犬の十戒に『裏』バージョンが!?『老犬の十戒』と『犬の聖歌』も合わせてご紹介!

『犬の十戒』という、犬の視点で書かれた10編の詩をご存じでしょうか。現在知っている方も多くなった詩ですが、これには派生作が複数あります。今回は合わせて4つの犬に関する作品を紹介していきます。

犬の十戒


『犬の十戒』は、犬の視点から飼い主に語りかけている詩です。

ノルウェーのブリーダーMrit Teigen氏がお客さんに手渡していた『The Ten Commandments of Dog Ownership』が原典といわれており、飼い犬と人間との理想の関係が犬視点で書かれた内容となっています。

十戒とは、10の戒律(宗教的な規則)のことで、この場合『愛犬との約束事』と言い換えられるでしょう。

裏犬の十戒


犬の十戒には、もう1つ『“裏”犬の十戒』というものもあります。

これは裏とはいっているものの厳密には表と裏の関係性はなく、犬の十戒のパロディーです。

パロディーだけあって、ネタ感が強い内容となっています。しかし裏の方もまた、人間と一緒に暮らす犬の視点から飼い主へのお願い(?)を書いた内容となっているので、「愛犬もこんなこと考えているのかな?」と想像しながら読むと面白いのではないでしょうか。

老犬の十戒


老犬の十戒とは、犬の十戒を元に年老いた愛犬を介護する飼い主さんが作った、介護される愛犬の目線で書かれた詩です。

病気を患い、自分で排泄することもできないほど弱っていく年老いた愛犬の介護を続けた作者は、どうすることもできない自分を責めたそうです。

そうした辛い日々の中で生まれたのが、この【老犬の十戒】という詩です。

生き物である以上、年老いていつかは最期の時を迎えます。

それでも、思い出はなくなりません。

年老いて病魔に冒される愛犬の介護で、毎日辛い思いをしているであろう飼い主さんに、ぜひ読んでいただきたい内容となっています。

犬の聖歌


これまで紹介してきた3つの犬の十戒以外にも、犬に捧げられた言葉が存在します。それが【犬の聖歌】と呼ばれる文章です。

この文章は、アメリカで行われた羊飼いによって射殺された猟犬に関する裁判で発せられた、「アメリカに住まう犬へ捧ぐ」と題した言葉になります。

これは射殺された犬の飼い主が雇った弁護士の言葉で、「彼はこの件を勝ち得るか、またはミズーリ州のすべての犬に謝罪せねばならない」と記録されています。

まとめ


犬の十戒は、犬の飼い主であれば共感できる内容といえるのではないでしょうか。

十戒にもある通り、犬の寿命は10~15年と人間とは比べるまでもなく短いです。その間、飼い主と愛犬との間には嬉しいことも悲しいことも含め、さまざまな出来事があるでしょう。

この期間、愛犬と飼い主が互いに幸せでいられるよう、どんなことをしてあげられるのか、言葉の意味を考えてみることをおすすめします。