
不動の人気を誇るトイプードル。すでに家族の一員として一緒に過ごしている方も多いかと思います。
そんなトイプードルの性格は、とても賢くて甘えん坊な性格の持ち主。そのため甘えん坊がエスカレートすると、わざといたずらをしてきたり、吠えたりして問題行動を起こしてしまうことも…
そんな問題行動で特に困ってしまうのは『噛み癖』
どうすれば噛み癖を直すことができるのでしょうか。また、なぜ噛み癖がついてしまったのでしょうか。その原因と対策について解説していきます。
どうして噛んでくるの?
ワンちゃんって実は噛むことが大好きな動物です。そのため、どんな子でも一度は何かしら噛んだり、噛みついたりしたことはあるかと思います。
そんなワンちゃんが噛む行動にいくつかの種類があるのはご存知ですか。種類によっては噛み癖の対策が異なってきますので、ご自宅のワンちゃんがどのように噛んでくるのかをよく思い出していただき、原因と対策を学んでいきましょう。
噛み癖には6パターンが存在する
やさしく噛んでくる“甘噛み”
ワンちゃんの愛情表現から来る甘噛み(甘え噛み)。口を使って人や物に対して軽く噛む行為のことを指します。本気噛みではないので特に痛みはありませんが、下記のような傾向が考えられます。
遊びの一環“じゃれ噛み”
ワンちゃん同士が遊ぶ時に多くみられる“じゃれ噛み”。飼い主との遊びの一環でもじゃれながら噛んでくることがあります。出血するような危険な噛みには発展することはまずありませんが、皮膚が傷ついたり服が破れてしまったりすることがあります。
甘噛みとの違いとしては、加減して噛むとは限らないことです。ついつい興奮すると、唸りながら強く噛んでしまう子もいます。しかし基本的には、リラックスした気持ちで遊んでいるときにする行為ですので、強く噛む場合でもワンちゃんには敵意はありません。
抵抗を表現する“うざがり噛み”
ワンちゃん自身がされて嫌なことや不快なことに対して噛む“うざがり噛み”。力を込めて噛みつくのではなく、何かをかじるように噛んできます。主に、抱っこが飽きてしまった時や足ふきを嫌がる時に行うワンちゃんが多いようです。
要望に応えて欲しい“要求噛み”
飼い主に自分の欲求を知って欲しい時に噛む“要求噛み”。「お散歩に行きたい!」「ごはんが食べたい!」などの要求を伝えたい、または中々思い通りに行かずにイライラしてしまっている時の行動です。この時、飼い主が「しかたがない」と要求に応えてしまうと「噛みつけば思い通りになる」と勘違いしてしまうので、注意が必要です。
興奮しすぎて… “うっかり噛み”
大好きなおもちゃやおやつを目にしてついつい嬉しくて興奮し、誤って人の手を噛んでしまう“うっかり噛み”。特に意図がないのに、ついつい大好きなものを目にして夢中になって周囲が見えていない時に見られます。
攻撃態勢や防御体制の“噛み”
ご自宅にいるワンちゃんであてはまる噛み癖行動はありましたか。「噛む」という行為は、必ず理由があります。きちんと理由を知ることで、ワンちゃんの気持ちをきちんとくみ取ってあげましょう。
著者/ブリーダーナビ編集部