1.噛み癖は子犬のうちにしつけておこう!
ヨークシャーテリアは噛み癖が出やすい?
体が小さく一見大人しそうに見えるヨークシャーテリアですが、実は噛み癖が出やすいといわれています。実際、噛み癖で困っている飼い主も多いようです。
子犬のうちは力が弱く甘噛みなため、痛みはほぼありません。しかし、甘噛みを放置していると噛み癖が定着し、成犬になってからも人や家具などを噛んでしまいます。成犬は子犬より力が強く、噛まれると大ケガを負う可能性があります。そうなると家族はもちろん、周りにいる人までも危険に晒してしまいます。
また、成犬になってからの噛み癖を直すのは難しく、プロでも苦労するそうです。そのため、噛み癖は子犬のうちにしつけておきましょう。
ヨークシャーテリアに噛み癖が出やすい理由は、負けん気や警戒心の強さなど、生まれ持った性格も関係しています。ヨークシャーテリアの性格についてはこちらの記事をご覧ください。
非公開: ヨークシャーテリアの性格は?
子犬は噛んで勉強する
子犬は家具やおもちゃ、人など様々なものを噛んで情報を得ようとする習性があります。気になったものがあれば何でもかんでも口に入れ、それが何なのかを自分なりに解釈しようとするのです。
また、子犬のうちは「噛む」という行為が遊びの一貫になっており、噛んだときの感触や噛んだ相手の反応を見て楽しみます。特に子犬同士のじゃれあいでは、噛みあって遊ぶ姿がよく見られますよ。子犬にとってはただの遊びですが、自然と噛まれたときの痛みや噛む力の加減も学んでいきます。
しかし、ペットショップにいる子たちは早くから兄弟や親と引き離されてしまい、噛んで学ぶことができません。ゆえに力の加減が分からず、本気で噛むこともしばしば。もし愛犬が噛む力を分かっていないようであれば、親や兄弟犬に代わって飼い主が教えてあげましょう。
2.噛み癖を直すにはどうすればいい?
構ってほしさからくる噛みには「無視」が効果的
子犬は構ってもらいたいからと、飼い主の手や足を噛むことがあります。
この場合は、一切反応せず無視することが効果的です。無視の最中は視線を送るのも控え、室内であれば子犬がいる場所から立ち去ってください。移動する際は、ヨークシャーテリアを興奮させないよう、音を立てず静かに動きましょう。
噛んでも飼い主が反応してくれないと学習すると、自然と噛む回数が減っていきますよ。この方法は子犬だけでなく、成犬の噛み癖にも有効です。
噛まれたら痛いということを認識させる
ヨークシャーテリアに噛まれた瞬間に「痛い!」「ダメ!」などと大声で叫び、噛まれたら痛いということを伝えましょう。もちろん、痛いと叫んだところでヨークシャーテリアは言葉の意味を理解できません。
しかし、突然の大きな声にびっくりして噛むのをやめます。噛まれたら叫ぶ、これを繰り返すことによって噛んではいけないことを学習していきます。このとき1つ注意していただきたいのが、甲高い声を出さないこと。
声が高いと興奮させたり、遊んでいると勘違いさせたりするため、低くて野太い声が好ましいです。
一貫性をもってしつける
噛み癖のしつけを行う際は、一貫した態度を取りましょう。
噛んだことを怒る日もあれば怒らない日もある、一度良しとしたものをいきなりダメという、などのように日によってしつけにムラがあると利口なヨークシャーテリアはどちらに従えばいいのか分からず、混乱してしまいます。
短期間で噛み癖を直すためにも、必ず一貫した態度を意識しましょう。
3.ストレス発散も大切!おもちゃを使って噛み癖を直そう
ヨークシャーテリアによって噛む理由は異なりますが、なかにはストレスが原因で人や物を噛む子もいます。この場合は、おもちゃを使って適度にストレスを発散させながらのしつけが効果的です。
おもちゃを噛ませてストレス発散
噛み応えのあるガムや知育玩具など、最近はワンちゃん用おもちゃのバリエーションが豊富になってきています。そのなかから愛犬が好きそうなおもちゃを選んで与え、ストレスを発散させてあげましょう。
また、おもちゃを噛むことで噛みたい欲求をしっかり満たすことができ、噛み癖の軽減が見込めます。
ただし、おもちゃを与えたまま放置するのは控えましょう。噛み壊して破片を飲み込む危険性がありますし、なにより噛み壊すことに楽しさを覚えて噛み癖が悪化することも考えられます。
そのため、おもちゃを与えるときは5分以内と時間を決めて、飼い主の管理の下で遊ばせましょう。
おもちゃを引っぱりっこする
1人で遊ばせるのではなく、飼い主とヨークシャーテリアが引っぱりっこして遊ぶのもおすすめです。
大好きな飼い主と遊ぶだけでもストレスが解消されますし、1人で遊ぶよりロープやおもちゃで引っぱりっこをした方がエネルギーをたくさん消費できます。体の小さなヨークシャーテリアなら散歩と同等の消費量が得られるでしょう。
ただし、遊んでいるときに手を噛まれてしまった場合はきちんと叱ってください。遊んではいますが、しつけの最中です。一旦遊びを中断して、ダメなことはダメと教えてあげましょう。
まとめ
ヨークシャーテリアは噛み癖が出やすい犬種です。だからこそ子犬のうちからしつけを行い、噛み癖を防止しましょう。成犬になってからでも噛み癖のしつけは可能ですが、年を重ねるほどにしつけが難しくなっていきます。できるだけ早くから取り組みましょう。
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著者/ブリーダーナビ編集部