ワンちゃんのかわいらしさを支える1つの要因が、各犬種特有の被毛です。
本記事では、ブリーダーナビで2021年上半期に成約した頭数を集計した結果から、長い被毛を持つ犬種の人気をランキング形式で紹介します。
第5位:ミニチュアシュナウザー
ミニチュアシュナウザーといえば、口周りのひげや立派な眉毛に見える被毛が最大の特徴です。この特徴的な被毛は、年に2回換毛期がある抜け毛が多い二重構造のダブルコートですが、例外として抜け毛が少ない犬種です。
しかし、毛が抜けない分伸び続けてしまうので、ブラッシングなど定期的なお手入れが必須の犬種です。
第4位:マルプー
マルチーズとトイプードルのミックス犬ということで、どちらの特徴がより濃く出るのかによって被毛の特徴が異なります。
毛並みは大きく分けて3種類に分けられます。
多くの場合、両親の特徴を受け継いだゆるくカールした被毛をしていますが、トイプードルの特徴が強い場合は巻き毛、マルチーズの特徴が強い場合には直毛になるようです。
中には、耳だけ直毛で顔は巻き毛といったように、部位ごとに特徴が現れる場合も。
第3位:ミニチュアダックスフンド(ロングヘアード)
ロングヘアードは、日本で最も飼育頭数が多いミニチュアダックスフンドで、スパニエル種の血を引いているためウエーブがかった柔らかい被毛を持っています。
ミニチュアダックスフンドの被毛の種類はロングヘアードの他に、スムースヘアード、ワイアーヘアードがあります。ロングヘアードはこの3種類の中で最も抜け毛が多く、耳や尻尾などの一部毛が長い部分は毛玉になりやすいので、こまめなブラッシングが必要となります。
第2位:ロングコートチワワ
チワワには、スムースコート(短毛)とロングコート(長毛)という、2種類の被毛のタイプが存在します。ロングコートは耳・首元・尾などに特徴的な飾り毛が生えており、スムースコートに比べ優雅な印象です。
スムースコートよりも毛が生え変わるサイクルが遅いため、その分抜け毛が少なくなります。ただし換毛期があるため、ブラッシングは必須となります。
第1位:トイプードル
トイプードルの被毛の特徴は、クルクルとした巻き毛です。硬い巻き毛が密集しているうえ、「シングルコート」という下毛がない犬種のため抜け毛が落ちにくく、比較的お手入れの手間がかかりません。
しかし巻いた毛は絡まりやすく、お手入れせずに放っておくと毛玉になりやすいので、定期的なトリミングや毎日のブラッシングは必須。
手がかかる子ほどかわいい♡ということで(?)堂々人気第一位となりました!
6位以下のランキング
- 6位 ポメラニアン
- 7位 ヨークシャーテリア
- 8位 シーズー
- 9位 ゴールデンレトリーバー
- 10位 チワプー
- 11位 ボーダーコリー
- 12位 ビションフリーゼ
- 13位 マルチーズ
- 14位 スタンダードプードル
- 15位 ペキニーズ
6位以下の順位は上記のようになりました。
惜しくもランク外となってしまったものの、どれも他にはない特徴を持った魅力あふれる犬種ばかりですね。
まとめ
今回は、アンケート結果から分かった長毛の犬種ランキングを紹介しました。
上位5件を見てみると、比較的飼育しやすい犬種が選ばれているようです。
長い被毛を持つ犬種は、短毛に比べてお手入れが大変な印象ですが、反面オシャレを楽しむことができるので、愛犬にどんなことを求めているのかで好みが分かれるところでしょう。
今犬を飼いたいと思っている方は、今回のランキングを参考に、迎えるワンちゃんを選んでみてはいかがでしょうか。
著者/ブリーダーナビ編集部