コーギーの寿命はどのくらい?長生きしてもらうためにできること

コーギーの寿命はどのくらい?長生きしてもらうためにできること

ペットを飼う際、無視できないのが寿命の問題です。ワンちゃんが人間よりも短い命というのは紛れもない事実ですが、飼い主ととしてはできるだけ長い時間一緒にいたいと思うもの。

本記事では、コーギーは何歳まで生きてくれるのか、長生きしてもらうためにはどんな点に気を付ければよいのか、解説していきます。

ウェルシュコーギーペンブローグの平均寿命は?

一般社団法人 東京都獣医師会霊園協会の調査によると、コーギーの平均寿命は13.3歳でした。
では、この平均寿命は長いのでしょうか、それとも短いのでしょうか。また、ワンちゃんは何歳まで生きてくれるのでしょうか。

コーギーの寿命は長い?短い?

ワンちゃん全体の平均寿命が13.7歳ということを考えると、コーギーの寿命はほぼ平均通り。ただしこれはあくまでも平均寿命なので、健康状態や生活習慣によって長くなることもあれば短くなってしまうこともあるでしょう。

愛犬に長生きしてもらうためには、どんな犬種なのか理解しておくことも大切です。下記リンク先のページでは、コーギーという犬種について性格や飼い方などを詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
【初心者さん向け】コーギーの飼い方や性格は? 【初心者さん向け】コーギーの飼い方や性格は?

ギネスに掲載されている最高齢のワンちゃんは?

記録で確認できる限り最も長生きしたワンちゃんは、オーストラリアのビクトリア州で生活していたオーストラリアン・キャトル・ドッグのブルーイです。
ギネス記録でもあるブルーイの年齢は、29歳と5ヶ月。この公式記録は、90年が経とうとする現在も塗り替えられていません。

コーギーに長生きしてもらうにはどうすればいい?

コーギー
photo by tonyfortku

コーギーに長生きしてもらうためには、健康の維持が何よりも重要です。
しかし、単純に健康といっても1つの要因で決まるわけではなく、さまざまな原因で害されることがあるため、日頃から健康を心がけていく必要があります。
では、コーギーの健康を守るためには、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか。

豊富な運動量を満たしてあげる

コーギーはもと牧羊犬ということもあり、胴長短足というユーモラスな見た目からは想像できないほど活発で、多くの運動量を必要とする犬種です。

そんなコーギーの運動欲を満たすためには、30分~1時間の散歩を1日に2回、毎日欠かさず行いたいところ。これに加えて、休日にドッグランなどで思い切り遊ばせてあげることができればベストでしょう。

太りやすい体質なので食事管理が大切

コーギーは、食欲旺盛なうえ体質的に太りやすい犬種です。そのため、他の犬種以上に肥満には気を付けましょう。

コロコロとした丸さもコーギーの魅力の1つではありますが、肥満は万病のもとなので、愛犬の健康のためには徹底した食事管理は必要です。

コーギーの食事管理は、量だけでなく食事の質にも注意。塩分や添加物が控えめで、低カロリーのフードを選ぶと良いでしょう。愛犬に食物アレルギーがある場合は、アレルゲンのチェックも欠かせません。

ドックフードだけで必要な栄養を摂ることが難しいようなら、必要に応じてサプリメントやトッピングをするのも効果的です。

下記リンク先のページでは、コーギーのダイエットについて詳しく解説しています。太りやすいコーギーの肥満予防やダイエットについて掲載しているので、合わせてご覧ください。
コーギーの体重推移と大きさは?肥満になった時のダイエット方法も コーギーの体重推移と大きさは?肥満になった時のダイエット方法も

腰に負担をかけない環境を整える

コーギーは胴長短足という独特な体型のため、似た体型のダックスフンド同様、腰に負担がかかりやすい犬種です。

腰に負担がかかると、椎間板ヘルニアなど脊椎に関係する病気を発症してしまうので、なるべく腰に優しい生活環境を整えてあげましょう。

例えば、高い所から飛び降りると腰に衝撃が加わるので、ソファのような高さのある家具をなくしたり、段差にスロープを付けたりすると良いでしょう。また、フローリングのような滑りやすい床も負担になるので、カーペットなどを敷いて対策するのがおすすめです。

ストレスをため込ませないように

人間と同様、ワンちゃんにとっても過度なストレスは心身に悪いため、いかにストレスから遠ざけてあげられるかが健康維持には重要です。

コーギーがストレスを感じる場面の多くは、「犬らしい」ことができないとき。この犬らしさとは、場合によっては噛み癖や吠え癖といった問題行動となることもあるため、飼い主がしっかりしつけることで、無理なくストレスから遠ざけてあげましょう。

口内のケアを欠かさない

愛犬の健康のためには、歯や歯茎など口内のケアも欠かせません。

口内のケアを怠ると歯周病や歯肉炎を発症してしまい、食事を楽しめないようになるばかりか、重篤化すると顎の骨にまで悪い影響が出てしまいます。
最悪、歯周病原菌が内臓にまで影響して、生命に関わるような大事に発展しかねません。

ワンちゃんの場合、人間よりも歯垢から歯石になってしまう時間が短く、一度石灰化した歯石は除去が難しいので、定期的な歯磨きと口内のケアは必須です。ご家庭内でのケアだけでなく、動物病院で診てもらうと良いでしょう。

かかりつけ医を見つける

万が一の事態に備えて、かかりつけ医を見付けておくことも大切です。
幼い頃から愛犬のことを知ってくれているかかりつけ医がいてくれれば、いざケガや病気になっても、素早く正しい対応をしてくれる可能性が格段に高くなるでしょう。

かかりつけ医を見つける際は、愛犬との相性以上に「説明が丁寧か」「質問しやすいか」といった、飼い主さんへの対応や関係性の方が大切かもしれません。

電話対応や受付では、その動物病院の院長の思想が反映されている場合が多いので、その際の印象は判断材料になります。ただし、実際に診察してもらって信用できるかどうか判断するのが確実です。

コーギーは、椎間板ヘルニアや皮膚疾患になりやすい犬種ですが、これらは予防できる病気なので、患う前にかかりつけ医を見つけて早めに対策しておくことをおすすめします。

下記リンク先のページでは、コーギーがなりやすい病気とその予防法・治療法を紹介しています。愛犬の健康のためにも、ぜひ一度ご覧ください。
コーギーがなりやすい病気は?てんかんやDMなどの原因・予防・治療法 コーギーがなりやすい病気は?てんかんやDMなどの原因・予防・治療法

健康診断は定期的に

健康を守る方法は、人間もワンちゃんも基本的に変わりません。

人間が定期健診を受けるように、ワンちゃんにとっても定期的な健康診断は大切です。健康診断は、健康状況を確認するだけでなく、病気の早期発見・早期治療が可能となるので、「異常がないと病院に行かない」という飼い主さんでも、愛犬には定期検診は受けさせてあげましょう。

成犬になったら最低でも年に1回、シニア犬になったら半年に1回以上の健康診断を受けるようにしてください。
また、愛犬に何かあったときに備えて、定期的に会うことで獣医師さんに慣れてもらうことは必要です。

まとめ

コーギーの平均寿命は、ワンちゃん全体の平均寿命とほぼ同じで、長くも短くもない犬種です。しかし、飼い主の飼い方次第では寿命を大きく延ばすことができます。

今回の記事の内容を参考に、愛犬がいつまでも健康にいられるように、ずっと一緒にいられるように生活から見直してみてくださいね。

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