きれいにかわいくしてあげたいのに…
photo by Petful
愛犬の被毛を見て「トリミングに連れて行かないと…」って思っても、うちの子は大のトリミング嫌い!吠えたり、噛んだり、暴れておとなしくできない状況…何度もいろいろなトリミングサロンへ連れて行ったけれど、
「ちょっとうちでは…」
「難しいですね…」
などと、断られてしまったことはありませんか?また「なんでうちの子はトリミングを嫌がるのかしら…」とため息をついて帰るときは、本当に切ない気持ちになることもあったかと思います。
そんなワンちゃんがトリミングを嫌がらないようにするにはどうすればいいのか、何か解決策はないのかなどを徹底調査してみました!
トリミングを嫌う理由って?
ワンちゃんが嫌がる理由があきらかに!?
photo by Yasuhiko Ito
SNSや動画サイトを見ていると、気持ちよさそうにシャンプーやカットを受けているワンちゃんを見たことがあると思います。「なんでこんなに気持ちよさそうな顔をするの?」って思ってしまうほど、うっとりした顔でうたた寝してしまうワンちゃんもいるほどです。
しかし、その逆パターンでトリミングを嫌うワンちゃんがいるのも事実。なぜこんなにも両極端に分かれてしまうのでしょうか。
●過去のトラウマが頭から離れない
過去に嫌な思いをしているから暴れてしまうのかもしれません。私たち人間も嫌な経験をすると「これはしたくないな…」と後退りするのと同じように、ワンちゃんもトリミング中に「嫌だ!」と思うできごとを経験してしまうと、どこのトリミングサロンに行っても嫌な気持ちがよみがえってしまい、暴れてしまいます。
またトリミング自体は嫌ではないけれど、「大きな音が嫌い」「水が怖い」「知らない場所を受け付けない」など様々な要因によって暴れてしまう場合もあります。
●トリマーさん不振になっているのかも…?!
ワンちゃんも私たち人間と同じで、相性問題が影響しているのかもしれません。もしくは、以前担当したトリマーさんの対応がワンちゃんにとって苦痛で辛い思い出になっている可能性があります。
たとえば…
・バリカンやハサミでケガをした
・ドライヤーの温風が熱すぎた
・シャワー時に鼻の中に水が入った
・シャワーの温度が熱すぎた、または冷たすぎた
・ブラッシングが乱暴で皮膚が傷ついた
・爪を切る時に血が出て痛かった
・叩かれた、大きな声を出された
など
これらが影響で「痛い・怖い・辛い」と感じてしまったワンちゃんは『トリミングサロン=苦痛なところ』と認識してしまったのかもしれません。だからこそ、トリミングサロンへ行くとワンちゃんも「ここは嫌だ!怖いし、痛いところだもの!」と大きな声で吠えたり噛んだりして、嫌な気持ちを表現しているのかもしれません。
●ワンちゃんの性格が問題しているのかも?
一度もトリミングサロンへ行かず成犬になったワンちゃんは、家族以外に触れられることに対して不安や恐怖を抱いている可能性があります。また知らない場所に来て不安が募り、人見知りならぬ犬見知りが起きてしまい、ブルブル震えたり甲高い声で鳴いたりして抵抗しているのかもしれません。
●まだ慣れていない可能性も…
まだまだ幼い子犬であれば、全身を触られることに対して慣れていないのかもしれません。普段は頭や背中はなでるけど、お腹や足、顔まわりなどを触ることが少ないといった場合では、急にいつも触られない場所を触られてビックリしてしまっているのかもしれません。
著者/ブリーダーナビ編集部