盲導犬を見かけたときの接し方は?知っておきたいルールとできること

盲導犬を街で見かけたときはどうすればいい?

ラブラドールレトリーバー1
photo by ManuHoppe

街などへ出かけて盲導犬を見かけたとき、どのような行動をとっていますか?
盲導犬は目の見えない人や見えにくい人を助ける手伝いをしています。そのため、かわいいからと触ったりしてはいけません。

盲導犬には正しい接し方やマナーがあり、それらのルールを守ることでお互い気持ちよく過ごすことができます。

盲導犬に出会ったとき、どのような行動をすればいいのか確認しておきましょう。

盲導犬への接し方や自分たちができること

盲導犬
photo by Amy_Gillard

盲導犬への接し方について改めて考えてみると正確には知らない人も多いのではないでしょうか。注意すべき行動もあれば、自分たちができることもあります。知識を身に付け、盲導犬に正しく接しましょう。

盲導犬にしてはいけないこと

盲導犬にしてはいけないことはいくつかあります。盲導犬に出会ったとき、これらの行動はしないように気を付けましょう。


・じっと前から見る
かわいくて盲導犬を見てしまうこともあるかもしれませんが、基本的にじっと見てはいけません。人好きの盲導犬は見つめられると気がそれてしまい、目の不自由な人を上手く誘導できなくなることがあります。


・口笛を鳴らす、声をかける
集中力が切れる原因の1つに口笛を鳴らしたり声をかけたりすることもあります。突然、口笛や声がすると盲導犬が驚いてしまうので意味のない接触は控えてください。


・食べ物を見せる、与える
盲導犬は訓練によって食事は一日一回決まった時間帯にとり、外では食べ物を欲しがらないようにしつけられています。勝手に食べ物を与えてしまうとそういったしつけを妨害することになるので止めましょう。


・撫でる、ハーネスを触る
かわいいからと撫でる行動も盲導犬の気が散ってしまいます。ハーネスを触るのも盲導犬が驚き、事故に繋がる可能性があるのでしてはいけません。


・自分のペットを近づける
ペット同士だとペットを近づけてあいさつをすることがありますが、盲導犬はペットではないのでワンちゃん同士のコミュニケーションは不要です。目的地へ安全に導く仕事の邪魔になるので、ペットが盲導犬に近づかないよう注意しましょう。

手伝えることもある!

犬と人
photo by cocoparisienne

盲導犬に出会ったとき、手伝えることもあります。まずできることは「優しく見守ること」です。紹介した盲導犬にしてはいけないことに気を付け、盲導犬が集中できる環境にしてあげてください。

ただし、目の不自由な人や盲導犬が困っている場合もあります。もし、見守っている中で困っている様子があれば声をかけて手伝ってあげましょう。

信号待ちをしているときにできること

ワンちゃんは色を識別することができないので、盲導犬は信号機の色を見分けることができません。信号待ちのときは目の不自由な人自身が周りの音などを聞いて横断するか判断しているようです。

目の不自由な人が信号待ちをしているとき、「赤ですよ」「青になりましたよ」「一緒に渡りましょう」などと声をかけてあげると安心して横断することができます。

盲導犬を見かけたとき、優しく見守ることが基本ではありますが、状況に応じて声をかけることも大切です。

道に迷っているときにできること

信号待ち以外にも、道に迷って困っている場合があります。
目の不自由な人は目的地へ向かう地図をイメージしながら盲導犬に指示を出して進んでいます。迷わず歩いているときは問題ないですが、道を間違えるなどして困った様子で立ち止まっているときは「お手伝いましょうか?」「何かお困りですか?」など声をかけてあげてください。

道案内をすることになった場合は、目の不自由な人の手が空いている側の半歩前に立って、肘や肩を掴んでもらい一緒に歩きます。「歩きます」「右に曲がります」など状況を伝えながら進むことが大切です。

目的地に着いたら場所が合っているか確認をして、「では、ここで失礼しますね」と別れのあいさつをいって立ち去りましょう。

まとめ

水を飲む犬
photo by MatanVizel

盲導犬の接し方やマナーについてあまり詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。盲導犬を見かけたとき、自分たちができることもあるので様子を見て勇気を出して声をかけてあげることも大切です。

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