今回は特に抜け毛が多いとされる犬種を5つ、お手入れやお掃除の方法とともに紹介します。
まずは愛犬家のみなさんにご協力いただいたアンケート結果を発表!
愛犬の抜け毛対策で苦労してる?
(ブリーダーナビ公式Instagramでのアンケート 2021年9月21日実施 回答数125)
『抜け毛対策に苦労している』飼い主さんは全体の約3割という結果に。
意外と苦労している方が少ないかな?という印象ですが、みなさんはいかがでしょうか。
人気第1位のトイプードルは「シングルコート」で抜け毛が少ないことでも有名な犬種です。もしかしたら抜け毛の少ない犬種を飼っている人が多いのかもしれませんね。
苦労している人もしていない人も、知っておいて損はない抜け毛対策もご紹介していますのでぜひチェックしてください♪
1.ゴールデンレトリーバー
抜け毛が多い犬種の代表格といえるのが、ゴールデンレトリーバーです。
とても人懐こく賢いため飼いやすく人気が高い犬種ですが、抜け毛が多いためお手入れは大変かもしれません。大型犬ということもあり、体の大きさに比例して抜け毛の量も相応です。
加えて換毛期があるので、年に2回春と秋には抜け毛の量に驚くかもしれません。換毛期の抜け毛量は、抜け毛で大きめのごみ袋がいっぱいになるほどなので、掃除も合わせてブラッシングはまめに行う必要があります。
2.シベリアンハスキー
シベリアンハスキーは寒い地域原産なので、寒さから身を守るためとても毛量が多く、その分抜け毛の量も多い犬種です。
年中抜け毛が多い犬種ですが、特に換毛期になるとその量は凄まじく、バケツ1杯分の毛が抜け落ちるといわれるほど。
掃除の手間を減らすためにもおよそ3週間続く換毛期には、特に意識してブラッシングをしてあげる必要があります。
3.柴犬
日本犬の中で最も小柄な柴犬ですが、日本犬の中でも特に抜け毛が多いといわれています。
小型犬なので大型犬に比べれば少ないですが、それでも体の大きさの割に抜け毛は多いので、ブラッシングは日課にすると良いでしょう。
柴犬にも換毛期があるため、その時期には普段のブラッシング以上に丁寧なお手入れが必要です。
抜け毛は放っておくと毛玉になり皮膚の通気性が悪くなるので、皮膚病の原因になってしまいます。柴犬は皮膚が弱いので、健康のためにも抜け毛のお手入れは欠かせません。
4.ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
コーギーは抜け毛が多く年2回の換毛期があるダブルコートの被毛を持つ犬種で、「撫でるたび手に毛がつく」「部屋中に毛が散らばる」といったことが日常茶飯事です。
ブラッシングは毛艶を良くする見た目のお手入れだけでなく、毛の絡みや毛玉を取り除くことで皮膚の通気性を確保し、健康を守るという効果もあります。
犬のブラッシング用のブラシにはさまざまな種類があり、中には下毛をかきとる専用ブラシもあるので、上手に使い分けてブラッシングしてあげてください。
5.ビーグル
ビーグルは麻薬探知犬として活躍するほど利口で賢く、優しい性格をした犬種ですが、同時に特に掃除が大変な被毛を持っていることでも知られています。
毛が短く一見するとお手入れが楽そうですが、実際は被毛の密度が高く毛が抜ける量もかなり多いので、お手入れや掃除は欠かせません。
短い毛は服やカーペットに刺さると取り除きにくく、洗濯や掃除の手間がかかってしまいます。
抜け毛対策
基本はブラッシング
犬の抜け毛対策の基本は、小まめなブラッシングです。特に抜け毛が多い犬種の場合、毎日ブラッシングをしても、全くやりすぎではありません。
ブラッシングをすることで、体に残った抜け毛を除去できるだけでなく、床に落ちる毛の量を減らすことができるため、部屋のお掃除も楽になるでしょう。
特に換毛期がある犬種の場合、年2回春と秋には驚くほどの量の毛が抜け落ちるので、毎日のブラッシングは必要不可欠といえます。
シャンプーも重要
抜け毛対策ではブラッシングを基本に、月1回程度のシャンプーも欠かさないようにしましょう。
人間のシャンプーというと、汚れを落とすために行いますが、犬の場合それだけでなく抜け毛を取り除くためでもあります。
カバーオールやカットも有効
毛が抜けたら困る場所では洋服を着せて抜け毛の飛散を防ぐ方法もあります。
手足を覆ういわゆる「つなぎ」のような形のカバーオールも、最近では多様なタイプのものが発売されているので、生地やデザインなどで愛犬に最適なものを選んでみてください♪
また犬種によっては被毛を短くカットするのもよいでしょう。ただし短くしすぎると本来被毛で防げていた紫外線や気温、害虫の影響を受けやすくなるため注意が必要です。
掃除は粘着ローラーやハンディモップで
犬の抜け毛対策は、ブラッシングなどのお手入れだけでなく、抜け落ちた毛の掃除も重要です。
ホウキや掃除機では毛を舞い散らせるおそれがあるので、粘着ローラーやハンディモップを使うと良いでしょう。
まとめ
犬を飼う以上、多かれ少なかれ抜け毛は発生するのでお手入れは欠かせません。今回は、特に抜け毛が多い犬種を5種紹介してきました。
犬の抜け毛対策は、ブラッシングなどのお手入れだけでなくお部屋の掃除も必要です。
これから犬を飼う人も、既に一緒に暮らしているという人も、今回の記事を参考に、上手に愛犬の抜け毛と付き合っていけるといいですね。
著者/ブリーダーナビ編集部