コーギーにオスワリ、マテ、フセなどの基本的なしつけを覚えてもらおう

しつけを始める第1ステップ

アイコンタクトは愛犬を守るためでもある

しつけ

アイコンタクトのメリットとしては大きく分けて2つあります。


①信頼関係を深める
アイコンタクトを取ると、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が上昇するといわれています。オキシトシンとは、脳や心が癒されてストレスを緩和したり、学習意欲や記憶力向上にも繋がったりする効果をもたらします。また、不安や恐怖心が減少するともいわれています。

このオキシトシンは愛犬だけではなく、飼い主自身にも分泌されるため、アイコンタクトを取るということは、両者ともオキシトシンが上昇し、信頼関係が強くなる可能性があるのです。

②未然に事故やアクシデントを抑止できる
ワンちゃんは動くものに興味を持つため、走っている自動車や自転車などを追いかけようと道路に走り出しそうになることがあります。そんな時に役立つのが“アイコンタクト”です。アイコンタクトのしつけができていれば、ワンちゃんの行動をストップさせることができ、思わぬ事故に巻き込まれずに済みます。
また急に吠えたり、ほかの人やワンちゃんに噛みつきに行こうとしたりした時もアイコンタクトで抑止することができます。

愛犬とのアイコンタクトを始める前に

愛犬にアイコンタクトを身に着けさせるためにはまず、下記の2点がポイントになります。

●愛犬自身の名前を覚えてもらうこと
●ごほうびの方法を決めること

名前を決めたら、事あるごとに名前を呼んでみましょう。そうするとワンちゃんは「名前を呼ばれることはうれしいこと」と認識し始めます。そして、自分の名前を覚えるようになります。

また、ごほうびの方法を決める理由としては、アイコンタクトをする際は必ずよいことが起こると覚えてもらうためです。上手にできたら「いい子だね」と、大げさなぐらいに褒めてあげるとよいでしょう。

アイコンタクトの仕方について

アイコンタクトの動作を覚えさせていきましょう。


【おやつやおもちゃを見せる場合】
①オスワリをさせる
②手にあるおやつに興味を引かせる
③こちらに顔を向きそうになったら名前を呼ぶ
④ごほうびのおやつをあげる

最初は目が合わなくても、顔がこちらを向けたら名前を呼んであげてください。そしてたくさん褒めてあげた後におやつをあげてください。徐々に目線を向けてくれるようになれば、アイコンタクトができてきた証拠です。


【おやつやおもちゃを見せない場合】
①名前を呼ぶ
②こちらを向いたら褒める
③おやつをあげる

おやつを見せなくても、きちんと飼い主とアイコンタクトができるようになれば、次のステップに進んでも問題ないでしょう。

しつけの基本を教えよう!その①

まずは基本中の基本“オスワリ”を覚えさせるには

吠え癖

「オスワリ」とは、ワンちゃんの興奮状態を抑止することはもちろんのこと、不測の事態を抑止することができます。そのため、ワンちゃんのしつけにおいてまず覚えさせたい1つといえます。


【オスワリの教え方】
①愛犬の大好きなおやつを手に握った状態で嗅がせる。
②匂いを嗅いでいる手を愛犬の頭上に動かす。
③顔を上向きにさせると、ワンちゃんは自然とオスワリの姿勢になります。
もし、なかなか腰を下ろさなければ鼻先を上に向けさせるようにします。
④愛犬が座ったら「オスワリ」という。
⑤おしりが床に付いたら褒めておやつをあげる。(※この時撫でるのはNG!)
⑥「OK」や「よし」といって指示を終わらせる。

最初のうちは「オスワリってなに?」とその意味がわからないワンちゃんですが、何度も練習を重ねていくと、次第に言葉を合図として記憶していきます。そのため、言葉を覚えれば自然と「オスワリ」で座れるようになります。オスワリがきちんとできたら、必ず解除としてのコマンド「OK」「よし」といった言葉をかけてあげてくださいね。

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