そして実際は、どちらをメインで使っている人が多いのでしょうか?ブリーダーナビ公式YouTubeでアンケート調査しました!
あなたは首輪派?ハーネス派?
(ブリーダーナビ公式YouTubeでのアンケート 2021年9月7日実施 回答数100)
なんと『ハーネス派』が約6割、『首輪派』の2倍以上を獲得という結果に!
思っていた以上にハーネス派が多いと感じました。
両方同時に装着しているけれど、リードをつないでメインで使っているのはハーネスだという方も『ハーネス派』に含まれていると考えても多い印象です。
首輪の種類と気を付けたいこと
メイン使用率の低い首輪ですがその歴史はかなり古く、日本では平安時代の絵に首輪をつけた犬が描かれているそうです。
首輪には歴史の古い分、様々なタイプのものがあります。主なものだけをご紹介すると…
- ベルトタイプ
- バックルタイプ
- チョークタイプ
- スパイクタイプ
一般的なのはベルトやバックルタイプのいわゆる普通の首輪です。オーソドックスな分安全性も高いですが、カチっとはめるバックルタイプは留め金箇所のプラスチックが劣化しやすいので注意が必要です。
またチェーンでできたチョークタイプの首輪をしている犬もよく見かけますが、チョークチェーンはお散歩時に引っ張りのある子には不向きです。リードを引けば引くほど首が締まっていく形状をしているため、ハーフチョークであっても引っ張り癖のない犬か、チェーンを使ったしつけ方法をご存じのベテラン飼い主さん以外にはむいていないと言えます。
スパイクタイプは闘犬や大型犬などで時折つけているところを見かけますが、首輪の内側に突起がついていて犬の首を痛める形状をしているため、こちらも気軽に使用することはおすすめできません。
ベルトタイプの首輪であっても、お散歩時に引っ張ってしまうワンちゃんの場合、強く後ろに引っ張られることで気管に食い込み、場合によっては気管虚脱など取り返しのつかない病気になってしまう可能性も。
お散歩時に引っ張り歩きをしてゼーゼー言っている犬はすでに気管に負担がかかっている状態ですので、早急にハーネスメインに切り替えることをおすすめします。
ハーネス着用で気を付けたいこと
大人気のハーネスですが、こちらも最近ではいろいろなタイプのものが発売されています。
首に負担のかからない形状のもの、引っ張り癖のある犬の引っ張る力を抑制するもの、リードフック以外に飼い主が持てるハンドルの付いているもの、そして洋服と一体型になったファッション性の高いものもあります。
犬の体に負担の少ないハーネスですが、その分抜けやすいものが多いのが難点。
正しく装着していても後ずさりすると抜けてしまうものもありますので、嫌がる愛犬を無理に引っ張るような動きは避けるのが安全です。
結局のところ首輪とハーネスどっちがいいの?
本来の理想である「引っ張らない」お散歩ができるワンちゃんであれば、首輪のみでもちろん充分です。
逆に引っ張りがちな子や首への負担が気になる子には、ハーネスを使うことをおすすめします。
けれども抜けやすいハーネス「だけ」で外に出るのは危険!万が一のことを考えて首輪とハーネスを両方使い、リードを2本使う「ダブルリード」が最も安心です。
愛犬の犬種や性格などに合わせて、最適なお散歩グッズを選んでくださいね♪
著者/ブリーダーナビ編集部