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子犬・成犬・老犬、ライフステージの変化に伴う食事内容
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トイプードルが1日に必要とする食事量は、年齢によって変化します。飼い主は、それを理解して愛犬の食事を管理するしなければなりません。
では、子犬から成犬、老犬まで、どのように変化していくのでしょうか。
子犬のトイプードルに与える食事
与える食事の量は、パッケージに記載されている内容で基本的に問題ありません。トイプードルの子犬の場合、生後3ヶ月頃までは1日4回、生後6か月頃までは1日3回を目安に、愛犬の食欲などに合わせて与えてください。
しかし、小型犬の子犬は一度にたくさんの量を食べることができないので、空腹にならないよう食事の間隔に注意しましょう
成犬のトイプードルに与える食事
成長期を終え、成犬になったトイプードルには、朝と夕1日2回に分けて食事を与えましょう。
成犬になると成長が落ち着き必要な栄養素も変わってくるので、フードを子犬用から成犬用に切り替えることも大切です。
また、この時期になると避妊・去勢手術をすることもあるでしょう。
避妊・去勢をすると、ワンちゃんの体にはさまざまな変化が起きるため、手術前と同じ食事内容では太りやすくなるといわれています。避妊・去勢手術をしたら、獣医さんに相談しながら食事内容を調整するようにしてください。
老犬のトイプードルに与える食事
老犬になると、1日に必要なカロリーは変わらないものの食が細くなるので、1回の食事量を減らして、1日の食事回数を増やしてみるとよいでしょう
さらに年齢を重ね、高齢犬になると基礎代謝などが低下するので、1日に必要な摂取カロリーは減少します。そのため、食事内容が同じままだと肥満になりやすくなり、健康を害すことになりかねません。
肥満を予防するためにも、7才になったら市販されているシニア犬用のドッグフードへの切り替えを考えましょう。
ドッグフードの切り替えは、時間を時間をかけて少しずつ
ライフステージの変化で、愛犬に与えるフードの種類は切り替える必要があります。しかし、人間の食事と違い、いきなり替えてしまうのはトイプードルにとって大きな負担となってしまいます。
ドッグフードを切り替える場合、何に注意してどうやって切り替えればいいのでしょうか。
新しいドッグフードに切り替える方法
ワンちゃんのフードを切り替える場合、それまで与えていたフードに新しいフードを混ぜていく方法が有効です。最初はごく少量から始めて、少しずつ新しいフードを混ぜる割合を増やしていきましょう。
例えば、1日1割ずつ変えていけば、10日後には新しいフードへ完全に切り替えられます。
フードの切り替えは、幼犬から成犬、成犬から老犬になる時期に行うことになるでしょう。
一度に行わず、時間をかけることで、ワンちゃんへの負担を抑えて無理なく切り替えられます。
新しいドッグフードが愛犬に合わない場合は?
さまざまなドッグフードが販売されていますが、中には愛犬と相性が悪いフードがあるかもしれません。
フードを切り替えている最中に、お腹の調子が悪くなったら、フードが体質に合っていない可能性があるので、すぐに与えるのをやめてください。愛犬にとってのアレルゲンが入っているかもしれません。体調不良が続くようなら、一度動物病院で診察してもらいましょう。
手作りごはんはあり?なし?
近年、ネットや本を通じてワンちゃん用の手作りフードのレシピが気軽に手に入るようになりました。これは、愛犬に手作りのご飯を食べさせてあげたいという飼い主さんが増えてきた証でしょう。
しかし、現実問題として、手作りのごはんはどうなのでしょうか?
メリットだけでなくデメリットも
手作りのフードは、飼い主さんが食材選びから調理まで一貫して行うので、愛犬にどんな物を食べさせているのか把握できるので、安心できるでしょう。
反面、栄養バランスなどの知識や手作りするための技術が必要だったりと、実現するためのハードルは決して低くありません。
以下に、フードを手作りするメリットとデメリットを掲載します。
メリットだけでなく、デメリットまで理解したうえで、できると確信された方は、ぜひチャレンジしてみてください。
<メリット>
・食材を自由に選べる
・栄養バランス、カロリーを調整できる
・病気やアレルギー、体調に合わせることができる
・何を食べているか把握できる
・食い付きが良くなる
・食材からの水分を摂取できる
<デメリット>
・時間や手間がかかる
・求められる知識のハードルが高い
・保存に問題がある
・持ち運びが不便
・市販のフードを食べなくなる可能性がある
トッピングとして加えるのがおすすめ
デメリットはあるものの、手作りのフードにはメリットも多く、魅力的に感じる飼い主さんも多いでしょう。しかし、いきなり全てを手作りに切り替えるのは、現実的ではありません。
そこでおすすめなのが、市販のフードに手作りの物を添えるトッピングです。
ただし、トッピング分だけ量が余計になってしまうので、計算してその分のフードを減らしましょう。
加熱調理が必要ないサラダや刺身、味付けしていない納豆やヨーグルトなら、比較的手軽にできるので、最初はそこから始めるといいかもしれません。慣れてきたら少しずつ手をかけるようにして、スープなども添えてみるといいでしょう。
まとめ
ワンちゃんが生きていくために食事は欠かせません。
しかし、中には食いしん坊な子もいるので、与えれば与えただけ食べ物を食べてしまうことも。そのため、飼い主が量と回数を管理してあげましょう。
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著者/ブリーダーナビ編集部