3.良くも悪くも尻尾を振って感情を表現している
尻尾を振るのは嬉しいときだけじゃない!
尻尾は動く際にバランスを取るために役目を果たしています。さらに、感情の舵取りを行う役目も担っています。どちらの舵をとっているかの区別は肉眼でつくものではなく、例えば走っている最中に、最初は尻尾を立ててバランスを取っていたかと思えば、その後尻尾を下げて感情のバランスを取っていることもあるのです。
そのため、尻尾から感情を読み取るときは、背景状況や他の部位との変動を合わせて観察して判断すると良いでしょう。
なお、尻尾の動きと感情の関係性は以下のような例があります。
▼尻尾が上がっている
・良くも悪くも興奮しているとき
・相手に攻撃をしようとしているとき(ゆらゆらとゆっくり振っている)
・遊びに誘おうとしているとき
・警告をしているとき
・嬉しい、楽しいとき(小刻みに振っていれば、より確信的)
▼尻尾が下がっている
・集中しているとき
・気持ちが中立であるとき
・不安を感じているとき
・体調が優れないとき
・ストレスや恐怖感を感じているとき
・自分が下手に出ているとき
ポメラニアンの尻尾はクルッとカールされた巻き尾のため、極端に尻尾が下がっていなければわかりにくい可能性もありますが、よく観察して変化に気付いてあげられるといいですね。
まずは落ち着いているときの普段の尻尾の様子を観察することで、変化にも気づきやすくなるでしょう。
まとめ
photo by OpenRoadPR
尻尾をフリフリ、ちょこちょこと動き回る様子がかわいらしいポメラニアン。いつも陽気でご機嫌にも見えるワンちゃんですが、その表情や尻尾の動きはどんな気持ちを表しているのでしょうか。普段の生活の中で見せるカーミングシグナルにも注目しながら、愛犬の気持ちを読み取ってみてくださいね。
また、以下のリンクからはポメラニアンの子犬やそのブリーダーを探すことができますので、ぜひ併せてご覧ください。
著者/ブリーダーナビ編集部