海外でも人気♪日本犬の最新人気ランキング大発表!

近年では日本に留まらず、海外でも高い人気を博している日本犬。

今回は、日本原産の犬(狆、土佐闘犬、日本テリア、日本スピッツ)と、天然記念物に指定されている日本犬(北海道犬、秋田犬、柴犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬)を対象に、ブリーダーナビでの2021年上半期成約数から集計したランキングを紹介いたします。

第1位.柴犬


人気No1は柴犬。日本国内はもとより、海外でも『SHIBA』と呼ばれ高い人気を誇る柴犬は、ピンと立った耳とキリッとした顔立ち、くるんと丸まった尻尾が特徴的な犬種です。

日本犬で唯一の小型犬で、日本人がイメージする「犬らしい犬」になります。

性格は独立心が強くひとりでいることを好む反面、飼い主に対しては忠実で、日本犬らしい性格といえるでしょう。

第2位.豆柴


日本犬の中で最も小さい柴犬の中でも、特に小さな個体を豆柴といいます。

つまり簡単に言ってしまえば、豆柴とは「とても小さな柴犬」のこと。定義は曖昧ですが、成犬になっても30~35cmほどの大きさの柴犬が概ね豆柴として扱われているようです。

日本では住宅事情などから小型犬が人気です。柴犬に次いで第2位という結果にもうなずけますね。

体の大きさ以外に柴犬との違いはなく、性格も柴犬そのもの。子犬のように小さくかわいらしいのに、家族にも滅多に甘えることがないくらいクールです。適度な距離感を好むので、あまり構いすぎないようにしましょう。

第3位.日本スピッツ


過去には「吠える犬」というイメージが強かったものの、現在は改善され再び高い人気を誇る犬種になりました。

スピッツという名前の通り、細く鋭いマズルと小さく厚い三角形の耳が特徴です。

性格は温和で好奇心旺盛。基本的に警戒心が強いものの、飼い主にはベッタリ甘えてきます。しつけ次第では神経質な面が現れることもあるので、子犬の頃にしっかり社会化するようにしましょう。

第4位.狆(チン)


マズルが短く独特な顔立ちをした、体高と体長がほぼ同じ長さの小型犬です。耳は前方に折れた垂れ耳、長い被毛と丸く大きな目、短い口先と、他の日本犬とは一線を画す特徴を持っています。

性格は物静かで穏やか。元々が愛玩犬なので室内で飼いやすく、物静かで過度に興奮することは滅多にありません。

やや神経質な面があるものの基本的には大人しく、飼い主には深い愛情を示します。

第5位.秋田犬


『忠犬ハチ公』で知られる秋田犬は、足が長く腰高でがっしりとした体格の日本犬で唯一の大型犬です。スタンダードとして認められていないものの、稀に「むく毛」と呼ばれる長毛タイプの個体が生まれることも。

日本犬らしく警戒心と自立心が強いですが、ハチ公で分かる通り飼い主への忠誠心はとても高い犬種です。

人の指示を理解できる賢さと状況判断できる知性を持つので、しつけはしやすいでしょう。

第6位.甲斐犬


勇ましく野性味溢れる風貌の甲斐犬は、虎のような縞模様から別名『甲斐虎』とも呼ばれています。現在でも猟犬として働く個体がおり、発達した筋肉と引き締まった体が印象的です。

端正な顔立ちと美しい虎柄の毛も魅力の一つです。

『一代一主』といわれるほど飼い主への忠誠心が強く、一度主と認めた相手には生涯をかけて付き従います。

現役の猟犬ということで状況判断できる知性を持ち、飼い主の様子を静かに見守るほどの賢い犬種です。

第7位.日本テリア

18世紀にオランダから持ち込まれた【スムース・フォックス・テリア】と土着の小型犬との交配により生まれた犬種です。

体長と体高がほぼ同じ小型犬で、全身白一色でありながら頭だけ黒く、両ほほや目の周りにタンが入る、とても特徴的な毛色をしています。

テリア種にしては穏やかでやや怖がりなところがあり、飼い主さんに対して甘えん坊。

小さなお子さんや余所のワンちゃんとも仲良くできます。

まとめ


本来現存する【日本犬】といわれるのは『北海道犬』『秋田犬』『柴犬』『甲斐犬』『紀州犬』『四国犬』の6種類だけになります。今回は、ここに日本原産の『狆』『土佐闘犬』『日本テリア』『日本スピッツ』の4犬種を加えた10種類の中からランキングを発表しました。

ランキングでは柴犬が堂々の1位という結果になりましたが、どれも洋犬にはない魅力に溢れた犬種ばかり。

今後犬を飼いたいと考えている方は、日本人に馴染みのあるこれらの犬種を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。