要求吠えについて
自身の欲求を満たすため
「要求吠え」とは、飼い主に何かをして欲しい時や、おやつやごはんが欲しい時にそれを知らせようとしていることを指します。
例えば…
・抱っこしてもらいたい時
・ごはんが欲しい時
・お散歩に行きたい時
・クレートから出してもらいたい時
など
「パパ、私はこれをしたいの!」「ママ、早くごはんをちょうだいよ!」など、自身の欲求を満たすために吠えるのです。そして、それに応えてしまう飼い主がいるからこそ、この要求吠えはエスカレートしてしまいます。
むやみに要求に応えてはいけない
吠える度に飼い主がその都度要求に応えてしまうと「吠えれば何でもしてもらえる」と勘違いしてしまいます。そして飼い主がすぐ要求に応えないと「なんでいうことを聞かないんだ!」「1番偉いのは僕なんだぞ!」とワガママし放題になってしまいます。
要求吠えとは、飼い主の甘えから来ていることも一理あるのです。
要求吠えの対処方法は“無視と褒めること”が基本
「お散歩に行こうよ!」「お腹が空いたよぉ」などの要求吠えをしている時は、一旦声を掛けずに無視しましょう。しばらくして吠えることを止めたら「静かにできたね」「えらいね!」と褒めてあげ、その要求に応えてあげましょう。
吠えている最中に「お散歩ね!わかったよ」「ごはんね、今あげるからね」など声を掛けてしまうと「吠えれば希望が叶う!」「構ってもらえる」と思ってしまいます。
必ず一旦は無視をし、静かになったら要求に応えることで「吠えても意味がない」と学習し、要求吠えを止めてくれるようになっていきます。
どんな時期のしつけも継続と根気が大切
しつけは社会化期のうちに
photo by Katrinbechtel
犬も人も同じで、小さい頃の環境によって左右されます。
生後3ヶ月頃までの子犬は、社会デビューする準備期間として「社会化期」があります。この時期の子犬は好奇心が強く、物事に対する理解力と知識の吸収が早いため、最低限のしつけを行うのが望ましい時期とされています。
そのため吠え癖を含めたしつけは、社会化期と呼ばれる4~13週齢までに行いましょう。
成犬になってもしつけはできる?
成犬の場合も、吠え癖を直すことは可能といわれています。
まず吠え癖を直すステップとして、愛犬をよく観察することから始めます。どんな時に吠えるのかをきちんと把握するためです。もし、チャイムなどの音に対して吠えるのであれば、その音に徐々に慣れさせていくことが大切です。
また成犬の吠え癖は「分離不安」が原因で鳴くこともあります。これは、飼い主が家を出てワンちゃん自身がひとりぼっちになった途端、泣きわめいたり、散らかしたりするなどの問題行動です。
これに関しては、飼い主の甘やかしが原因だといわれています。家を出る際についついかわいそうで甘やかしてしまうと、離れた瞬間不安になってしまい、飼い主を求めて問題行動を起こしてしまうのです。
この場合は、後ろ髪を引かれたとしてもスパッと家を出ることが1番です。声をかけず、見送りも無視をして素早く家を出ることが効果的です。
もしどうしても、解決ができない場合は1人で悩まずに動物病院やドッグトレーナーなどに相談して、アドバイスをもらうと良いでしょう。
まとめ
もし愛犬の吠え癖が直らないと悩んでいる時は、まず吠えている原因を探ってみましょう。愛犬の気持ちを読み取ることで、吠え癖を直すヒントが隠れているかもしれませんよ。
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