愛犬が甘えてこない…いつもと違うときに考えられる理由5つ

日常で、愛犬の様子が「今日はいつもと違うな…」と感じることもあると思います。

ほんの少しの違和感でも、場合によっては心身の不調を現わすサインかもしれません。今回は、そんないつもと違うときに考えられる5つの理由を紹介します。

愛犬がそれまで見たことのない行動をするようなら、何かしらのストレスを感じているかもしれません。

ストレスのもととなるのは、ケガなどの痛みや不快な物事ですが、人や他の動物に対してストレスを感じる場合もあります。

過度なストレスを感じると、心身の健康に害を及ぼす恐れがあるので、愛犬の行動に変化があると感じたらその原因が何なのか調べて、遠ざけてあげると良いでしょう。

犬は我慢強い動物なので、体に痛みを感じていても、それを表に出しません。

しかし我慢していつも通りにしているつもりでも、ケガをするとその部分をかばう動きになるものです。

もしも歩き方がいつもと違ったり、散歩に行くのを嫌がるようであれば、どこかにケガをしている可能性が高いです。体に触れてみて、特定の箇所に触られることを避けるような行動をするのであれば、そこが患部と考えられます。

行動に変化が出るほど痛みを感じている可能性があるので、速やかに動物病院へ連れて行ってください。

明確な原因もなく、愛犬が妙にそわそわしていたり落ち着きなくウロウロしていたりするようなら、体調不良や何らかの病気を発患っているかもしれません。

落ち着きなく歩き回る原因でよくある例としては、下痢や便秘などお腹に不快感がある場合。

また耳をかくようなら外耳炎など耳の病気、しきりに目を擦るようなら目の病気の可能性が高いです。

愛犬の行動を良く観察して、異常があるようなら理由が分からなくても念のため動物病院で診てもらうとよいでしょう。

犬が突然落ち着きなくそわそわすることがあります。よくある原因として知られているのが、不安を感じているというものです。

不安を感じる理由はさまざまですが、例えば飼い主が出かける用意をしていて、ひとりになることを察すると不安を感じる子もいます。

こうした子はひとりになることに慣れておらず不安に感じてしまっているので、しつけやトレーニングでひとりでも安心なことを教えてあげると良いでしょう。

不安の度合いが大きかったり長時間続いたりすると、ストレスから分離不安になる恐れもあります。なるべく早いうちからひとりでいることに慣れさせるようにしつけておけると良いですね。

犬も人間と同様、恐怖を感じると落ち着きがなくなり、どうにか恐怖を紛らわせようと普段では見られないような行動をします。

例えば、雷や打ち上げ花火の音が苦手な犬は、恐怖を感じて室内を意味もなくウロウロと歩き回ります。中には家具の隙間などの狭い場所に入り込んで、身を隠そうとする子も。

こんな場合は、まず落ち着かせることを第一に考えて行動しましょう。

落ち着ける音楽を聞かせたり、安心できるよう抱っこして撫でてあげたりしてあげてください。

いつもは積極的に甘えてくる愛犬が、なぜか今日は近くにも寄ってこない。

不思議に思っても、ほんの些細なことだから気にしないという方もいらっしゃるでしょう。

しかし歩き方などのほんのちょっとした変化でも、場合によってはケガや病気といった心身の不調のサインかもしれません。

飼い主は愛犬といつも一緒にいるからこそ、微妙な変化にも気付けるもの。見過ごさず、原因を取り除いてあげたいものですね。