【犬吸い】をご存じでしょうか。犬吸いとは愛犬のモフモフの顔や体、肉球に顔を埋めて思い切りにおいを吸い込む行為です。あまり一般的ではないものの愛好者は意外に多く、そのあまりの多幸感から、半ば中毒になっている方も少なくないようです。
ブリーダーナビ公式Instagramで、犬吸いしている飼い主さんの割合をアンケート調査しました。
『犬吸い』する?
(ブリーダーナビ公式Instagramでのアンケート 2021年8月6日実施 回答数58)
なんと半数以上の飼い主さんが「愛犬を吸っている」ということが判明しました!それでは人気の「犬吸い」について、詳しく見ていきましょう♪
そもそも犬吸いって何?
【犬吸い】とは、読んで字のごとく犬を吸う行為です。
「犬って吸うものだっけ?」と思う方もいるでしょうが、実は意外とメジャーな行為で、googleで『犬吸い』を検索すると何と1億近い数がヒットします。
内容は至ってシンプルで、愛犬の顔や体に顔を埋めたまま鼻で息を吸うだけ。
「疲れやストレスが吹っ飛ぶ」として、その筋の愛好家の間では日常的に行われています。
「ちょっと甘いにおい」「洗ったあとのほんのり湿った状態が最高」など、人によって好みもさまざまなようです。
犬吸いが流行したきっかけは定かではありませんが、数年前に【猫吸い】が流行り、「なら犬だって吸いものだろう」ということで、犬吸いも流行ったとか。
では、犬吸いで得られる効果を見ていきましょう。
1.疲れが吹き飛ぶ
仕事から帰ってきて犬を吸うことで、1日の疲れも吹き飛びます。
犬吸い愛好者の中には、「帰宅すれば犬を吸うことができるから仕事を頑張れる」と考えている方もいるようです。
2.ストレス発散
犬吸いをすることで、抱えていたストレスも発散することができます。
日頃愛犬との触れ合いを大事にされている飼い主さんでも、愛犬の体に顔をうずめて思い切りにおいを吸い込めば、一種のアニマルセラピーのような効果が期待できるでしょう。
3.嫌なことを忘れられる
何か嫌なことがあっても、犬を吸っている間はすべて忘れて、とにかく無心になることができます。
スキンシップも兼ねて、愛犬のエネルギーと一緒に吸ってはいかがでしょうか。
ただし中毒性が高いので注意
合法ではあるものの、それなりにコストが高く一度はまると抜け出すことが難しい【犬吸い】は、ある意味で危険な行為といえるかもしれません。
依存性が高く、人によっては1種類では満足できず、複数の種類を所持する方もいらっしゃいます。健康に害が及ぶ可能性は低いものの、1度はじめると止めるのは困難です。
また吸っている側はただただ幸せですが、吸われている側はうっとうしく感じていたり困惑していたり、場合によっては迷惑に思っている可能性も否定はできません。吸った後は、おやつを与えるなど、ご機嫌を取る所までワンセットにすることをおすすめします。
過度な犬吸いは危険かも
犬吸いは、あまり過度にならず常識の範囲で行うなら問題はないでしょう。
基本的にメリットしかない犬吸いですが、過度のスキンシップにより、犬から人、人から犬へ相互にうつる【ズーノーシス(人獣共通感染症)】には気を付ける必要があります。
ズーノーシスとは、人間から動物、動物から人間へと相互に感染する病気のことで、犬の場合有名な所では狂犬病があげられます。
極まれではあるものの、飼い主にも愛犬にも病気に感染するリスクがあるということを理解してください。
著者/ブリーダーナビ編集部