近年、ミックス犬の人気が高まっていることをご存じでしょうか。
ミックス犬とは、2種以上の異なる犬種の血が掛け合わされた犬種のことで、純血種にはない魅力を持っています。
ここでは、代表的なミックス犬の特徴や性格、値段相場を紹介します。
マルプー
トイプードルに似ると首や足が長くなり、マルチーズに似ると逆に短くなる傾向があるようです。被毛は、どちらの特徴がより強く表れるかによって、ストレート、カール、緩いウェーブなど違いが表れます。
マルチーズに似ると従順な性格になりますが、頑固で気の強い性格を受け継いでいる可能性があるので、辛抱強いしつけが必要です。
一方、トイプードルに似ると甘えん坊な性格が強く出ます。
どちらの性格を引き継いでも、温厚で優しく元気な性格と、賢さもあいまってきちんとしたしつけができれば飼いやすいといえるでしょう。
マルプーの値段相場は?
ブリーダーナビに掲載されているマルプーの平均価格は約 39万4,222 円でした( 2022年2月2日 時点)。
チワプー
photo by 難波順子ブリーダー
チワワの特徴を濃く受け継ぐと、抜け毛が多くなる傾向があります。
人によっては、トイプードルとチワワの正反対の性格をミックスさせた、バランスの良い性格と評する方もいるようです。
チワプーの値段相場は?
ブリーダーナビに掲載されているチワプーの平均価格は約 33万7,522 円でした( 2022年2月2日 時点)。
チワックス
アメリカやイギリスといった英語圏では「チワックスフント(Chihuachshund)」、愛犬家からは「チウィーニー」(Cheweenie)と呼ばれることも。
時にはチワワ特有の神経質な一面を見せることもあり、家族以外の人やワンちゃんには警戒心を向き出しにすることも。逆を言えば、勇敢でよく吠えるため番犬に適しているといえるでしょう。
チワックスの値段相場は?
ブリーダーナビに掲載されているチワックスの平均価格は約 32万7,107 円でした( 2022年2月2日 時点)。
ポメプー
多くがポメラニアンに似る傾向にあるものの、個体によってはトイプードルの特徴が出ることもあり、どちらに似るかによって垂れ耳と立ち耳、どちらにもなる可能性があります。
両親犬はどちらも被毛が豊富なため、毛の量は多め。直毛か巻き毛になるほか、少しうねったような毛になることも。
両親犬の特徴でもある、臭いが少ないという点も特徴といえるでしょう。
トイプードルの特徴を強く受け継いだ子は、賢さからしつけを覚えるのも得意。反面、しつけを怠ると賢さが悪い方向にでてしまい、反抗的になったり問題行動を起こす子になる可能性もあります。
ポメプーの値段相場は?
ブリーダーナビに掲載されているポメプーの平均価格は約 29万2,782 円でした( 2022年2月2日 時点)。
チワマル
顔立ちはチワワに似ているものの、全体的な雰囲気はマルチーズ寄りで、両親犬がともに小さいため、小柄で体重が軽く全体的に華奢という特徴があります。
ただし、しつけや社会化が不十分だと両方の性格の悪い面が出てしまうので、子犬の頃からしっかりしつけてあげてください。
チワマルの値段相場は?
ブリーダーナビに掲載されているチワマルの平均価格は約 33万2,983 円でした( 2022年2月2日 時点)。
ポメチワ
顔はチワワ似で耳は大きく、ポメラニアン譲りの美しい被毛とチワワの大きくて丸い瞳が特徴です。
体格はチワワよりも少々大きく、被毛はポメラニアンのモフモフした特徴が強いので、小まめなブラッシングがかかせません。
しかし、どちらの犬種も賢く飼い主に対する愛情が深いので、子犬の頃からきちんとしつけてあげれば、吠え癖や噛み癖といった問題行動を起こすような子にはならないでしょう。
ポメチワの値段相場は?
ブリーダーナビに掲載されているポメチワの平均価格は約 35万2,466 円でした( 2022年2月2日 時点)。
ミックス犬をお迎えする際の注意点
ミックス犬には純血種にはない長所があります。反面短所もあるので、専門的な知識がないと繁殖は危険です。
では、ミックス犬には具体的にどんな長所と短所があるのでしょうか。
ミックス犬の長所
異なる犬種を交配させて生まれるミックス犬は、『雑種強勢』により純血種よりも体質的・性格的に強くなる傾向にあります。
また、異なる犬種の両親から遺伝子を受け継ぐので、当然純血種とは違う見た目になります。
同じミックス犬であっても、どちらの親の特徴をより濃く受け継ぐかで、体格や毛質、毛並みなどに差異が生まれるので世界に2つとない犬種を家族に迎えることができるのです。
ミックス犬の短所
ミックス犬は、異なる犬種の交配により強くなると説明しましたが、相性によっては逆に弱い部分だけが強調されてしまう場合もあります。
例えば、心臓が悪い犬種同士、皮膚が弱い犬種同士の間に生まれた子犬は、高い確率で弱い部分を受け継いでしまうのです。そのため、個人での繁殖はおすすめしません。専門的な知識を持ったブリーダーからお迎えしてください。
そのほか、将来の姿を予想しにい点もミックス犬の難しいところといえます。
まとめ
一口にミックス犬といっても、親がどんな犬種かにより、その特徴や性格はさまざまです。
どちらの特徴をより色濃く受け継ぐかで、同じ両親から生まれた子であってもまるで違う個性を持つことも、珍しくありません。
可愛いだけではない、唯一無二の個性こそが、ミックス犬の魅力といえるのではないでしょうか。
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あなたにとって運命の子が見つかれば幸いです。
著者/ブリーダーナビ編集部