目次
1.ブリーダーから犬を買うメリット
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「ワンちゃんを飼いたい」と考えた場合、選択肢は大きく分けると「ペットショップ」「ブリーダー」「里親」の3つ。どれも利用する際にメリット・デメリットがあるため、初心者の方はどこから迎えればいいのか悩むことになるでしょう。
では、ブリーダーからワンちゃんを迎える場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?
専門のブリーダーが丁寧に対応してくれる!
多くのブリーダーは、扱う犬種を数種類に限定しており、正に専門家といえるほどの知識と経験を有しています。どんな質問にもその場で即座に答えてくれるので、不安や疑問を抱えたままにはならないでしょう。万全の準備や心構えで新しい家族を迎えられるのは、とても大きなメリットだと思います。
また、お目当ての子犬だけでなく、その親犬とも実際に対面することができるので、成長後の姿や性格がある程度想像できるのも、飼い主側としては嬉しいメリットといえるでしょう。
直接質問したりアドバイスをもらえたりするので、「初めてワンちゃんを飼う」という方でも安心して迎えることができますよ。
お迎えした後のアフターフォローも万全
ブリーダーからワンちゃんを迎える大きなメリットとして、その後のアフターフォローがあります。ワンちゃんという新たな家族が増えるということは、引き取って終わりではなく、迎えた後の生活が重要になってきます。そのため、想像もしていなかった出来事や、自分では解決しようがない問題が発生することもあるでしょう。
そんな時、専門家に相談できたら、どれだけ心強いことか!
ブリーダーの多くは、ワンちゃんの購入という取引を終えた後も、悩みや相談にも乗ってくれます。何より、元々はその子犬を育てていた人であるので、これ以上の相談相手はいないでしょう。
特に、初めてワンちゃんを飼うという人の場合、当然ですが何もかも分からないことだらけです。子犬がちょっと珍しい行動をとったり、思うようにいかないことがあれば、それだけで混乱してしまうかもしれません。
そんな時は、ブリーダーに相談すれば子犬のことを理解してくれているので、素早く回答をもらうことができるでしょう。
こうした将来的な安心こそ、ある意味ではブリーダーを利用する最大のメリットといえるかもしれません。
2.プリーダーから買う際の費用とは?
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ワンちゃんを飼うためには、お迎え前に十分な準備をしておく必要があります。ブリーダーからワンちゃんを迎える場合、ワンちゃん自身の費用以外にどのような物にお金がかかるのでしょうか。
お迎えする前に揃えておきたいグッズとその費用
お迎えしてからの飼育費用について詳しく知りたい人は、下記のページの内容をご確認ください。「初期費用」「維持費」をそれぞれ解説しているので、これからワンちゃんを飼おうと考えている方におすすめです。
【初めての方向け】犬の費用ってどのくらい?初期費用、維持費など
3.ブリーダーを利用する際の注意点
ブリーダーからワンちゃんをお迎えすることは、メリットばかりのように思えてしまいます。しかし、注意すべきこともあります。
ここでは、ブリーダーを利用する際に知っておきたいポイントを紹介します。
気をつけるべきは悪質なブリーダー
日本では、動物取扱業者としての登録が受理されれば、誰でもブリーダーとして活動することができます。そのため、優良なブリーダーが多い一方で、中には自分の利益しか考えていない、ワンちゃんをただの商品としてしか見ていない、悪質なブリーダーも存在します。
つまり、残念なことではありますが、ブリーダーだからといって無根拠に信頼できるわけではないのです。
では、どうすれば悪質なブリーダーを見分けることができるのでしょうか?
確実に見分ける方法はありませんが、大切なことはブリーダーとの積極的にコミュニケーションです。まずは、どんな些細なことでもいいので、質問をしてみるといいでしょう。例えば「動物取扱業者登録番号」を確認してみるのもいいかもしれません。何も問題がなければ、普通に答えてくれるはずです。
犬舎を見学したり親犬を見せてもらったり、飼育環境を確認できればより確実でしょう。
悪質なブリーダーの飼育環境は劣悪な場合がほとんどです。見学を断られるようなら、それ以上の付き合いは考えた方がいいでしょう。
ブリーダーナビは、悪質なブリーダーを減らすための取り組みを行っています。
詳しくは下記ページからご確認ください。
参考 ブリーダーナビ はじめてガイドブリーダーナビ
犬舎見学はマナーを守って
子犬の生活環境やブリーダーの人となりを知るためにも、実際に犬舎を訪れて見学してみることをおすすめします。
では、犬舎見学をするには、どういった手順を踏めばいいのでしょうか?
販売者とお客さんという関係ではあるものの、そこは人と人。やはり礼儀やマナーは必要です。
まずは見学したい旨をブリーダーに伝え、訪問したい日時を予約しましょう。
ペットショップと同じ感覚で、事前に何の連絡もせずに伺うのは絶対に止めてください。犬舎はワンちゃんが生活する場所であって、お店ではありません。同様に、ワンちゃんを購入する意思もないのに見学するのもマナー違反です。不特定多数の人に公開している施設ではないので、個人のお宅にお邪魔している気持ちで伺ってください。
このほか、犬舎見学は1日1件のみにして、ペットショップに寄ったり、ほかのワンちゃんと接触したりしないようにしましょう。ワクチン接種前の子犬は感染症のリスクが非常に高く、最悪の場合は病気を感染させて死に至らしめてしまう恐れがあるからです。同日にほかのワンちゃんと接触するような場所には、決して行かないでください。
犬舎見学についてもっと知りたいという方は、下記の記事もご覧ください。犬舎見学で気を付けたいマナーや、気を付けたいポイントを詳しく説明しています。
4.ブリーダーが扱う犬の値段は安い?高い?
どれだけ欲しくてたまらないものでも、購入の際はできるだけ出費を抑えたいと思うのが人情です。
しかし、ことペットとなると、意外と高かったり安かったり、どういった基準で価格を決めているか、素人目には分かりませんよね。違う犬種はもちろん、同じ犬種でも販売価格に差がつくことは珍しくありません。
では、どうして値段に差があるのでしょうか?
ブリーダーの方が安いとは断言できない理由
少し前までは一般的に、ペットショップに比べてブリーダーの方が安くワンちゃんを購入できるとされていました。その理由は、ペットショップで販売する際にかかる人件費や仲介手数料といった費用がかからない分、値段を抑えられるからです。
しかしこれはあくまで一例にすぎず、価格に関して必ずしも「ペットショップ>ブリーダー」という図式が成り立つわけではありません。
ワンちゃんの値段を決める上で重要なポイントとなるのが、スタンダードといわれる犬種の標準です。一般的な適正価格はありますが、その時の犬種の人気や血統に加え、この標準にどれだけ近いかで値段は変わってきます。同じ犬種でも、こうした条件に即している個体であればそれだけ価格は高くなるのです。
スタンダードにこだわって交配された子犬は基本的にブリーダーからの購入となりますが、価格が高くつき、中には100万円を超えることもあります。ブリーダーが扱う子犬がペットショップで販売している子犬よりもスタンダードに近く健康状態が良好な場合、価格が高くなります。
ブリーダーから迎える子犬は、サイズや毛量などを見てブリーダーによって価格がつけられています。一方でショップになると、人気犬種かどうか、月齢が低いかどうかなどから値段をつけられることが多いです。
ワンちゃんの値段が高い・安い理由については、下記の記事で詳しく解説しています。代表的な犬種の相場もご紹介しているので、ぜひご覧ください。
5.ブリーダーナビは新しい家族との出会いをサポートします
ここまで、ブリーダーについて様々な視点で紹介してきました。
ブリーダーからワンちゃんをお迎えすることも検討したいという方は、ぜひブリーダーナビでお気に入りのワンちゃんを探してみてください。下記の「優良ブリーダーを探す」ボタンからご覧いただけます!
著者/ブリーダーナビ編集部