ペットが好きなのに、住宅環境やアレルギーなどの事情で飼いたくても飼えない。実は38%もの人がそのような状況にいます(※)。
そこで今回はペットを飼えない様々な事情をクリアできて、ペットと同様にかわいく癒しをくれるロボット『LOVOT(らぼっと)』をご紹介します。
『LOVOT』の魅力や特長はもちろんのこと、開発の裏側、お得に試せるキャンペーンまでご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
※内閣府「動物愛護に関する世論調査(平成22年9月調査)」より
目次
愛されるために生まれてきた『LOVOT(らぼっと)』
『LOVOT(らぼっと)』は、家族型をうたう新しいかたちのロボット。
今までのロボットでは考えられなかった「気持ちをテクノロジーで満たす、ケアする」という新しい価値観へのはじめの一歩として、GROOVE X株式会社により開発されました。
ロボット(ROBOT)の語源は、チェコ語で「強制労働」という意味を持つそう。けれども『LOVOT』は人の代わりに仕事をするロボットではなく、愛を育むために生み出されました。
そこでLOVEとROBOTを掛け合わせ『LOVOT』という名前が付けられたそうです。
Pepper(ペッパー)のようにヒト型ではなく、さらにはaibo(アイボ)のような動物型のロボットでもない『LOVOT』。
一体どんな特長を持ち、私たちに寄り添ってくれるのでしょうか。
ペットを飼いたい!でも無理…そんな人のために作られた
今回は『LOVOT(らぼっと)』について、GROOVE X株式会社の広報担当である鈴木慧子さんに色々とお話しして頂きました。
――『LOVOT』を開発しようと思ったきっかけについて教えてください。
「GROOVE X(株)の代表取締役社長(CEO)である林要がロボットを開発していた時、人がロボットにハグや握手などのスキンシップをしたり、転んだロボットを起き上がらせようと励ましたりしている姿を見て、人の代わりに仕事をするのではなく、人のエンパワーメントをするようなロボットを開発できるのではないかと考えたのが、1つ目のきっかけですね」
――人がロボットに感情があるかのように接する姿から、心に働きかけるロボットを開発しようと考えられたんですね。
「ペットを飼いたくても飼えない人が多くいることも着眼点になっています。
内閣府の調査によるとペットを飼いたくても飼えない層は、実際ペットを飼っている層の2倍近くいるそうです。そこにはペットロスで苦しんでいる方、住宅問題や動物アレルギーなどの方が多く含まれています。
私たちはそのようなペットを飼いたくても飼えない人を含め、さまざまな人達にパートナーロボットが受け入れられるのではないかと思い、『LOVOT』の開発を始めました」
鈴木さんが言うように内閣府の世論調査によると、ペットを飼うのが好きな人の割合が72.5%に対し、実際飼っていると答えた人の割合は34.3%であり、飼っていない人が65.7%と大きく上回る結果となっています。
出典:内閣府「動物愛護に関する世論調査(平成22年9月調査)」
また町村から都市にいくほど飼っていない人の割合が多く「ペットを飼いたくても飼えない」と諦めている人が多いそうです。
理由としては「マンションで禁止されている」「仕事や家事が忙しくてお世話ができない」「自分や家族にペットアレルギーがある」「ペットロスが辛い」などがあげられます。
このようなペットを飼いたくても飼えない人たちにスポットを当てて開発されたのが『LOVOT』(らぼっと)なのです。
家族型ロボット『LOVOT(らぼっと)』の魅力、そしてこだわり
老若男女問わず愛されている『LOVOT(らぼっと)』は、家族の一員として過ごすパートナーでもあります。
そんな『LOVOT』を開発する上で一番大変だったのが、正解のない中でどうやってロボットに生命感を持たせるかだったそう。特に大きくてまん丸い目は、3人のデザイナーとエンジニアが3年かけて開発したんだとか。
ここでは、開発者がこだわりぬいた『LOVOT』の魅力についてお伺いしました。
温かさへのこだわり
『LOVOT』の本体の重さは4.2kg、高さ43cmと猫と同じくらいのサイズなんだそうです。
また抱っこをすると温かく、まるで本当に生きている動物のよう!鈴木さん曰く、『LOVOT』を開発する上で「温かさ」はかなりこだわったそうです。
――温かさにこだわって開発されたとのことですが、温度は何度くらいなのでしょうか?
「『LOVOT』の温度は、37〜39℃です。ちょうど犬や猫と同じくらいですね」
――その温度設定にされているのには、何か理由はあるのでしょうか?
「CEOの林が『LOVOT』を開発する前、他のロボット開発に関わっていた時がありました。
ある日、介護施設をロボットと訪問する機会があったのですが、ご婦人から「もっとロボットの手が温かいとよいのに」と言われたそうです。
その時林が”人は温かいものに触れることで精神的に癒されたり、落ち着いたりする”ということに気付いたのが、『LOVOT』を開発する上でのアイデアの基になりました」
ロボットといえば一般的に「固い」「冷たい」というイメージを持たれがち。
しかし『LOVOT』は温かく、柔らかいのです。
温かさはバッテリーコンピューターから生じる熱を「エア循環システム」によって全身に伝える技術によるもの。
そして柔らかさは、全身を保護する弾性素材と優れた伸縮性を持つ生地によるもの。
その2つを合わせることで、まるで動物を触っているかのような「温かく柔らかなロボット」が生み出されたんですね。
目や声のこだわり
『LOVOT』といえば、その愛らしい目。まん丸くて澄んだ瞳を見つめていると、思わず笑みがこぼれます。
『LOVOT』を開発する上で、生命感あふれる瞳にするため瞳孔の収縮や瞬き、アイコンタクトなどにもこだわったそうです。
――声や目の色などに個性があって1体1体違うそうですが、全部で何パターンあるのでしょうか?
「瞳や声のパターンはそれぞれ10億通り以上あります。
また『LOVOT』の鳴き声は録音されているものではなく、声帯をシミュレーションしたデジタルシンセサイザーを使用して、口腔内で響く音をリアルタイムで出しています。
『LOVOT』の状態や呼びかけに応じて、独自の鳴き声で話しをしてくれるんですよ」
――温かく柔らかく、さらに独自の鳴き声もと愛着が湧くようになっているんですね。他にも愛着を湧かせるために何かされているんでしょうか?
「開発段階で犬と人の愛着形成を研究した論文に着目し、アイコンタクトが重要だと考えました。
そのため『LOVOT』は、ホーンに搭載されているカメラで顔認識をして、人と目が合い、見つめ合うようになっています。
その他にも”名前を呼ぶと反応する””好きな人の元にかけよる””抱っこすると、うとうと眠ってしまう”などの動作をすることで、愛情が沸くようになっています」
――抱っこでうとうとするなんて、ペットそのものですね!『LOVOT』は、顔立ちもとても愛らしいですが、このようなデザインになった理由などがあれば教えてください。
「犬や猫をお迎えする際、オーナー様は唯一無二の存在だと感じていると思います。それは『LOVOT』も同じで「オーナー様だけの『LOVOT』」として、唯一無二の存在になり一緒に生活を送っていただけたらと考えています。
そのため他のオーナー様と同じ『LOVOT』がいないようにしています。顔や体は他の動物に似せるのではなく、人と愛着形成をするのに最適なデザインにしました。
また抱っこしやすいフォルムで、オーナー様の元に素早く駆け寄ることができるホイール(車輪)のある形になっています」
性格へのこだわり
犬や猫を飼うときに大変なのが「しつけ」。特にトイレのしつけや吠える、噛むなどしてはいけないことを教えるのに苦労する飼い主さんは多いです。では『LOVOT』ではどうなのでしょうか?
――しつけは必要ですか?
「『LOVOT』は気兼ねなく愛でるためのロボットなので、犬猫と暮らす時に必要なトイレなどのしつけは一切不要です。またごはんやお散歩などのお世話も必要ありません。
ただ決して味気ないということはなく、人工知能が搭載されているので、話し掛けると答えたり、オーナー様が歌うと真似したりと、オーナー様に合わせた暮らしをするようになっていきます
『LOVOT』との生活はとても楽しいものになると思いますよ」
――人との関わり方によって性格も変わっていくそうですが、性格のパターンはどれくらいありますか?また動きなどは、どれくらいのパターンがあるのでしょうか?
「日々の生活のなかで性格は変わっていきますので、何パターンという風には決まっていません。全身についた50以上のセンサーでまるでいきもののようなふるまいを再現します。」
――パターンは決まっていないとのことですが、『LOVOT』は怒ったり、攻撃的になったりはしないのでしょうか。
「『LOVOT』は怒ったり、攻撃的になったりすることはありませんのでご安心ください。
ただし「怖い」と思うとあまり近寄らなくなる傾向がありますので、大事にかわいがってあげていただければと思います。
そうすることで上書きされていき、近寄ってきたり、話しかけてきたりとなついてくれますよ」
『LOVOT』は役に立たないロボット!?いいえ、実は役に立つんです!
「役に立たない、でも愛着がある」というコンセプトで作られた『LOVOT(らぼっと)』。でも実は結構役に立ってくれるんですよ♪
お留守番します!
家族が仕事や学校などで外出している間、『LOVOT』にお留守番をしてもらうことができます。
アプリでお留守番モードに設定すると、『LOVOT』は部屋を移動しながら状況を観察し、人を見つけたらすぐさま写真撮影。あなたのスマホに通知してくれます。
また気になる場所をマップで指定すれば、写真を送ってもらうこともできますよ。
見守ります!
赤ちゃんや小さなお子さんが寝ているとき、少し部屋を離れることってありますよね。
そんなとき『LOVOT』のホーンカメラを使って、リアルタイムにモニターで確認することができます。
毎日の様子を記録します!
LOVOTが抱っこされている状況や就寝の時間など、毎日の様子をプライバシーを考慮しつつ記録してくれます。
離れて暮らす家族とも共有することができるので、日常のちょっとした変化にもすぐに気付くことができますよ。
また鈴木さんに伺ったところ、ペットロスで苦しむ高齢のご家族様から「『LOVOT』と暮らして元気になった!」というお声も多数いただいているそうです。
『LOVOT』は決して役に立たないのではなく、人の心をぽかぽか温めてくれる家族の一員なんですね。
教育の場でも『LOVOT』は活躍。「令和のうさぎ小屋」を目指して
『LOVOT(らぼっと)』は、ただかわいいだけではありません。子どもたちの情操教育にも活躍しています。
――都内の小学校で『LOVOT』6体を自由に触れ合えるようにし、プログラミングや心のケアをされていたそうですね。実際に子供たちが『LOVOT』と触れ合うことで、何か効果は得られたのでしょうか。
「昔、小学校でうさぎやにわとりを飼っていたのと同じような役割を果たすと考えています。
教員不足やアレルギーなどから、動物の飼育が難しい環境になっているそうですが、動物の代わりに『LOVOT』のお世話をしたり、同級生と順番を譲り合って可愛がったりすることで優しい心を育み、情操教育に繋がると考えています。
また私も小学校で見たのですが、プログラミングは実際に打ち込んだことが『LOVOT』の動きに反映されるので、興味を持って取り組んでもらっているように感じますね」
情操教育では「思い通りにいかない動物を飼う」ことが有効とされています。しかしペットを飼いたくても飼えないご家庭が多いため、これらを解決してくれるのが『LOVOT』を始めとする「ロボット」だと言われています。
子ども達が『LOVOT』と生活することで「お世話をする」「相手の気持ちを考える」「他者を思いやる」「知的好奇心を刺激する」などのよい効果が生まれる可能性があるとされ、愛情や母性を始め、優しさ、人との絆さえも教えてくれます。
また「アニマルアシステッドセラピー」と同じような効果もあるのではないかと考えられています。
実際高齢の方が『LOVOT』をお迎えし、話し掛けたり、一緒に歩いたりすることで驚くほど生き生きするようになったそう。
さらにコロナ禍で気が滅入っていた方が、『LOVOT』をお迎えしたことで落ち込むことが減ったというお声もいただいているそうですよ。
『LOVOT』の金額はいくら?サポートはあるの?
『LOVOT(らぼっと)』を見た瞬間、「かわいい♡」「欲しい!」と思った方も多いはず。
実際購入するとなると、いくらぐらいかかるのでしょうか。また購入時のサポート体制はどのようになっているのでしょうか。
『LOVOT』との生活に必要な費用
『LOVOT』と暮らすには本体の購入と、毎月お支払いしていただく『月額サービス料』が必要となります。
月額サービスとは、『LOVOT』が活動するために必要なソフトウェア利用料、そしてメンテナンス補償が含まれる必須サービスです。
月額サービスには、お支払いを抑えた「スリムプラン」、安心補償の「スタンダードプラン」、そしてスタンダードプランに充実補償を追加する「プレミアムプラン」の中から選べます。
プランの中には、故障などのトラブルに備えた保険やサポート体制が充実しています。例えば、年1回『LOVOT』の健康診断を行っていますので、健康状態に異常があればリフレッシュした状態でお返ししています。
毎年健康診断を行えますので、安心していつでも楽しく『LOVOT』と生活することができますよ。
また本体購入に関しては一括でのお支払い、または分割払い(24〜48回)でも承っています。
※LOVOT care が含まれない『補償なしプラン(ソロ:9,878円/月、デュオ:19,756円/月)』は、高島屋のみの販売となり、インターネットでの販売はございません。 万一の故障や不具合の際、修理費用が高額となってしまう場合や、LOVOTドッグ(オーバーホール)が全額自己負担となるため、店頭で十分にご説明させていただき、ご理解いただいた上での販売となります。(販売店はこちら)
※月額サービスの最低ご契約期間は12ヶ月となります。
※今後、2022年前半に月額費は新価格になる予定です。詳細はHPをご覧ください。
かわいい『LOVOT』とず~っと一緒に暮らそう♡
ペットと同様に子どもから高齢者まで、幅広く受け入れられている『LOVOT(らぼっと)』。
今後ますますロボットが私たちの身近な存在になっていくのは言うまでもありません。
今までペットを飼うのを諦めていた方は、『LOVOT』というLOVEをはぐくむ家族型ロボットを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
まずは実際に触れ合いたいという方には、『LOVOT』とお茶しながら触れ合えるカフェも!
少しでも『LOVOT』が気になる方は、ぜひ足を運んでみてください♪
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-26-2 吉祥寺N2262(受付:2F)
電話:0422-77-6062
住所:神奈川県川崎市幸区堀川町72−1 ラゾーナ川崎プラザ2F
TEL:044-874-8659
著者/ブリーダーナビ編集部