マッサージの注意点
健康のためになるマッサージですが、体調やタイミングを考えずに行ってしまうと逆に体へ悪影響を及ぼすことになるので注意が必要です。
また、あくびをしたときは要注意。ワンちゃんは不快になるとあくびをすることがあるので、マッサージを止めてほしい合図かもしれません。
ケガをしている・体調が悪いとき
捻挫や骨折などのケガをしている場合、患部に触れるとワンちゃんは痛がり、症状を悪化させる危険があるので控えてください。また、発熱しているなど体調が悪いときも同様です。
マッサージの目的を考えると、どこかしら不調があり平常ではない状態でマッサージをするのはストレスになってしまいます。
場合によっては、マッサージによってケガや病気の症状が悪化するかもしれません。
治療の一環としてマッサージが必要な場合は、専門家の指示に従い行ってください。
くれぐれも、素人判断で迂闊なことはしないようにしましょう。
食事や運動の直後
ケガや病気といった、体調不良の時以外にもマッサージを避けた方が良いタイミングがあります。それは、「空腹時」「食後」「運動後」です。
空腹時は気が立ってイライラしていることが多いので、そんな時に体に触れても拒絶されてマッサージどころではないでしょう。こういう場合は、落ち着くまで待ってからマッサージしてください。
また、食事をした後は消化するために胃などの消化器系に血液が流れている状態です。このタイミングでマッサージをすると、マッサージした部分に血流が巡ることになるので、消化を妨げることになってしまいます。
このほか、激しい運動を直後もマッサージは避けてください。しばらく放置して、活動的になっている筋肉や神経、呼吸を落ち着かせましょう。それから、ワンちゃんが疲労を感じた頃にマッサージをすると効果的です。
マッサージのメリット
photo by violetta
マッサージにはさまざまなメリットがあります。
ただ「気持ち良さそうだから」という理由だけでマッサージするのではなく、メリットを理解したうえで行えば、より高い効果が期待できるかもしれません。
体の凝りをほぐす
マッサージの効果といって多くの人がまず思い浮かべるのが、「体の凝りをほぐすこと」でしょう。
「人間は分かるけど、ワンちゃんも体が凝るの?」と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、筋肉がある以上必然的にワンちゃんの体も凝ることがあります。凝りやすい部位こそ人間とは異なりますが、ワンちゃんもマッサージで凝りをほぐすと気持ち良くてリラックスするのです。
血流促進の効果も
凝りの改善とともに、マッサージによる血流促進の効果も期待ができます。マッサージによって血行を良くすることで、疲労物質が排泄され、素早い疲労回復が期待できます。
また、血流だけではなくリンパを流す効果もあると言われており、冷え性の改善にも繋がります。
愛犬の不調を気付くきっかけに
マッサージは愛犬の体に直接触れるため、スキンシップにもなりケガや病気などの体の異変に気付くきっかけになります。
例えば、定期的にマッサージをしていれば、体のしこりや皮膚炎などのトラブルを一早く見つけることができるでしょう。これをきっかけに、病気の早期発見・早期治療ができます。
特に早期発見が重要な腫瘍などは、普段意識していないと見落としてしまいがちですが、マッサージを通して愛犬の体に触れていれば、僅かな変化にも気付くことができるでしょう。
まとめ
ワンちゃんへのマッサージの効果は、科学的な検証こそされていないものの、決して否定できないメリットがあることも事実です。愛犬とのスキンシップも兼ねて、直接触れ合うコミュニケーションであるマッサージをしてみるのもいいかもしれません。
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著者/ブリーダーナビ編集部