愛犬の長寿はお口の健康から!犬の歯磨き4ステップをご紹介

愛犬の長寿はお口の健康から!犬の歯磨き4ステップをご紹介
ワンちゃんを飼っている飼い主のみなさん、愛犬の歯磨きは順調ですか?実はできていない…という飼い主さんも多いのではないでしょうか。

それもそのはず、2歳までの犬のなんと約80%が、口腔に何らかの健康問題を抱えているという結果が出ているのです(※)。放っておくとこわーいデンタルトラブルを予防するには、なるべく早く、できれば子犬のうちから、歯磨きに慣れてもらうことが重要になります。

そこでこの記事では犬のデンタルケア4ステップと、どうしても歯磨きが難しい!というときに活躍するアイテムをご紹介!

まずは犬のデンタルケアについて、アンケート結果を発表します。これから犬をお迎えする方も、先輩飼い主さんたちの声をぜひ参考にしてみてくださいね。

※出典:World Small Animal Veterinary Association (WSAVA)World Small Animal Veterinary Association Global Dental Guidelines

実際どれくらい愛犬の歯磨き頑張ってる?アンケート結果発表!

飼い主のみなさんは愛犬の歯について、どのような意識を持っているのでしょうか。アンケート結果を発表します!

犬のオーラルケア成功者層はわずか20.7%。残り79.3%はできていないという結果に



成功者層・・・「犬のオーラルケア(※)」を毎日~週2回程度実施 
中間層・・・「犬のオーラルケア(※)」を週に1回程度以下で実施 または、歯磨きおやつ(ガム)、マウスウォーター、歯磨きおもちゃを使ったオーラルケアを頻度を問わず実施
離脱層・・・以前に実施したことはあるが、現在はやっていない
未実施層・・・過去に犬のオーラルケアを実施したことはない
(※ブラシやシートなどオーラルケア用品を使用したケア)

(ライオン商事株式会社『愛犬のお世話に関する調査』より)

週2回以上オーラルケアをしているという方は少数で、全体の20.7%でした。

一方で離脱層・未実施層を合わせると、全体の22.5%。つまり”いま現在やっていない”という方が、全体の5分の1以上を占めるという結果になりました。

以前はやっていたという離脱層の方は、なぜオーラルケアをやめてしまったのでしょうか?

前はやってたけど…飼い主が「犬のオーラルケア」をやめてしまった理由は?

飼い主が「犬のオーラルケア」をやめてしまった理由アンケート結果

(ライオン商事株式会社『愛犬のお世話に関する調査』より)

理由は犬が抵抗する・逃げるといったものが多く、歯磨きを苦手としているワンちゃんが多いことが伺えます。

また成犬になってからだとしつけが難しくなるので、子犬のうちから歯磨きに慣れさせることも重要なポイントです。

みんな苦戦してる歯のケア…苦手にならないためにステップアップしていくことが大切

この2つのアンケート結果から、犬のデンタルケアは難しくて手をつけられない・挫折したというケースが多いことがわかります。数ある日々のケアの中でも、歯磨きで苦戦している飼い主さんは意外と多いのです。

ワンちゃんだけではなく飼い主さんも歯磨きが苦手にならないように、デンタルケア方法について知識をつけてから、実戦するようにしましょう。

基本はハードルの低いところから少しずつ慣らしていくこと。そしてだんだんステップアップすることが基本になります。詳しいやり方は、次の項目をチェック!

歯磨きの基本4ステップ!

ステップ1:まずはお口周りを触られることに慣れさせよう

まずはお口周りを触られることに慣れさせよう

マズル(鼻先から口周辺までの部分)を触られることを嫌がるワンちゃんは多いもの。まずは少しずつ、触られることに慣れさせていきましょう。

日常の中で、優しく口元にタッチする機会を増やします。歯磨きジェルを指に少量つけて、ペロペロさせながら優しく触ってあげましょう。慣れてきたら唇をめくって、歯や歯茎を少しずつ触れるようにしていきます。それも平気になってきたら、奥歯のほうまで指を入れてみてください。

頑張ったワンちゃんには、えらいね~良い子だね~とたくさん声をかけて、思いっきり褒めてあげてくださいね!

ご褒美のおやつも上手に活用しましょう。歯のケアができるおやつがオススメです。

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ステップ2:シートタイプで歯をこすってみよう

シートタイプで歯をこすってみよう

次のステップでは、指に巻き付けて歯をこするシートタイプを使います。

シートはしっかりきつめに指に巻き付けましょう。指サックの形をしたシートもあり、そちらは指にはめるだけなので楽ちんですよ。

まずはステップ1と同様に口元や歯に触れるところから始めます。そして優しく前歯や犬歯をこすっていき、少しずつ奥歯のほうに滑りこませていくようにしましょう。

奥のほうは見えにくいですが、歯並びの凸凹に合わせて丁寧にこすってあげるようにしてくださいね。1本ずつ歯のくぼみを意識して磨くと、汚れがキレイに落とせます。

ここで注意点として、ワンちゃんが嫌がったらすぐに切り上げること。無理やり押さえつけてやり続けると次からやらせてもらえなくなるかもしれないので、ワンちゃんの様子を見ながら少しずつやってくださいね。

飼い主さんもワンちゃんも、リラックスできるやりやすい姿勢で行うようにしましょう。

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ステップ3:指サックタイプの歯ブラシにトライ!

指サックタイプの歯ブラシにトライ
次のステップでは飼い主の指にはめる形の、指サックタイプの歯ブラシを使用します。

ブラシ部分に歯磨きジェルを少量つけて、指先を小刻みに揺らしながら奥歯までしっかり磨いていきましょう。

ワンちゃんに優しく声をかけながら行い、頑張ったらご褒美も忘れずに!

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ステップ4:いよいよ歯ブラシのケアにチャレンジ!

いよいよ歯ブラシのケアにチャレンジ

いよいよ本格的な歯ブラシを使ってケアをしていきます。

歯ブラシのヘッドには小さなものから大きなものまで色々なサイズがあるので、愛犬のお口の大きさに合ったものを使用しましょう。

歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握り、ブラシの毛先が軽くしなるくらいの力加減で磨いていきます。痛みがあると歯磨きが苦手になってしまうので、自分の歯を磨くよりもずーっと優しい力で、小刻みに動かしていくのがポイントです。

ブラシの毛先で、歯と歯ぐきの境目にある歯垢を落とすように意識して行いましょう。

なお、全ての歯を一度で完璧に磨き上げるのはとても難しいです。何度かに分けて行っても問題ありません。

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どうしても難しい…そんな飼い主さんの救世主!ガムやおやつでらくらくデンタルケア

飼い主さんの救世主!ガムやおやつでらくらくデンタルケア
毎日歯磨きすることが理想ですが、時間がなくて難しいときもあると思います。他のケアを頑張った日であれば、「ちょっと歯磨きは明日にしようかな…」となることもありますよね。

そんなときにはデンタルケアができるガムやおやつで、美味しく簡単にお口のケアを行いましょう。

ぜひ愛犬のお気に入りを見つけてみてくださいね。

まとめ

愛犬の健康な歯を守りましょう
犬の歯磨き4ステップをマスターして、愛犬の健康な歯を守りましょう。無理せずやれるところから、できる範囲で少しずつ続けていくことが重要ですよ。

そして大事なこととして、歯磨きタイムは愛犬との大切なスキンシップの時間になります。ワンちゃんの様子を見ながら、たくさん褒めて楽しくケアを行っていきましょう!

「PETKISS」(ライオン商事株式会社)では、犬の歯みがき習慣化プロジェクト実施中!

歯のトラブルで苦しむワンちゃん、そしてそれに悲しむ飼い主さんがいなくなるようにという想いから、「PETKISS」が新しいプロジェクトを立ち上げました。それが、「犬の歯みがき習慣化プロジェクト」!

犬の歯磨き実施率100%を目指し、犬と飼い主さんの豊かな暮らしをサポートしています。

特設サイトでは、歯磨きができない理由や失敗した理由をチェックすると、ご自身が犬のデンタルケアに対してどんなタイプなのかが分かる飼い主診断ができます。それぞれの飼い主さんに合わせたアドバイスもありますよ!

以下のサイトから、ぜひあなたのタイプを診断してみてくださいね!