実験で、飼い主と知らない人を交互に犬のいる部屋に入れたときの反応をみたものです。

犬達は、飼い主が部屋にいるときには顔を見たり、出たあとでドアに近寄ったりと、知らない人には見せない反応をしました。

その後、両者がマスクをかぶって顔が見えない状態にすると、愛犬の反応が薄くなったことから、飼い主のことを「顔」で判別している、という結果が出たのです。

とはいえ犬の視力は0.3もないと言われています。飼い主さんのことは見た目で判別しているとはいえ、音やにおいの情報も合わせて総合的に判断していそうですね。