
豆柴を迎えるにあたり、何を知っておくべきなのでしょうか?
今回は、柴犬と豆柴の違いをはじめ、価格や選び方など気になる情報を紹介します。
豆柴の値段相場は?
ワンちゃんを迎える際、気になる最も気になる問題の1つがお金でしょう。
ブリーダーナビで掲載している豆柴の平均価格は約 38万6,254 円でした( 2022年2月2日 時点)。
今すぐ豆柴の子犬を見てみたいという方は下記の「豆柴を探す」ボタンからご覧ください。
豆柴と柴犬の違いとは?性格は?
「豆柴って柴犬なの?」と、疑問に感じる人もいることでしょう。
現在の小型犬人気も手伝って、小さな柴犬である豆柴は、メディアで取り上げられる機会も多く、注目の犬種といえるでしょう。
では豆柴と柴犬は、どんな関係にあり違いはどこにあるのでしょうか?
豆柴は小型の柴犬!
豆柴とは小さい柴犬のことで、体重は約6割以下と一般の柴犬のおよそ半分程度しかありません。成犬に育っても、柴犬の子犬程度の大きさにしかならず、小さなお子さんやお年寄りでも容易に抱っこすることができる犬種です。
また、豆柴は、縄文時代には既に小獣猟犬として活躍していたといわれており、近年新たに作出された犬種というわけではありません。正式に日本犬の標準を制定されたのは昭和9年ですが、1尺(30.3㎝)以下の小さい柴犬が、小獣狩猟犬として確認されています。
「柴犬研究60年」という書籍には、以下のような記載があります。
大昔、 1尺(30.3㎝)以下の小さい犬もおり、柴保の純化作出の結果、普通の柴犬の矮化の結果ではなく、元々いたものが分離してできたもの、という考えによって、今まで小さく生まれてきた子犬を、普通の大きさにしようという努力をやめ、小柴として取り扱うことにしたわけです。
この内容からも分かるように、今でいう豆柴は既に「小柴」として昭和初期には確認されていたことがわかります。
豆柴は性格も違う?
上述したように、豆柴は小柄な柴犬です。そのため、体のサイズ以外は柴犬とほとんど違いはなく、性格も柴犬と同じ傾向にあります。
落ち着きがあり頑固な反面、心を許した飼い主や家族に対して従順で忠誠心が強い性格で、飼い主以外には懐かないことも。小柄な可愛らしさからつい油断しがちですが、場合によっては柴犬同様、威嚇してくることもあるでしょう。
柴犬の性格についてもっと知りたい方は、下記ページで解説しているので、そちらをご覧ください。
柴犬の性格は?オスとメスでの違いや特徴、飼いやすさまとめ
豆柴の毛色は何種類?
ブリーダーナビでは、お客様の利便性を考慮して、豆柴の毛色を下記のように区分しています。(クリックするとその毛色の豆柴をご覧いただけます)
この毛色の分け方は、柴犬と同じで一般的な柴犬の被毛といえば、赤色や茶色がほとんどです。一方、白色は希少性が高く、柴犬全体のおよそ10%の確率で産まれるといわれています。成長するに従い、薄い茶色や赤色の毛が耳の周辺やしっぽの付近など、体の一部に生えてくることもありますが、白い豆柴を見かける機会は少ないでしょう。
成犬になった豆柴はどのくらい大きくなる?
豆柴の豆柴たる所以は、その小柄な身体です。
では、通常の大きさの柴犬と比較して、体高や体重はどれくらいの差があるのでしょうか?
下記の表にまとめたので、ご覧ください。
オス | メス | |
---|---|---|
柴犬 | 体高:39.5cm 体重:9~11kg | 体高:36.5cm 体重:7~9kg |
豆柴 | 体高:33cm 体重:5~6kg | 体高:31cm 体重:4~5kg |
※柴犬の体高は、オス・メス共に誤差±1.5cmとなっています。
豆柴よりも小さい最小の日本犬「小豆柴」
小さな柴犬である豆柴ですが、それよりも一回り小さいのが「極小豆柴」で、最も小さいのが「小豆柴」になります。特に小豆柴は、、日本犬の中で最も小さな柴犬の標準体高を満たしていない豆柴よりも、更に小さい柴犬――つまり『世界最小の日本犬』なのです。
オス | メス | |
---|---|---|
極小豆柴 | 体高:30cm 体重:4kg前後 | 体高:28cm 体重:4kg前後 |
小豆柴 | 体高:27cm 体重:3kg前後 | 体高:25cm 体重:3kg前後 |
ただし、豆柴よりも小さなこれらのサイズの柴犬は、正式に認められている犬種ではありません。そのため総じて「豆柴」と呼ばれることもあります。
寿命はどれくらい?健康面に不安はないの?
豆柴は、寿命を含めた健康面も、柴犬と大きな違いはありません。
豆柴の寿命は、12~18年といわれており、これは普通の柴犬の寿命と同じ数字となっています。もちろん個体差による部分も大きく、食事や健康の管理が行き届いていれば、これ以上に長生きする可能性も大いにあるでしょう。
健康面で気を付けたい1つのポイントとして、運動が挙げられます。
何度もいうように、小柄とはいえ豆柴も柴犬。そのため、運動量が必要な柴犬同様、運動不足にならないよう心がけ、毎日の散歩時間を確保してください。
豆柴を迎える前に!知っておきたい選び方や注意点
豆柴を迎えることを決めたら、次は具体的にどうやって選べばいいのか、その方法や注意点を知りたいところです。重要なのは信用できるかどうか。
例えば、何年も豆柴を専門に繁殖しているブリーダーは、信用しても問題はないと思われます。最終的には、ご自身の目と耳で確認して、納得した上で後悔のないよう決断するようにしてください。
豆柴の血統書?
血統書とは、ワンちゃんの戸籍のようなもので、犬種団体に登録することでその犬種の証として発行してもらえます。
日本社会福祉愛犬協会(KCJ)という団体は、唯一豆柴の血統書の発行を認めており、この団体から発行された血統書が、豆柴として認められる何よりの証といえるでしょう。
逆にいえば、KCJ以外の団体に登録しても、血統書では「豆柴」ではなく「柴犬」と表記されることになり、柴犬なのか豆柴なのか判別することはできません。
参考 豆柴ガイド日本社会福祉愛犬協会
パパ犬・ママ犬の姿から将来を想像しよう!
子犬のことを知るためには、親犬を確認するのがいいでしょう。
両親を見れば、将来その子犬がどんな感じに育つのかなど、大きさや体型、健康状態、性格など、将来の姿をある程度予想することができます。隔世遺伝(祖父母の特徴が現れる)などの場合もあるので100%ではありませんが、最も確実な方法といえるでしょう。
清潔にできている?飼育環境の確認も
子犬がどんな環境で生活しているのか、事前に確認しておきましょう。そのためには、犬舎見学が確実です。
確認の際、見ておきたいポイントは幾つかありますが、その1つに飼育環境の清潔さが挙げられます。不衛生な環境で育てられた子犬は、最低限のしつけもできていなかったり病弱だったりと、後で何かと問題が生じてくる可能性が高まります。
また、ブリーダーがワンちゃんを普段どのように扱っているか、判断する材料にもなるので、信頼に値する人物かどうか、見極めるためにも犬舎見学はおすすめです。
豆柴の飼い方は?
豆柴を迎える場合、気を付けるのはやはり最大の特徴でもある体の大きさです。
柴犬自体が日本犬の中では最も小さな犬種ですが、それよりもさらに小さいので、グッズを選ぶ際は小型犬の物がいいでしょう。
基本は柴犬と同じ飼い方でOK!
小さいとはいえ柴犬であることに変わりはないので、柴犬の飼い方を参考にするといいでしょう。ただし、体の小ささがあるので、クレートやサークル、ペットシートなどは小型犬向けの物を選んでください。
それ以外は、基本的に柴犬と変わらないので、室内外問わず飼育することが可能ですが、小型の犬種ということで室内で飼う方が多いようです。
また、飼い方についても柴犬と大きな違いはないので、詳しくは柴犬について掲載されている下記ページを参考にしてみてください。
まとめ
豆柴は、多くの場合柴犬として扱われており、独立した犬種として認めている団体は多くありません。そうした扱いもあり、豆柴を取り巻く問題は少なからず見受けられるのが現状です。
豆柴を迎えるなら、何年も豆柴を繁殖しているブリーダーから話を聞いて、納得の上で購入するといいでしょう。長年豆柴に携わってきたブリーダーは、愛情も理解も深く信頼できる方ばかりなのでおすすめです。
ブリーダーナビは、安心価格と取引保証で、顧客満足度98.9%!掲載されているワンちゃんの頭数も最大級の子犬販売サイトです。ブリーダーナビを、ぜひ一度ご覧ください。
著者/ブリーダーナビ編集部