目次
1.マルチーズにも散歩は必要!回数や時間を工夫しよう
短い散歩を数回行うのがベスト
photo by Kelly Hunter
小型犬だから、室内犬だから散歩は必要ないというイメージを持たれがちですが、運動量こそ少ないものの、マルチーズにも散歩は必要です!
作業犬のようにたくさんの運動を行うというよりも、好奇心旺盛なマルチーズの心を満たしたり、ストレスを発散したりする目的で行います。
1日2~3回、10~20分の散歩を
マルチーズは、短い散歩を1日数回行うのがベストです。日光浴をしたり、ほかのワンちゃんや人と触れ合ったり、短い時間でもマルチーズには多くの収穫があります。
愛犬の疲れ具合などを確認しながら、時間を調節してあげましょう。
雨の日の散歩は無理にしなくてOK
雨の日は無理に散歩を行わなくてもOKです。雨の日の地面は肉球が傷つきやすく、思わぬ怪我などにもつながり兼ねません。
また、体が濡れたり汚れたりすると衛生面や健康面でもよくありませんので、雨の日は室内でたっぷりと遊んであげましょう!
リーダーウォークで安全を確保しよう
お散歩を安全に行うためにも、リードを引っ張ることなく、飼い主の左に寄り添って歩くリーダーウォークを身に付けましょう。これは、思わぬ交通事故や脱走、対ワンちゃんや人とのトラブルを回避するためにも大事なことです。
散歩のルールとしては、ノーリードと合わせて重要なポイントとなります。
どんな犬種でも、散歩の時間は必要です。マルチーズはとても社交性に富んだ犬種であるため、さまざまな人やワンちゃんとの交流を好みます。場所やルートを変えながら、楽しませてあげましょう!
2.マルチーズを散歩させるメリット
もともと運動量の多い作業犬でもマルチーズのような愛玩犬でも、ワンちゃんは走ることが大好きです。走ることで、マルチーズにとっての良い効果をたくさん期待できますよ。
運動不足の解消
外にお出かけをすると、地面が傾斜になっていたり、アスファルトの間隔が硬かったり、室内遊びとはまた異なる筋肉への負荷がかかるため、自然と運動不足の解消にもつながります。
好奇心を満たす
ワンちゃんは好奇心が満たされると快感を得られると言われています。散歩では臭いや音、景色などから新しい刺激を受けることができるため、好奇心をくすぐることができます。この刺激はストレス解消にもなりますよ。特に好奇心旺盛なマルチーズには、毎日ちょっとでも違う景色を見せてあげると喜びます。
健康維持
散歩は心臓や肺などの機能を高め、健康的な体作りをするのにも役立ちます。ワンちゃんの大敵とも言える肥満予防にもなるのです。
マルチーズに要運な運動量は個体によって異なりますが、舌を出してハアハアとパンティングし出したら散歩を切り上げるタイミングです。家に帰りしばらくしてウトウトと寝だしたら、その子にとってちょうどいい運動量であったということが分かります。
マルチーズの様子を見ながら散歩を行ってあげましょう。
3.散歩の際の注意点は?
散歩の回数を重ねていくと、普段のコースとは別に、近所の公園や広い敷地、ドッグランなどに散歩に行くこともあるでしょう。そうしたときに注意したいポイントをご紹介します!
関節への負担に注意
極端に地面が固かったり、柔らかかったりすると足腰に負担をかけてしまいます。
マルチーズは華奢で股関節の病気にもかかりやすいため、足腰への負担は気を付けたいものです。急な坂道や階段などは、抱っこをしてあげるなどして足腰を気遣ってあげましょう。
準備運動を行う
photo by chadh
普段の散歩でもそうですが、いきなり思い切り走らせることはあまりおすすめしません。少し体を慣らすように緩やかなウォーキングからはじめるなど、準備運動時間を取り入れましょう。
例えば、家から車でドッグランに行くときなどは、いきなり放つのではなく、周囲を少し歩いてからがおすすめです。
ストイックに運動を意識しすぎない
ワンちゃんは集団の中で生活してきた動物です。特にマルチーズは愛玩犬で飼い主や家族と一緒にいることが大好き。単独で遊ばせるのもいいですが、ボールを投げたり、しつけを取り入れたり、一緒に散歩を楽しむことが大切です。ストイックに「さあ広い公園に来た、運動するぞ!」と意気込まず、遊び感覚で楽しませてあげるといいでしょう。
暑い時間や寒い時間を避ける
散歩やドッグランに行く際は、時間にも気を付けましょう。暑いとばててしまいますし、シングルコートで寒いのが苦手なマルチーズは、極端に寒い日でも厳しさを感じます。
洋服を着せるなどの工夫をしつつ、夏場は早朝や夕方、冬は気温の高い正午などを狙って散歩時間を調節してあげましょう。
著者/ブリーダーナビ編集部