フレンチブルドッグは分離不安になりやすい?症状や治し方まで

分離不安は治せるの?

フレンチブルドッグ
photo by ivanovgood

分離不安にならないように気をつけていても、分離不安になってしまうこともあります。症状が深刻な場合は獣医さんやトレーナーなど専門家に頼る必要がありますが、症状が軽い場合はトレーニングで対応できることもあります。分離不安を治すトレーニングとは、どのような内容なのでしょうか?具体例を挙げて解説します。

クレートトレーニング

犬にとって安心できる居場所があれば、飼い主さんと離れる不安な気持ちを軽減できるといわれています。フレンチブルドッグの大きさに合ったクレートを用意して、愛犬の好きなタオルやおもちゃを入れて部屋を作ってあげましょう。

クレートトレーニングで大事なのは、飼い主さんと離れてひとりで過ごすことに慣れさせることです。まずは飼い主さんが家にいる時に、短時間でいいので別室に行って離れる時間を作りましょう。

もし愛犬が吠えるようであれば、吠えている時は戻らずに吠え止んでいる時に戻ってください。クレートトレーニング時は、嗜好性の高いおやつを入れた知育オモチャや、長持ちするアキレスなどを用意するのがおすすめです。

クレートトレーニングによって、飼い主さんと離れることに慣れた愛犬は「待っていたら必ず帰ってきてくれる」と理解してくれるようになります。その経験と学習が不安な気持ちを少しずつ軽減させ、分離不安を解消してくれるでしょう。

「待て」のトレーニング

「待て」のトレーニングは、飼い主さんとの信頼関係を強めるのに最適なトレーニング方法です。また、愛犬にも自信がつくので精神的にも安定してくるでしょう。

「待て」のトレーニング方法は、まず飼い主さんの足元にいる状態で「待て」と指示し、数秒間待てができたらご褒美を与えます。少しずつ「待て」の時間を延ばしていったら、飼い主さんはその場から離れるようにしていきましょう。

ポイントは、「待て」ができたら愛犬を呼んで褒めるのではなく、必ず愛犬が待っているところまで戻って褒めることです。こうすることで、クレートトレーニングと同様に「待っていたら必ず戻ってきてくれる」と理解してもらうのです。

留守中の行動に騒いだり叱ったりしない

仕事で疲れて帰ってきたら、部屋がぐちゃぐちゃに…。悲惨な状況を目の当たりにすると、愛犬を叱りたくなってしまいますよね…。しかし、破壊行動や不適切な排泄行動は極度の不安からきている行動なので、どうしようもないことなのです。

部屋の状況に騒いだり、愛犬の行動を叱ったりしても何も解決しません。ましてや破壊行動や排泄行動から何時間も経過していると思われるので、犬は何に対して叱られているのか理解できず、余計に不安を抱えてしまうでしょう。できるだけ淡々と片付けて、地道に分離不安を解消するトレーニングを続けていきましょう。

まとめ

フレンチブルドッグ
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フレンチブルドッグの分離不安について解説しました。

分離不安はフレンチブルドッグだからなりやすいというわけではなく、生まれ持った気質や育ち方などあらゆる要因が関係しているようです。症状が軽度な場合はしつけやトレーニングによって対応できることもありますが、症状が重度な場合は専門家の判断を仰ぎましょう。

愛犬のフレンチブルドッグの行動は甘えん坊な性格からきているのか、それとも分離不安の症状なのか。可愛いフレンチブルドッグに辛い思いをさせないためにも、今一度確認してみてくださいね!

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