目次
噛み癖の対処方法を知りたい
どんな時に噛み癖があるのか確認してみよう!
コーギーの噛み癖は下記のようなきっかけで起きる場合があります。
①興奮して噛む
②じゃれている時に噛む
③要求に応えてくれなくて噛む
など
どのような状況で愛犬が噛むのか、その傾向を知ることでしつけや適切な対処方法が変わってきます。
それぞれの適切な対処方法を試してみて
①興奮して噛む場合
ふとした瞬間におもわず足を噛んでしまう場合は、本能的な要因が大きいといえます。このような場合は、しつけによって止めさせることが難しいため、コーギーが興奮してしまう行動を慎む必要があります。
【例】
・急に立ち止まったり、走ったりする
・長時間遊ばせたり、興奮させるような遊びを行ったりする
など
万が一、コーギーが足元を噛んで来た場合は、一旦動きを止めて「オスワリ」などの指示を出して落ち着かせましょう。動きを止めることでコーギーは落ち着きを取り戻します。
②じゃれている時に噛む場合
コーギーは元気で活発な性格のため、遊びの延長でおもわず甘噛みをしてしまうことがあります。「甘噛みぐらいならいいか」とそのままにしておくと、噛み癖がついてしまう恐れがあるので、子犬の頃から噛んでよいものといけないものの区別をしっかり付けるように教えていきましょう。
【噛み癖をつけないために行うこと】
1.噛んで来たら「ダメ!」「NO!」と大きな声で注意しましょう。
※なるべく短い言葉で伝えるとコーギーは覚えやすいといえます。
2.噛んでもいいおもちゃを与え、コーギーが噛むのを止めたら「いい子」と褒めてあげてください。
すぐには効果が出にくいですが、根気よく何度も繰り返して行うことで甘噛みが軽減してきます。もし、おもちゃを出して遊んでいる時に飼い主を噛んできたら、おもちゃを全て回収して遊ぶのを中断して無視をしてください。そうすることで「噛むと遊んでもらえない」「大好きなおもちゃで遊べない」と学習し、少しずつ噛み癖が軽減されていきますよ。
③要求に応えてくれなくて噛む場合
飼い主に構って欲しい時に噛んでくる場合は、すぐにその誘いに応えるのではなく『無視』をしましょう。もしくは、静かに違う場所へ移動してコーギーの視界から離れてください。これを何度も繰り返すことで「噛んでも応えてくれない」と認識するようになります。
吠え癖の対処方法を知りたい
吠える状況を確認しよう!
コーギーがよく吠える時の状況を振り返ってみましょう。
①人に対して吠える
②玄関のチャイムなどの音で吠える
③要求に応えて欲しくて吠える
など
これらの吠え癖は状況によって対処が異なります。
どのようにして大人しくさせればいいの?
①人に対して吠える場合
お散歩中に知らない人に吠えたり、来客に吠えたりする場合は警戒・恐怖などの心理状態があります。
そのため、コーギーに「この人は安全だよ」「怖くないよ」と認識してもらうためにも、可能であれば吠えている相手からおやつをあげてもらいましょう。そうすることで「おやつをくれるいい人」と認識し、無駄に吠えることは軽減されます。
②玄関のチャイムなどの音で吠える場合
玄関のチャイムや雷の音、自動車の音や踏切の音など、とにかく音に反応して吠えてしまう場合も警戒・恐怖などの心理状態から吠えるといわれています。
そのため、音で吠える場合も音が鳴ったらおやつを与えるようにしてみましょう。「チャイムが鳴るとよいことがある」「雷が鳴るとおやつがもらえる」というイメージをつけてあげることで、警戒や恐怖心が薄れ無駄に吠えることがなくなります。
もしお留守番中に玄関のチャイムが鳴り、吠えてしまう場合は対処することができませんので、可能であればコーギーがお留守番中はチャイムの音を切ったり、玄関先まで行けないようにしたりと工夫してあげるとよいかもしれません。
③要求に応えて欲しくて吠える場合
飼い主に遊んで欲しい時やごはんが欲しい時、またお散歩に行きたい時などに吠える“要求吠え”の原因は、なんと飼い主にあります。なんでも飼い主がコーギーの要求に応えてしまうと「吠えれば応えてくれる」と勘違いしてしまっているのです。
このような状況を回避するためには、まずコーギーが要求に従わずおとなしくなるまで『無視』をすることです。そして吠えるのを止めておとなしくなったら、要求に応えてあげてください。そうすれば「吠えても意味がない」と学習して要求吠えが軽減されますよ。
著者/ブリーダーナビ編集部