目次
犬が吠える理由①「警戒すべき対象として認識している」
愛犬が、チャイムやインターホンの音に吠えることはありませんか?
家の中で最も吠えやすいシチュエーションだともいわれていますが、これはいわゆる「警戒吠え」にあたります。
安心できるテリトリーである家の中でリラックスしているところに、突然チャイムが鳴ることで、来訪者を警戒すべき対象と認識するのです。
犬が吠える理由②「外を気にしている」
外を通る車や通行人の音などに吠える場合は、ワンちゃんは外で何が起きているのかが気になって仕方がないのでしょう。
外の音を聞いて吠える場合は恐怖や警戒が原因のことが多いです。道路に面したお部屋や大きな窓のあるお部屋では外の音が聞こえやすいだけでなく、見晴らしが良いため外で動く物がよく見えてしまい吠えることもあります。
犬が吠える理由③「嫌悪感や恐怖心から」
散歩中に他の人や犬に吠えるのは、嫌悪感や恐怖心を持っていることが考えられます。
警戒吠えにも似ていますが、この場合は警戒とは少しニュアンスが違い、過去の恐怖体験が元になっていることが多いです。
「知らない人に急に触られた」「知らない犬に吠えられた」など、怖い思いをしたことがあるのでしょう。
犬が吠える理由④「自分の欲求を満たしたいから」
「お腹が空いた!」「お散歩に行きたい!」など、ワンちゃんは何か要求があるときに吠えてアピールすることがよくあります。
愛犬がワンワン吠えてうるさいとき、静かにさせるために要求を聞き入れるという経験は、飼い主なら誰でもあるのではないでしょうか。
特に夜遅い時間や早朝だったら、近所迷惑も気になりますよね。
しかしワンちゃんは「吠えれば要求が通る!」と学習し、繰り返しやすくなるのです。
犬が吠える理由⑤「興奮しているから」
楽しく引っ張り合いなどで遊んでいる最中や、大好きな飼い主が帰宅したときなど、嬉しい・楽しいという感情からも吠えることがあります。
普段吠えないようにしつけられているワンちゃんでも、気持ちが高ぶるとつい声が出てしまうのですね。
犬が吠える理由⑥「不安を感じているから」
例えば飼い主が外出の準備をし始めたときからワンちゃんがソワソワと落ち着きをなくし、外に出ようとした途端吠え出したら、それはひとりにされることに不安を感じているのかもしれません。
吠えるだけでなくパニック状態になり暴れるなどの行動が見られたら、心の病気が疑われます。
犬が吠える理由⑦「認知機能が低下しているから」
特に高齢のワンちゃんに考えられるのがこの理由。
認知機能が低下すると吠えやすくなる他、昼夜逆転する、できていたしつけができなくなる、同じところをクルク
吠え方としては、単調な音で鳴くように声を出し、やめさせてもなかなか鳴き止まないのが特徴です。
吠えるのをやめさせるにはどうすれば?
以上のように、犬が吠えるのにはさまざまな理由が考えられます。
「無駄吠え」と呼ばれることも多いですが、ワンちゃんにとっては無駄に吠えているつもりはなく、ちゃんと意味があって吠えているのです。
では、やめさせるためにはどのようなしつけ方法が効果的なのでしょうか?
一般的には、吠えてほしくないタイミングでワンちゃんが吠えたら、その瞬間に低く力強い声で「ダメ」「ノー」など、NGのコマンドを出すのがいいといわれています。
何か大きな音を出すのもひとつです。
このときの注意点として、コマンドは常に家族で統一させるのがベスト。
感情的になって「うるさい!」などと叱るのは避けましょうね。
これを、吠えるのをやめるまで続けてください。
そして吠えなくなったら、大袈裟なくらいに褒めてあげましょう!
ただ、これは一時的な対策。
恒久的に無駄吠えを減らすためには、吠える理由に合うしっかりとしたしつけが大切です。
以下の記事で、犬が吠えるときのしつけや対策方法について詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
犬が吠えるのには意味があります。
無駄吠えに悩まされている飼い主の方も多いと思いますが、飼い主の対応や工夫によって改善できるはずです。
愛犬としっかり向き合い、まずはなぜ吠えるのかを探ってみてくださいね。
著者/ブリーダーナビ編集部