ワンちゃんだって冬は寒い！
小型犬や短毛種、シングルコートのワンちゃんは気をつけて
本来ワンちゃんは人間の体温よりも高いため、寒さに対する耐性があるといわれています。しかし、小型犬を始め、マルチーズのような被毛がシングルコートのワンちゃん、室内で育ってきたワンちゃん、子犬（パピー）や老犬（シニア）、療養中のワンちゃんは寒さにとても敏感です。そのため、私たち飼い主がワンちゃんにとって快適な環境を提供する必要があります。
【冬場の自宅環境はこれでOK！】
★室内温度
・エアコン20～25℃
・湿度40～60％ほど
乾燥防止のために、加湿器や濡れたタオルを干すなどするとよいでしょう。また、飲み水を切らさないように常に新鮮なお水を補充するようにしてください。
日中自宅を留守にする飼い主の場合、エアコン代も気になるところでしょう。その場合、ペット用のヒーターや湯たんぽなどでワンちゃんの体を温めるようにするのもおすすめです。
ただし、ペット用ヒーターの場合はコードがあります。ワンちゃんがかじって感電や火事を引き起こす危険性もあります。十分気を付けてくださいね。
★居場所づくり
・自由にクレート内へ出入りできる環境をつくってあげましょう。四方に囲まれているだけで、ワンちゃんは自身の体温で温めることができるといわれています。寒さが厳しい日は、新聞紙や毛布などをクレートにかけてあげると、保湿性を高くすることができます。これは外で飼われているワンちゃんにも有効です。
さらにクレート内に保湿性の高い毛布を敷いてあげたり、ペット用のホットカーペットや湯たんぽを入れてあげたりするのも防寒対策にピッタリです。
※注意：ホットカーペットや湯たんぽを使用する際は、低温ヤケドを引き起こす場合があります。いつでもそこから離れられる環境を作ってあげましょう。
冬場のお散歩はいつすればいい？
寒い冬の日に外へ出かけるのは中々辛いですよね。でも、ワンちゃんにとってお散歩は大事な運動でもあります。また、日光浴をすることでカルシウムの合成を促進し、セロトニンという神経伝達ホルモンが分泌されることでストレス解消にも有効とされています。
ただし、ワンちゃんも急に寒い場所へ出るのは体に負担がかかってしまうもの。出掛ける前に手足をマッサージしてあげたり、ウォーミングアップとして部屋の中を歩かせてあげたりしてから、外へお出掛けしましょう。
【お散歩はこの時間帯に行くのがベスト！】
冬は夏場と違い、日が落ちるのも早いため、8~17時頃までにお散歩へ行くようにしましょう。
【ワンちゃん用の防寒着を活用】
ワンちゃんによっては寒さが苦手な子がいます。そのため、ワンちゃん用の防寒着を着させてあげるのもおすすめです。
【例】
・コートやダウン、ジャケット
・ヒーターウェア、セーター
・レインコート、レインシューズ
など
最近では、おしゃれでかわいいワンちゃん用の服やグッズが沢山販売されています。お店やネットなどで探してみてもよいかもしれませんね。
【お散歩後のケア】
寒い冬の日は、ワンちゃんが体調を崩さないようにするのが大切です。雨や雪の日などで濡れてしまった場合は必ずタオルで水分を拭き取り、ドライヤーで乾かしてあげましょう。十分に乾いたら肉球や被毛に保湿ケアしてあげると、肉球のひび割れ防止や被毛の痛みを軽減することができますよ。
まとめ
ワンちゃんと暮らす上で環境づくりはとても大切。特に夏の暑い日や冬の寒い日は体調を崩しがちです。いつでも健康で楽しく生活するためにも、ワンちゃんが暮らす環境は常に快適な状態にしておきましょう。
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著者／ブリーダーナビ編集部