季節に応じた対策をマスターしよう!
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マルチーズの被毛はシングルコートのため、暑い日や寒い日がとても苦手な犬種です。そのため外で飼うことに適しておらず、室内で飼う犬種でもあります。
常に温度調節を確認し、マルチーズが暮らしやすい室内環境にする必要性がありますが、夏の暑い日や冬の寒い日はどのように気を付けてあげればよいのでしょうか。
暑い夏の日を乗り越えよう!
自宅での室内環境を整えよう
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マルチーズを始め、ワンちゃんはとても暑さに弱い動物です。特に子犬(パピー)や老犬(シニア)のワンちゃんを始め、フレンチブルドッグやパグなどの短毛種、ロシアなどの寒い地域が原産国のワンちゃんは暑さに対応することが苦手のため、十分注意してあげる必要があります。では、自宅での室内環境をどのようにして整えてあげればよいのでしょうか。
【夏場の自宅環境はこれでOK!】
★室内温度
・エアコン23~28℃
・湿度50%ほど
★部屋の環境
・日の当たる場所にハウスを置くのは厳禁!窓を開けるなどして、風通しの良い場所にハウスを置きましょう。
・遮光カーテンを活用することで、直接日が当たることを抑えられます。
・常に新鮮なお水が飲めるようにしておきましょう。また、日の当たる場所に置くとすぐに熱くなってしまいますので、日の当たらない場所に置いてください。
★夏対策グッズを活用
・クールマットや床置きのクールボードなどを引いてあげるとGOOD!また、ペットボトル凍らせたものをタオルなどでくるんであげて置いておくのも、暑さ対策に効果的です。
夏場のフード保存で気を付けることってあるの?
夏場は特に食べ物が傷みやすい時期でもあります。それはワンちゃんたちが食べるドッグフードも同じです。気温や湿度の高い夏場は、ドライフードであってもカビや酸化、虫などが湧きやすい時期でもあります。そのため開封したフードは賞味期限に関わらず、早めに使い切ることをおすすめします。
【開封したフードの保存方法】
★ドライフード
・密封できる容器に入れ、日の当たらない場所に保管しましょう。
小分けタイプの物でないものは、ワンちゃんが食べる分を密封できる袋に入れて保管しておくと、痛みの心配が少なくて安心です。
★ウェットタイプのフード
・ワンちゃんに食べさせる時に開封するようにしましょう。
ウェットタイプは傷みやすいので、30分ほどを目安にして食べきれなかったら破棄するようにしてください。
ごはんを食べ終えた食器は直ぐに洗ってあげ、衛生面に気を付けてあげてくださいね。
夏場のお散歩はいつすればいい?
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夏場のアスファルトは、地表温度が60℃以上に達することがあり大変危険です。アスファルト以外にもマンホールやコンクリートのベランダ、砂場などもかなりの地表温度のため、素足で歩くワンちゃんはヤケドをしてしまいます。
また路面からの輻射熱(ふくしゃねつ)も強いため、熱中症の原因にも繋がります。特に、お散歩中にワンちゃんが舌をだらんと出し続けていた場合、熱中症を患っている危険性があります。
【お散歩はこの時間帯に行くのがベスト!】
★早朝と夕方
・朝は、日差しが強くなる前の7時前後までが良いでしょう。
・2回目のお散歩は日が落ちて、比較的涼しくなった19時以降であれば路面の温度も下がります。
【日中お出掛けする場合】
・小型犬であればキャリーケースやキャリーバックに入れて運ぶと良いでしょう。今では、ペットカートもありますので移動も楽にできるかと思います。
著者/ブリーダーナビ編集部