フレンチブルドッグが高額な理由は出産方法にある?!基礎知識まとめ

なぜ赤ちゃんを産むのに帝王切開をする必要になったの?

フレンチブルドッグの誕生の歴史に隠された事実

フレンチブルドッグはブルドッグの繁殖過程で誕生した犬種と話しましたが、そもそもブルドッグはどのように誕生したかご存知ですか。

ブルドッグの“ブル”とは英語で『雄牛』といいます。この名前の由来は、13~19世紀頃イギリスで盛んに行われていた雄牛と犬が戦う“ブルベイティング”目的のためにブルドッグは品種改良されました。

ブルベイティングは、鎖や杭(くい)などに繋がれた雄牛に対し犬達を放して戦わせる競技です。牛を倒すとその犬の飼い主は賞金が手渡されるので、いわゆる人間のエゴのためだけに開かれた競技でもあります。

品種改良される前のブルドッグは、口のまわりから鼻先にかけてマズルが長く、頭部と体部の大きさもバランスが取れていました。

しかしマズルが長いと雄牛の鼻を噛みつぶしたり、倒したりすることができません。人間たちは賞金欲しさに牛に噛みついても呼吸がしやすく、硬いものでもかみ砕くことのできる下あごをつくり、更には牛の角から逃れやすいように短足で体高を低くするなどして、雄牛に勝つための様々な品種改良を重ねてきました。また顔にシワがあるのも牛の角の傷害を抑えるためでもあったそうです。

これらの品種改良が重ねてきた結果、頭部が大きくて骨盤が小さい犬種となったのです。そのため、ブルドッグを始めフレンチブルドッグのほとんどは人の手を借りて出産をすることになったのです。

帝王切開にはリスクがつきもの

フレンチブルドッグのお母さんは命をかけて赤ちゃんを産みます

お母さんになる全てのいきものは出産する際、命がけでわが子を産みます。もちろん、産まれてくる赤ちゃんも命がけで生まれてきます。

フレンチブルドッグの出産は帝王切開が一般的とされていますが、自然分娩に比べて命に関わるリスクが高まります。なかには、危険が伴う出産で親子共々命を落としてしまうこともあるのです。


短毛種であるフレンチブルドッグを飼いたいと検討中の方は、帝王切開のリスクをきちんと理解した上でお迎えする必要があります。

まとめ

フレンチブルドッグの見た目はとってもチャーミングですが、産まれてくるまでのリスクが非常に高い犬種でもあります。そのため、お値段が高いのかもうなずけます。

フレンチブルドッグを始め、全てのいきものに対していえることではありますが、出産は命を伴うリスクがつきものです。なかには残念ながら命を落としてしまう母子もいることも忘れないでください。新しい家族を迎えたら、責任を持って最期まで愛情いっぱいに育ててあげてくださいね。


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