荒木麻子ブリーダーインタビュー | 大阪府摂津市 | シーズー
新しく家族に迎える子犬が、どんなブリーダーに育てられたのか知りたくないですか?ここではブリーダーナビで特に人気の優良ブリーダーを厳選してご紹介します。 今回は大阪府摂津市にお住いの「荒木麻子ブリーダー」にスポットをあて、インタビューをしました。犬種の魅力や特徴、ブリーダーとしての想いなど必見です!
ブリーダー情報
- ブリーダー名
- 荒木麻子ブリーダー
- 犬舎
- 大阪府摂津市
- 取扱犬種
- シーズー
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―まず最初に、ブリーダーになろうと思ったきっかけを教えてください。
荒木ブリーダー:18歳のころかワンちゃんの訓練士養成学校で繁殖の勉強をしていました。かなり大きな施設だったため、繁殖が機械的になっており、育成よりも商売に傾いていると感じました。その後、結婚を機にその学校を辞め、ブリーダーの仕事はしないと考えていました。しかし、パピーミルや他のブリーダーのことを調べていくうちに「正しい繁殖、正しいブリーダーとは何なのか?」と考えるようになりました。それは自分で経験してみないと分からない。そう思い、再度ブリーダーの道を歩もうと決心し、訓練所時代の師匠のところで勉強し、資格を取って独立して今に至ります。
―そうなのですね!シーズーを専門にしようと思った理由はなんでしょうか?
荒木ブリーダー:元々、トリミングする際に暴れたりするやんちゃな子が多かったので、シーズーはあまり好きではなかったのです。しかし、独立したときに、他のワンちゃんと一緒に3頭のシーズーがうちに来たのです。その子たちをお世話しているうちに、「シーズーとはこんなに可愛く、面白い犬だったのか!」と魅力に目覚め、本格的にシーズーを繁殖させるようになりました。
―今まで気づかなかった魅力を見つけたのですね!
荒木ブリーダー:そうですね。最初はチワワなど他のワンちゃんと同時にお世話していたのですが、ドッグショーで見たフルコートのシーズーに惹かれ、自分もこんな立派なシーズーを育て上げたいと思ったので犬種をシーズー1本に集中し、専門でブリーディングしていくことにしました。
シーズーは、性格が人間に近いところが魅力だと感じています。
―なるほど!では、そのシーズーの具体的な魅力を教えてください。
荒木ブリーダー: 見た目はもちろんですが、飼い主さんに合わせて生活できるところが魅力ですね。チワワなどの他の犬種は飼い主に甘えていきますが、シーズーは必要以上に甘えず、気が付いたらそばに寄り添ってくれるので、お年寄りや小さいお子さんも接しやすい犬種だと思います。
―一緒に過ごしていて、安心感がありますね!
荒木ブリーダー:そうですね。それと、性格が人間に近いところがあるのも魅力ですね。お世話をしていると、頑固なところやプライドが高いところを見たりするので、そういった時はなんとなく人間臭さを感じます。
―そうなんですね!では、お世話しているワンちゃんには、どんな性格の子がいますか?
荒木ブリーダー:みんな自由で、アクティブな性格になっていますね。シーズーはおとなしいイメージを持っている方が多いので、実際にうちの子を見たお客様に「シーズーってこんな犬種だったっけ?」と驚かれることもありますが、最近ではこれがシーズー本来の姿なのかなと思っています。
―みんな元気いっぱいなのですね!
荒木ブリーダー:そうですね。ですので、子犬を求めてくる方だけでなく、単純にワンちゃんと遊びに来てくれる方もいます。そういった方に遊んでもらったり、触れ合ったりすることで、ワンちゃんたちにもいい経験になり、より人に慣れることが出来ます。
誰が見ても可愛く、愛されるワンちゃんを育てられるように努力しています
―具体的なワンちゃんの飼育環境を教えてください。
荒木ブリーダー:お世話は基本的に自宅のリビングで行い、自由気ままに過ごさせています。体調の変化や、ワンちゃん同士が喧嘩したときにすぐ対応できるように、常に目が届くところにいてお世話するようにしています。
―一緒に過ごしていたほうが、ワンちゃんたちも安心できますよね!
荒木ブリーダー:そうですね。訓練所に勤めていた頃、新しい飼い主さんの元に行ったワンちゃんが、環境の変化によってストレスを感じ、体調を崩したりすることがあったんです。なので、ワンちゃんが将来的に飼い主さんと過ごすことを想定し、なるべくそれに近い環境でお世話することで、ワンちゃんを送り出した際の環境の変化によるストレスを減らすようにしています。
―やはり、いきなり違う場所で生活することになったら、ワンちゃんも不安ですものね。
荒木ブリーダー:そうです。ワンちゃんの中には環境の変化に敏感な子や、神経質な子もいますので。
また、今の日本では、災害などでいつ愛犬と一緒に暮らせなくなるか分からないです。そういった時、飼い主様とはなれてしまっても、ワンちゃんが感じるストレスが少ないよう、なるべく人に慣れさせ、常に近くに人がいる状態でお世話するようにしています。
―なるほど!では、ワンちゃんをお世話するうえで力を入れていることはありますか?
荒木ブリーダー:誰が見ても可愛く、愛されるワンちゃんを育てられるように努力していますね。
自分が勉強していた時代は、番犬やペットとしてワンちゃんを迎えるが多かったのですが、今は家族、パートナーとしてワンちゃんを迎える人が多いので、少数精鋭で、より質の高いワンちゃんを育成するよう心掛けています。
―送り出したワンちゃんは、しっかり愛してほしいですものね。
荒木ブリーダー:そうですね。ですので、そういった可愛らしさの一つの指標とするために、ドッグショーへ参加して賞を取ることを目指して勉強し、ショーに出場させるワンちゃんの育成にも力を入れています。そして、いずれは性格、健康、見栄えすべての質が良く、一度うちからワンちゃんを迎えた飼い主様から『また、荒木さんからワンちゃんを迎えたい』と言ってもらえることが目標ですね。
送り出した後でも、ワンちゃんが最期を迎える瞬間まで関わっていきたいと思っています
―ワンちゃんを送り出した後の、アフターフォローで力を入れていることはありますか?
荒木ブリーダー:分野に関わらず、飼い主さんのご相談には全てお答えするようにしています。健康やしつけについてはもちろん、家で犬をカットしたいという飼い主さんに、簡単なカット方法などをアドバイスすることもあります。それと万が一、飼い主さんが迎えたワンちゃんを飼えなくなってしまった時は犬舎で引き取って、里親を探すようにしています。
―ものすごく手厚くフォローされているのですね!
荒木ブリーダー:たとえ送り出した後でも、ワンちゃんが最期を迎える瞬間まで関わっていきたいと思っていますので、飼い主さんとの繋がりは大切にしています。ありがたいことに飼い主さんもメールなどで近況を知らせてくれたり、時には里帰りとしてワンちゃんの顔を見せに来てくれたりする方もいますので、かなり頻繁にやり取りしています。
―なるほど!では、そういった飼い主さんとの交流の中で、やりがいを感じたエピソードはありますか?
荒木ブリーダー:ワンちゃんをブリーディングすること自体がやりがいにつながっていますね。飼い主さんから、自分で一生懸命お世話して送り出したワンちゃんが、散歩のときなどに道行く人から可愛いと褒められたというお話を聞くと、「ブリーダーをやっていてよかった」と嬉しくなります。
―素敵なお話ありがとうございます!それでは最後に、ブリーダーから犬を買おうと思っている方へメッセージをお願いします。
荒木ブリーダー:ワンちゃんを迎える際には、妥協はしないでください。たまに自分の理想とするワンちゃんがいるのに、値段などのせいで別のワンちゃんを迎えたりする方がいますが、そのようなことはせず、自分が本当に迎えたいと思うワンちゃんをしっかりと時間をかけて選んでください。そして迎える前には、そのワンちゃんに関する知識を本などから学び、見た目だけではなく性格などの細かい部分も調べてから迎えるようにしてください。
編集後記
誰からも愛されるワンちゃんのブリーディングを目指し、日々精進されている荒木ブリーダー。
飼い主さんからの信頼が厚く、雰囲気、人柄、そしてブリーダーとしての志がとても素晴らしい方でした!
荒木ブリーダー、ご協力ありがとうございました!
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著者/ブリーダーナビ編集部