3.シャンプーを自宅でしてみましょう!
シャンプーの必要性は?頻度は?
シーズーは皮脂分泌が多く、体臭が発生しやすい犬種です。また、被毛が長くて汚れが付きやすいため、こまめなシャンプーが欠かせません。頻度は月に1~2回が理想とされていますが、月に2回もトリミングサロンへ通うのは費用的にも大変ですよね。そこで、自宅にてシャンプーする方法をご紹介します。
【用意するもの】
・スリッカーブラシもしくはピンブラシ
・コーム
・ワンちゃん用シャンプーとリンス(長毛種用がおすすめ)
・タオル
・ドライヤー
【やり方】
1.まずブラシとコームを使って、毛に付いたホコリや汚れを落とします。
2.次にシャワーを35~38度に設定し、足やお尻など下の方から濡らしていきましょう。シーズーが驚かないようにシャワーの水圧は弱めにして、シャワーヘッドは体に沿わせるような形で当ててください。
3.全身をしっかりと濡らしたら、肛門腺を絞ります。肛門の4時と8時の位置に親指と人差し指を当て、上に押し出すようなイメージで絞ってみましょう。肛門腺から出た液は強烈な臭いを放つため、服や体につかないよう注意してください。
4.次にワンちゃん用シャンプーを泡立てて、体を洗っていきます。被毛だけでなく、地肌部分までしっかり洗いましょう。頭や顔を洗う際は、目にシャンプーが入らないよう注意してください。
5.シャンプー後は入念にお湯で洗い流して、リンスをつけます。全身にリンスを行き渡らせたら、すすぎ残しがないよう、お湯で隅々まで洗い流します。手で触ってヌメヌメするところがなければ、バスタオルで水気を拭き取りましょう。ある程度水気がなくなったら、ブラシやコームで毛をとかしながらドライヤーで乾かします。
【ポイント】
乾かし残しがあると、そこから雑菌が繁殖して皮膚病になったり、体が冷えて体調を崩したりするため、最後に手で体を触って濡れているところがないか確認しましょう。
肛門腺絞りについて
肛門腺絞りとは、肛門嚢(こうもんのう)に溜まった分泌液を絞り出す作業のことです。通常ならばウンチと一緒に排出されるのですが、シーズーは分泌物を排出する筋肉が未発達なことが多く、自力で排出できません。そのため、飼い主が定期的に絞り出してあげましょう。
分泌物が溜まった状態で放置していると「肛門嚢炎」と呼ばれる病気にかかり、肛門周辺の腫れや赤み、最悪の場合は肛門嚢の破裂が起こります。病気を未然に防ぐためにも、月に1度は肛門腺絞りを行いましょう。
なお、肛門周辺はデリケートなため、強い力で押す、何度も何度も執拗に触るなどの行為は控えてください。肛門囊が炎症を引き起こしたり、シーズー自身が肛門腺絞りを嫌いになったりします。もし肛門腺絞りが上手くいかないときは無理せず、プロのトリマーにお願いしましょう。
まとめ
photo by Neramitevent
お手入れとは、愛犬の健康を守る上で欠かせないものです。そのため、正しいお手入れ方法を知り、自宅にて毎日もしくは定期的にシーズーの体をケアしてあげましょう。ただし、無理は禁物です。かえって愛犬の体を傷つける可能性があります。もしお手入れが難しければ、トリマーにお願いすることも大切ですよ。
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著者/ブリーダーナビ編集部