チワワの気持ちはしっぽや耳の動きで知れる?

ワンちゃんは感情豊かですが、人間のように言葉でコミュニケーションを取ることができません。そのため、代わり目や耳、しっぽなど、全身を使ってその時の気持ちや感情を周囲に伝えようとします。

それは小柄なチワワも同様です。では、チワワはどんな気持ちのときにどのようか行動をするのでしょうか。今回は、チワワの行動から気持ち読み取るためのポイントを紹介していきます。

 

チワワのしっぽにはどんな特徴が?

チワワの気持ちはしっぽや耳の動きで知れる?
photo by Nikasucha

チワワは大きく分けてスムースコート(短毛)とロングコート(長毛)の2種類に分かれ、しっぽの特徴にも違いがあります。
基本的な形はどちらも同じです。根元から高く上がったしっぽが途中から半円形に曲がっており、しっぽの先が背中にくっついた形状が鎌のように見えることから、「シックル・テール(鎌尾)」と呼ばれています。
ロングコートチワワの場合、しっぽにフワフワの飾り毛が生えています。

 

しっぽの動きで気持ちが分かる?

皆さんご存知のように、しっぽはワンちゃんの体の中で、気持ちや感情が最も表れる部位です。飼い主からすれば、愛犬の気持ちを知るためにも、しっぽの動きの意味を知りたいところでしょう。

そのためには、まず普段のしっぽはどんな状態なのか把握しておく必要があります。普段のしっぽはどんな状態なのか知っておくことで、細かい変化にも気付けるようになるでしょう。

しっぽを振る、揺らしている

・大きく振る
しっぽを左右に大きく振っている場合は、相手への好意、または穏やかな服従の意味があります。
しっぽに加え、腰を振っているようなら甘えていて、垂らした状態で左右に振っていればリラックスして落ち着いた状態です。

・素早く振る
落ち着きがなく素早くしっぽを振っているようなら、興奮している状態です。しっぽの振り方が大きく速いほど、興奮が大きいと言われています。
興奮している状態というのは、必ずしも良い状態ではないので、その点には注意しましょう。

ポジティブな理由で興奮しているのであれば、撫でてあげたり遊んであげたりしてください。ネガティブな理由で興奮している場合、ワンちゃんの性格によっては噛みつかれる危険もあるので、状況を見極める必要があります。

しっぽを伸ばしている

しっぽを水平に伸ばしているようなら、何かに意識を集中している状態です。近くに気になる物があったり、何かが近づいてくるときに見られる動きで、対象に注目してはいるものの、敵意や恐怖はありません。
散歩中に突然この状態になったら、何か気になるものを見付けたサインです。

しっぽを上げている

・斜め上に向けている
自分が相手よりも優位であることを誇示するときのしっぽの動きです。
特に気が強い子に多くみられます。

・高く上げくねくねしている
攻撃の意思があることを示しています。

しっぽを後ろ足の間に挟んでいる

後ろ足の間にしっぽを隠すように下げているようなら、それは怯えている時の仕種です。そこからふせのように姿勢を低くしているようなら、警戒して次の行動を考えています。
怯えている以外にも、痛みを感じているときも同じ体勢になるので、小刻みに震えているようなら、体調不良の可能性を考えるといいでしょう。

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